与件文から読むか、設問文から読むか

同友館
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こんにちは

ノリで合格してみたらええやん!独学ストレート合格ナビゲーターのさっきーです(^^)/

8月が終わり、9月がスタート!2次試験までどんどん迫っていきますね。今日も大手予備校では公開模試が行われていると思いますが、皆さんきっと、解答作成の力をメキメキ付けていることと思います。

さて、1年前のさっきーはどうしていたかというと、彼女に振られました( ^ω^ ) 森山直太朗の「夏の終わり」を聴き、「さ、2次試験の勉強がんばるか…」とひぐらしの声もBGMにしんみりと机に向かったことは記憶に新しいです(一部脚色あり)。と、そんなプライベートなことはどうでもよく、勉強はどうだったかというと、この時期まで過去問を一度も解いていませんでした…!

そんな時間もない、独学の中、さっきーの解き方としては、必ず与件文から読み、設問文を読んで解答していく、というスタイルでした。当時は与件文から読むしかありえないと思っていたのですが、ふぞろいメンバーに聞くと設問文から読む派が案外多い。ぶっちゃけ設問文だけ先に読んでも意味ないやろ、と思っていたのですが、先日の大阪夏セミナーでハッとしました。

各事例の解答プロセスについて、だいまつからプレゼンをしたときです。プレゼンでは、各事例のマスト切り口について話し、その切り口にもとづいて設問を解く内容でした。要素に分解し、解法にあてはめる。会計の問題を解くような解き方をしているんですね。己の国語力が解答力の源泉みたいなやり方だったさっきーとはまったく異なります。

例えば、事例Ⅰで人的資源管理施策を問う問題が出たら、まずは必ず「茶化」(シンゴの記事を参照してください)をあてはめてみる。そして「有能な人材の確保」なんてフレーズが設問文に書いてあったとしたら「採用」「育成」はマストだな、使えそうな与件文はないかな、と情報を探しに行く。これならアタリを付けて与件文を読むことができますし、効率的に情報を整理できます。

さっきーの場合は逆でした。まず与件文を読んで、全体像を知り、設問にぶつかっていく。毎回がガチンコ勝負みたいな感じですね。さっきーとしては与件文から読むタイプが性に合っていましたし、設問から読んでも時間の無駄だと思っていました。

ハッとしたのは、今考えると自分は設問文から読むタイプに「変えようがなかった」んじゃないか?ということです。オーソドックスな切り口を習得しないままに設問文だけ読んでも仕方ありません。正直、頭に残りませんから。

ふぞろい等の活動を経てそうした切り口を知るようになり、あらためて事例を解くと、与件文の読み込み方はまったく異なりました。設問文から読むことの意味を体感しました。さっきーは事例Ⅲがニガテだったのですが、事例Ⅲでよくある切り口「生産計画→生産統制→実行」の流れで考えると、わりとすんなり考えることができたんですね。事例Ⅲといえば専門用語も出てくるし、工程はイメージしづらいし、国語だけで考えるにはしんどかったのがニガテ意識の原因でした。

ただ、勉強会で他の受験生の解答を見て思うのは、設問文から読むタイプを突き詰めすぎてはならない、ということです。突き詰めすぎると、切り口だけで解答を満たそうとしてしまい、与件文を無視してしまう可能性があると思います。

例えば、「茶化」ありきで考えてしまって、与件文上A社は資金繰りが苦しく、報酬をアップさせる余裕はないにも関わらず、報酬のことを書いてしまう、とかです。設問文から読み、そこで切り口を使うのはあくまで情報を整理するためのテクニックなのに、とにかくその要素全部入れようとしてしまう、本末転倒ですよね。

2次試験は助言に関する問題だということを忘れてはなりません。要素を詰め込めばOKではなくて、読んで伝わるか、というのは何よりも大事にしてほしいと思います。

さて次回は、本番勝負!2週間追込み☆多年度生合格ナビゲーターまきが登場!ご期待ください♪

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