中高年世代の二次試験スタートダッシュ

同友館
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我が家の周辺では、もうクマゼミは鳴き終えたようです。この後、ミンミンゼミの大合唱、ヒグラシ、ツクツクボーシと続いて、いよいよ二次試験がそこまで来ます。・・って、せっかちすぎるかな。

今日も訪れて下さってありがとうございます。

のどかな町から応援します=中高年&多年度受験生ナビゲーター、かたじー です。
自己紹介は → (こちら

私の個人的な経験も、たまにはお役に立つかもしれません。お読みいただけると幸いです。

■ 一次試験も、ふぞろい夏セミナーも終りましたね。

みなさま、お疲れ様でした。次のステップへ、いいスタート切れていますか?

自己採点でにっこりできた方、おめでとうございます。さあ、いよいよ二次試験です。

そうでない方も、協会の発表を待ちましょう。去年のあんなことの後だと、何が起きても不思議ではありません。私も祈っています。

今日は、「二次試験に向けて、スタートダッシュを!」・・と、一心不乱に過去問に取り組んでいる中高年世代のあなたに、ちょっと待て、の注意喚起です。

今日お伝えしたいことは、

二次試験のルールを確認して自分のプレー内容を決めないと、合格は遠い、

です。

以下、私の経験と独断から得た3つのルールを紹介します。

 

■ ルールその1

解答に使うのは

  • 問題の与件文や問題文、
  • 一次試験の知識(たとえば「全知識」)
  • それらを繋ぐロジック

だけ。

中高年世代の経験や固有の知識は、「使わない」こと。中高年世代の頭の中にある、豊かで効率的なコツや経験や知識は全く使う場所はありません。使うと不合格を引き寄せます。

この試験は良い解答を書いた人が合格する、なんてことはなくて、誰でも書ける解答を書いた人が合格するのです。あなたにしか書けない解答は、「誰でも」書けないので加点されません。

私は自分の経験や知識を「試験の間だけ横に置く」スキルを獲得して試験に臨みました。

 

■ ルールその2

「読む、考える、書く」ではなく、「探す、繋げる、書く」

 

二次試験は論文審査ではなく、診断士としての基礎知識を使って設問に解答することが求められています。高校国語の長文読解問題のようです。頭の中から湧き出すナイスアイデアは、この試験では求められません。

具体的には、

1)設問文から診断士として持つべき解答パターンをいくつか準備し、パターンにあった解答要素を与件文から探す
2)探した解答要素を繋げる・・・解答要素だけで繋がらなければ、一次知識やロジックを使う。
3)1文(節)あたり20~30文字程度で解答文を書く

実際の職場での業務の流れは二次試験とは違って、

a)問題を理解して目標(状態)を定義し、
b)現状や経営資源と矛盾しない実行可能な策を考え、
c)単独またはチームで実行する

だと思います。
ポイントはb)で、業務では解決策は経験・知識・所属する業界の常識等を使って全力で考えて出すのですが、事例問題では与件文の中から「探し出す」のです。ここで、中高年世代が全力で解答すると、残念な結果になります。

中高年世代が設問に全力で答えると、自身の経験・知識を活用した「論文」を作ってしまいます。どれほど良くできた論文でも加点されることはなく、出題者が用意した「誰でも書ける解答」と違っていれば、減点されて結果は不合格です。

 

■ ルールその3

与件文の言葉(ワード)はそのまま使う

言葉には必ずニュアンスがついてきます。例えば、「ニッチな国内市場」は「小さな国内市場」と言い換えても良さそうですが、出題者が語感に込めた感覚は私達には知り得ないので、「ニッチ」と「小さい」を言い換えてはいけません。

 

■ ルールを体得するために

「中高年世代の二次試験突破力養成ギブス」を前に紹介しました。 → (こちら)。

著者が意図を持って書いたコラムをその意図に沿って要約することで、ルールを体得するのが目的です。
始めた方は、要約のできばえチェックをお忘れなく!

1)日本語になっているか、・・・主語と述語が一致しているか
2)コラムからの引用文字数、

を見てください。

これができると、いつ書いても同じような解答が書けます。つまり再現答案がかなりの精度で作れるようになります。

また、これができてから過去問に当たると、問題によっては出題者の意図と「誰でも書ける解答」が見えてくることがあります。

あと10週あまり、健闘を祈ります!

 

■ 最後まで読んで下さってありがとうございます。

あなたの合格のお役に立てば幸いです。

 

■ 明日は、 道中も楽しもう♪多年度生ナビゲーター、そる  が登場します。

情報エキスパート、だけじゃない そる のブログにご期待下さい!

 

 

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