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【2次試験】環境分析は最後にまとめる!?一貫性のある合格答案を生み出す第1問の解答戦術

同友館
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こんにちは!いまむです。

いよいよ2次試験に向けた学習も本格化してくる時期ですね。日々事例問題と格闘している皆さんに、今日は事例ⅠからⅢの第1問で問われることの多い「環境分析」の重要性についてお話ししたいと思います。

2次試験は振り返り(復習)が大事!過去問演習後は、自分が書けなかった論点や知識を余すことなく吸収しましょう!

なぜ、環境分析?

今回なぜこのテーマを選んだかというと、ふぞろいプロジェクトで数多くの再現答案や合格答案に触れるなかで、ある傾向に気づいたからです。

それは、「第1問の環境分析の精度が、事例全体の得点を大きく左右している」という点です。

少しシビアな話になりますが、第1問での分析が崩れてしまっていると、その後の設問も連動して点数が伸び悩む傾向が見られます。一方で、第1問で抽出した要素の精度が高い答案は、全体を通して高得点をマークしているケースが非常に多いのです。

第1問は与件文から要素を抜き出すだけの問題に見えがちですが、この環境分析の精度が、事例全体のストーリーの土台になっていく大切な部分だと思います。

環境分析とは?なぜそこまで重要なのか?

そもそも、環境分析とは何でしょうか。中小企業基盤整備機構(中小機構)では、代表的な手法であるSWOT分析について次のように解説されています。

「事業計画書の作成にあたって、はじめに会社の状況を把握しておくことが大切です。そのための方法の一つに、「SWOT(スウォット)分析」があります。
SWOT分析は、自社の事業の状況等を、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つの項目で整理して、分析する方法です。
SWOT分析をすることで、事業の戦略方針が明確になり、事業計画書に説得力が生まれます。」

(出典:中小機構「マンガでわかる『SWOT分析』|補助金活用ナビ」より引用)
リンク:マンガでわかる「SWOT分析」 | 補助金活用ナビ(中小機構)

ここでのポイントは、「戦略方針が明確になり、説得力が生まれる」という部分です。

2次試験において、第2問以降で問われる「今後の戦略」や「具体的な施策」は、第1問の環境分析(現状把握)の上に成り立っています。
たとえば、令和7年度事例Ⅱの第1問では「3C分析」が問われました。SWOTであれ3Cであれ、「環境分析」を正確に行うことで、その後の施策(マーケティング戦略など)に説得力が生まれるという部分は共通しています。

強みを活かして機会を捉える、あるいは自社の強みと顧客(ターゲット)のニーズを的確に結びつける。この方向性が第1問で定まっていなければ、どれだけ良い施策を第2問以降に書いても「事例企業に寄り添っていない」と評価されてしまう可能性があります。

環境分析の精度を上げる「後回し・選別」アプローチ

とはいえ、実際の与件文を読むと「強みも弱みも多すぎる!」「競合や顧客ターゲットがいくつもあって、どれを第1問に書けばいいか迷う…」という事態に陥りがちです。 

ここで、ふぞメンバーも実践していたアプローチをご紹介します。

それは、「第2問以降(戦略・施策)を先に解いてから、第1問(環境分析)を清書する」という方法です。

①全体を把握する:まずは与件文を読み、ざっくりとSWOTや3Cの要素にマーカーを引いたり、メモをしたりします。

②第2問以降を解く:設問の要求に従い、抽出したSWOTや3Cの要素を使って「今後の戦略」や「具体的な施策」を組み立てます。

③第1問に戻って選別する:第2問以降の解答で「自分が使った強み」や「狙いを定めたターゲット顧客」などを改めて確認し、それが第1問の解答のメインとなるように、抽出したものの中から重要度の高いものを選別して清書します。

実際に様々な答案を見比べてみてあらためて感じたのは、「高得点の答案は、第1問から最終問までの一貫性が保たれている解答が多い」という点です。

与件文に散りばめられた多くの要素から、「今後の戦略において重要なもの」を逆算して選ぶために、第1問をあえて後に回すというのは、理にかなった一つの有効な戦術だと言えます。

実務の世界でも環境分析がすべての出発点!

ここまで試験対策としての重要性を語ってきましたが、環境分析は、私たちが中小企業診断士として活動する実務の世界でも基本となる重要なスキルです。

たとえば、ものづくり補助金などの「補助金申請書の作成支援」においても、まずは事業者のSWOT分析などの環境分析からスタートすることが多いです。
自社の強みと外部環境を客観的に分析することで、単に申請を通すためだけでなく、その企業にとって本当に有効で、納得感のある事業計画を描くことができるようになります。

試験の第1問は、まさに実務の第一歩。
「単なる抜き出し問題」ではなく、「社長と一緒に会社の現状と未来の土台を整理する作業」だと思って、ぜひ丁寧に取り組んでみてください。ここを確実におさえることが、プロの診断士としての活動にもしっかりと繋がっていくはずです。

皆さんの2次試験突破に向けた日々の学習を、心から応援しています!

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