受験生の皆さん、トーキチローです。
1次試験が近付いてきましたね。
このブログをお読みいただいている方は2次受験生が多いと思いますが、今日はちょっと長くなりますが私の1次試験の経験をお話ししたいと思います。
皆さん、1次の本番をシュミレーションして追い込みに余念がないと思いますが、試験本番は何が起こるかわかりません。
必死で覚えた項目が出題されず、捨てた項目が出題されて焦ったり、覚えたはずの言葉が出てこなかったり・・・。
そんなとき、大切なのは「平常心を保つこと」ではないかと思います。
ただ、平常心を保てと言われてもそれはなかなか難しいことですが、そんなときは「自分のお守り」を強く意識することで平常心が保ちやすくできると私は思います。
私のお守りは、?試験のために万難を排して1,200時間勉強したという自負心と、?娘が作ってくれた「お菓子袋」でした。
お菓子袋は、受験機関に通い始めたときにコピー用紙をセロテープで貼り合わせて作ってくれたもので、中身がなくなると娘が大切にしているプッチョやミッキーのチョコレートなど、自分のお菓子を分けてくれているものでした。
普段使わない頭へのブドウ糖補給のために講義や模試の休憩時間に食べ、その度に診断士資格取得という自分の目標のためだけに休日を使わせてもらっていることに感謝していました。
1次試験は18年と19年の2回受験しましたが、18年の1次で図らずもそのお守りが役に立ったんです。
試験前に2日間休暇をもらって万全を期したはずでした。
ただ、1日目の経済が例年とはちょっと傾向が違っていて「これはまずい」と思うまま試験は時間切れ。
その気持ちをひきづったまま財務に突入し、ここでも撃沈!
財務が終わった後の昼食時間、おにぎりを食べていると不覚にも涙が出てきそうになりました。
頭の中では、自分なりに今まで頑張ってきたのに全く良い感触のないままに終わってしまった2科目のこと、1年間応援してくれた家族のことが駆け巡っていました。(さすがに40を過ぎたオヤジが人前で泣くわけにいかなくて、ぐっとこらえましたが)
このままでは足切りは確実だから、帰ってしまおうかとも考えました。
しかし、娘に作ってもらったお菓子袋を見たときに、今まで家族に応援してもらい犠牲を強いてきたのにこんなことで諦めていいのかという思いが湧いてきました。
そして、サブノートの最後のページにこれまでの家族の協力に対する感謝の気持ちを書いて、沈んだ気持ちを奮い立たせました。
そうすると不思議と気持ちが落ち着いて、その年の1次試験を無事通過することができました。
この時に書いた文書は私の3番目のお守りとなって、19年の合格につながりました。
使い込んだ問題集、サブノート・・・お守りは何でも構いません。
試験でくじけそうになったら自分のお守りを見て心を落ち着かせてください。
あなたのお守りは何ですか?