【事例Ⅱ】が不得意な中高年世代のあなたに

同友館
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近所の小学校では9月末が運動会です。練習も終盤のようで、先生のマイクの声が少なくなってきたような気がします。春に運動会を終えた学校も多いのですが、やっぱり運動会は秋晴れの下、ですね。みんな、がんばれ!

今日も訪れて下さってありがとうございます。

のどかな町から応援します=中高年&多年度受験生ナビゲーター、かたじー です。
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私の個人的な経験も、たまにはお役に立つかもしれません。お読みいただけると幸いです。

 

■ 二次試験まで1ヶ月を切りました

前2回で事例Ⅳと事例Ⅰが不得意な方へ、もしかすると60点獲得できるかも?の記事を書きました。
事例Ⅳが不得意な方へ・・・こちら
事例Ⅰが不得意な方へ・・・こちら

追い込み中の中高年世代のあなたに、少しは役に立つことを期待して、今日は事例Ⅱ、次回は事例Ⅲを書きます。

■ 事例Ⅱが不得意な中高年世代のあなたに

私の独断と偏見で作ったルールですが、もしかすると案外とイケるかもしれません。
どのくらいの効果が期待できるか、過去問2年分でやってみます。
なお、解答案そのものは提示していませんので、「ふぞろい」などでご確認下さい。

もちろん、高得点を狙える方はスルーして下さい。
読まれる方も、“そんな考えもあるのか”ぐらいのゆる~い感じでどうぞ。

 

■  ルール1 「ターゲット」は与件文の中に存在する

マーケティングの対象になるターゲットは、①与件文に書いてある、または、②与件文から単純なロジックで追います。
自分でターゲットやその特性を考え出してはいけません。この試験では、あなたの独自性や創造性は評価対象外です。

具体的に見ていきます。
【H28年】
与件文に登場するのは、「女性」、「シニア」、「外国人観光客」です。
このうち、B社のしょうゆ製品の顧客になる可能性を示す描写があるのは、「食に敏感な女性」だけです。よって、この人達がターゲットになりそうです。

【H27年】
与件文に「周辺人口は増加傾向」と記載があります。素直に、増加している流入人口がターゲットと考えます。どういう人々か、グラフから読み取ります。

というように、必ずターゲットにたどり着けるように、与件文や設問文に直接または大きなヒントが書かれているようです。設問文を見た時に、何を探せばいいのか分からなくても、与件文に書いてある登場人物を抜き出して設問と突き合わせれば、たどりつけるようです。

 

■  ルール2 図や表から読み取ることは単純である

H25年から、事例Ⅱでは図や表が与件文に提示されるようになりました。
図や表が苦手な人は困っているかもしれません。

でも、図や表が主張するのは、①「増加」・「減少」、②「多い」・「少ない」、③「大きい」・「小さい」ぐらいだ、と割り切っても点数獲得上の不利益は小さいと思います。
「中小企業白書」を学んだ時の図表の説明も、「全体では減少している」とか、「一貫して増加している」とか、でした。それと同じ感覚です。

これも具体的に見てみます。
【H28年】
〔図表1〕

1)しょうゆ数量・金額・一人あたり消費量 は、どれも一貫して「減少」 しています。

〔図表2〕

2)しょうゆ数量推移は、一貫して「減少」しています
3)しょうゆ関連製品数量推移は、全体として「増加」しています
第2問(1)で今後の製品戦略の解答要素の一つとして3)が使えます。

【H27年】
〔図1〕

1)高層マンション街の面積が「大きい」 ⇒ 人口の増分はほとんどマンション居住者であり「多い」、と推定できます。

〔図2〕

2)2005年と2015年を比較すると、幼児と30代を中心に人口「増加」 つまり、 流入人口はマンション住民のファミリー層であり、これがターゲットです。

また、2005年の人口分布を右に10年分ずらして2015年と比べます。2005年の50代のピークは2015年の60代のピークに移り、「減少」しています。したがって、与件文にあるように、この層では人口が流出していることがわかります。

このように、①「増加」・「減少」、②「多い」・「少ない」、③「大きい」・「小さい」、を切り口にすると、図表が解読できる気になりませんか?

 

■  ルール3 「マーケティングナントカ」は市場への働きかけの方法

事例Ⅱでは、マーケティングナントカ、といいう漠然とした言葉で解答が求められることがあります。こんなときに、思い出してください。

マーケティングナントカの設問への解答案は、ターゲットに対して、何のために、何を働きかけるか、です。

各年度で見てみます。
【H28】 第4問(2)
「マーケティング・コミュニケーション」
「コミュニケーション」は、双方向の相互理解、のイメージと思います。よって、意味合いは「市場と自社が双方向で相互に理解し合う」でしょう。この問題では「リピートを増やす」目的に沿って、「インターネット販売を利用する顧客」と自社が「相互理解が得られるよう」働きかける方法を解答するのだと思います。

【H27】 第1問(3)
「マーケティング戦略」
意味合いは、「市場への働きかけのためにやること」です。この問題ではターゲットである「ファミリー層」へ働きかける方法を解答し、新規顧客として獲得することを図るのでしょう。

事例Ⅱで出てくる「マーケティングナントカ」の翻訳方法はほぼ決まっています。過去問で解答の方向性を確認して、試験当日の戸惑いを防止しましょう。

 

■  以上、困った時の3つのルール、いかがでしょうか。

最後まで読んで下さってありがとうございます。
あなたの合格のお役に立てば幸いです。

 

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