中高年にとっての二次試験

同友館
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訪れて下さってありがとうございます。

■4月です、春本番ですね。当地でも、もう桜(ソメイヨシノ)は咲き始めています。

我が家の前は小学校の通学路なので、まもなく大きなランドセルを背負ったピカピカの新1年生が桜の木の下を緊張した面持ちで通るでしょう。毎年のことですが、がんばれ1年生、とエールを送っています。

のどかな町から応援します=中高年&多年度受験生ナビゲーター の かたじーです。

自己紹介は → (こちら

私の個人的な経験をもとに、たまにはお役に立つかもしれない内容をのどかに書いています。リラックスしてお膝を崩して、流し読み程度で充分ですので、お読みいただけると幸いです。

2回目は、
中高年世代の二次試験合格は若い世代より難しい、という厳しいお話から

4回目の受験を決めた時、今までのやり方だと合格する気がしないので、どうするか考えました。中高年世代の合格率は低そうなので、まずそこから確認しました。

下の図は診断協会が発表する統計資料から、直近4年間(H25-H28)の二次試験の世代別平均合格率を計算したものです。(なぜ4年間か?・・私が受験した年度だから・・・)。

ちょっと凹みました。こんなにはっきりした結果が出るとは思いませんでした。
①年齢と合格率は完全に負相関すること
②中高年世代(50,60代)の合格率は20,30代に比べ、ほぼ半減すること
が、読み取れます。中高年世代には厳しい現実です。

確かに、昔に比べて記憶力は落ち、集中力も続かないような気がする。・・・加齢と共に、能力も低下するのか?、 調べました。

■脳科学が教えてくれた知見の受け売りです
知能を2種類に分けて考える仮説があります。 ①結晶性知能と、②流動性知能です。

この図は、年齢による二つの知能の推移仮説をイメージ化したものです。

① 結晶性知能
過去の経験を土台にした専門的で個人的な能力で、知識や知恵、経験知、判断力など、経験とともに蓄積される知能のこと。芸術や経営等、経験した年数により知識や経験が脳内で抽象化されてネットワーク化されるに伴って、この知能は伸びてゆく。

② 流動性知能
計算力や暗記力、集中力、IQ(知能指数)など、いわゆる受験テクニックに反映されるような知能のこと。18〜25歳くらいがピークで、その後は徐々に低下する。ただし、鍛えることは可能で、TVゲームの「脳トレ」はこの能力の向上を狙っている。

中高年世代では、結晶性知能は伸びるが、流動性知能は衰える、ということのようです。
いいことも悪いこともあるよ、ということですね。

 
あらためて世代別合格率と比較すると、結晶性知能とは負相関し、流動性知能とは正相関しています。つまり、

二次試験の中高年世代合格率が低い理由は、この試験に合格するための知能が、中高年世代が得意な結晶性知能ではなく、低下した流動性知能であるため

と考えられます。

もちろん仮説ですが、よく言われる 「自分の経験知を使わず、与件文に素直に」 とも合っているように思います。

■そうか、そういうことなら
結晶性知能の発動を抑え、流動性知能を最大限利用して解答すると合格確率を上げられるかもしれない

と思いました。・・・すいません、長くなったので、私がやった方法は次回に紹介します。
名づけて、「二次試験突破力養成ギブス」。(使うのは、まじめに日経新聞1面コラムの春秋です。)

あなたの合格のお役に立てば幸いです。

■最後まで読んで下さってありがとうございます。

明日は、 道中も楽しもう♪多年度生ナビゲーター、そる  2回目の登場です。
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