二次専念組の中高年世代が今やっておくこと

同友館
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例年、今頃になるとカエルの浴室侵入事件が発生し、飛び跳ねるカエルを捕まえて田んぼに戻しています。今年もいよいよ梅雨のシーズンです。

今日も訪れて下さってありがとうございます。

のどかな町から応援します=中高年&多年度受験生ナビゲーター、かたじー です。
自己紹介は → (こちら

私の個人的な経験も、たまにはお役に立つかもしれません。お読みいただけると幸いです。

■ 今日のテーマは二次試験対策

まもなく、真新しい「ふぞろい10」が、みなさまに向けて書店に並びます。うれしいです。
同時に、みなさまに気に入っていただけるに違いない、と信じています。
また、今年の二次試験日まであと132日になりました(6月12日起点)。

というわけで、二次対策に専念している中高年世代のあなたに、今やるべきと私が思うことを紹介します。
去年の今頃の私は二次専念組で、解答プロセス再構築の真っ最中でした。

■ 今やるべきは、自分の解答プロセスの確立

解答プロセスが固まったかどうか、判断基準は「再現性良く再現答案が書けるか?」だと思います。

よく言われることですが、この試験は「キラリと光る解答」ではなく、「常にふつうの解答」が書けないと合格はおぼつかないようです。「常にふつうの解答」が書けるようになったら、あたりまえに再現性の良い再現答案が書けます。

これが腑に落ちるまで、『どうして合格者は再現答案の作成が大事だと言うのかな? 終わった後に答案思い出して書いても遅いだろう』、と私は思っていました。

常にふつうの解答」を書くための方法論が解答プロセスであり、その結果が再現答案だったのです。

私にはトラップになっていたのですが、ベテランの社会人としての経験や自負・プライドが「ふつうの解答」を書くことを躊躇させます。「そんな当たり前のことを書いてもねぇ・・」、と思ってしまいがちでした。そこで、「キラリ解答」の要素がつい入ってしまい、合格が遠のいていたようです。

「素直な解答」とは、中高年世代にとって「自分に素直」ではいけないのでしょうね。だから、方法論がないと作問者の期待する「素直な解答」が中高年世代にはなかなか書けないのかなと思います。

解答プロセスは「キラリ解答」を防止して「常にふつうの解答」を書くための自分用の方法論で、決して高得点を取るためではない、と私は見切りました。

また、何度もやって慣れることが重要で、過去問や演習で解答プロセスを繰り返し試して、本番では流れるように解答できるといいな、と思いました。

■ 解答プロセスの例 - かたじー の場合

(1)設問に対して、答え方を決める
聞かれ方はいろいろあるけれど、

  • 与件文中に散らばっている事実をフレーム(例えばSWOT、5FやSTP、3Cや4P、QCD・・)で整理して答えるタイプ
  • 分析(=AとBを比較してその違いや共通部分を認識)して答えるタイプ
  • 整理・分析結果と一次試験の知識を組み合わせて答える助言系のタイプ

ぐらいに分けて、対応することにしました。ただ、③は深追いしないことにしました。いい助言ができたと思ったら大体外してる・・・。

(2)与件文から、解答に使える根拠や解答要素を探して集める

(3)集めた根拠や解答要素を組み立てて解答構成を決める
実際には根拠や解答要素を線で繋いで解答の設計図(書く順番のメモ)を作ります。

(4)作文して解答用紙に書く(もちろん練習時も肉筆です)

ところで、気がつきましたか?
(2)以下は、「二次試験突破力養成ギブス」として紹介した春秋要約のやり方と同じなのです。
(前の記事は こちら

春秋要約を毎日の日課にして筆記していると、40字で書ける内容が大体つかめてきます。そうなれば、(3)のメモを見ると文字数の見当がついて、書くべき(と思った)内容が解答欄のほぼ字数どおりに書けるようになりました。

(5)自分の解答をチェックする
過去問演習では、自分の解答と「ふぞろい」の解答を比べ、根拠や解答要素の過不足を確認します。受験校の演習でも点数を気にすることなく、「模範解答」と比べ、根拠や解答要素の過不足を確認します。

また、他人(たとえば奥様とか)が読んでわかる日本語になっているかも要チェックで、実際に読んでもらって「まるでわからない」と酷評された人もいます・・・。

メンタルが弱い人は、奥様になったつもりで読むと「この書き方ではわからんだろうな」と改善点がわかります。このやり方を身に付けると本番でも役に立ちます。

■ くり返します、今やるべきは、自分の解答プロセスの確立

誰かのをパクってもいいし、改変してもいい。まさに今は、二次専念組は「常にふつうの解答」が書けるように自分だけの解答プロセスを確立する時期だと思います。

そして、7月以降は「素直な解答」を書くことに習熟して、余裕で本番を迎えるのです。

■ 告知です! 
一次試験のすぐ後に、ふぞろい夏セミナーを開催予定です。
大阪は8月11日(金・山の日)、東京は8月12日(土)ですので、みなさまぜひご参加下さい。

 

■ 最後まで読んで下さってありがとうございます。

あなたの合格のお役に立てば幸いです。

■ 明日は、 道中も楽しもう♪多年度生ナビゲーター、そる  が登場します。

甘いマスクの? 情報エキスパート、 そる のブログにご期待下さい!

 

 

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