みなさんこんにちは!
「あきらめたらそこで試合終了だよ」ストレート生合格ナビゲーターのよこみーです。
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さて、今回は平成28年度の問題を題材にして、事例Ⅱについてのポイントをお伝えできればと思います。
まず、最初に認識すべきは、事例Ⅱで出てくる事例企業の最終目的は「売上向上」です!(と考えるべき、といった方が表現が正しいかもしれません。)
直接的に売上向上施策を聞かれることは平成28年度ではありませんでしたが、聞かれた場合は「売上向上」=「客数」×「客単価」に分解して考えるアプローチは持っておきたいところです。*こうすれば、少なくとも2つの視点から解答を考えられますよね!
こういったように事例Ⅱでは、問われていることに対してどのように「切り口」を設定して記入するか、といったことが特に重要である事例だとよこみーは感じています。
それでは、実例を用いてみていきましょう。
第1問(配点20 点)
B社のこれまでの製品戦略について、80字以内で整理せよ。
皆さん、「製品戦略」と聞かれて、どういう切り口で記入するべきか見当がつきますでしょうか?
テキストで調べると、製品戦略の中には、「製品ライン」や「製品アイテム」、「製品ライフサイクル」「ブランド」なんていう切り口が発見できました。よこみーは本番で、「製品戦略ってなんだっけ…?」っていう状態だったので、以下のように切り抜けました。
★事例Ⅱで「戦略」と聞かれたら、「誰に」「何を」「どのように」を強烈に意識する。
「製品戦略」を「製品」と「戦略」に分解して考え、「製品」について、「誰に」「何を」「どのように」開発・販売しているのか?という切り口で記載しました。
そうすると、少なくとも3つの切り口で解答ができるので、多面的なアプローチでの解答になり、得点できる可能性が増えますよね。
実際によこみーの解答は、「こだわりを持つ高級志向な最終消費者に対し、地元の原材料を使用し自社の蔵で杉桶を使った伝統的手法で作ったしょうゆを他社の動向を見ながら新製品開発を行い提供してきた。」と記載しました。*「誰に」「何を」「どのように」
ではもう一つ見ていきましょう。
第2問(配点30 点)
11代目予定者は、自分の代になってからもこれまでの製造スタイルを大切にしながら成長を追求していくつもりでいる。しかしながら、製品アイテムは見直すことを考えている。
(設問1)
B社の今後の成長に必要な製品戦略について、ターゲット層を明確にしたうえで、100 字以内で説明せよ。
(設問2)
(設問1)で想定したターゲット層に訴求するための、プロモーションと販売の戦略を80 字以内で説明せよ。
ここでは、2つの設問が1つの大問でくくられており、明らかに設問間で関係があるので、設問1を「誰に」「何を」、設問2を「どのように」、と切り口を分け、解答を作成しました。
*ちなみに「プロモーション」と聞かれて、何を想像しますか?「広告」「パブリシティ」「人的販売」「販売促進」は出てくるようにしておきましょう!
事例Ⅱでは、こういったように知識を前提にして聞かれる問題が結構登場します。「製品戦略ってどういうものか分かっているよね。その知識を基に本文を読んでみたら何を書けばよいか分かるよね」といった具合に出題されます。もちろん診断士の試験なので、そのあたりの知識は当然必要で、試験前までにいろんな知識を持っておくことが大切です。でも、試験会場でこういった知識がスッと出てこない場合、めちゃめちゃ焦りますよね…。
できるだけそういったリスクを低減させるために、過去問でどういう問われ方をしていて、どういう切り口で考えればよいのか、というのを、ふぞろいを使って分析しておきましょう!
そして、次回はGW前のラストブログになるため、事例Ⅲのポイントをお伝えしようと思います。よこみーが一番最初に得意になった事例ということで、好きな事例でもあります♪
さて、明日は 七転び八起きの独学受験生・2年目生合格ナビゲーター はやたつ の登場です。次回はどんな素敵な心のプレゼンが聞けるのか・・。僕も楽しみです♪
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