はいさい!2年目生合格ナビゲーターのうみんちゅです。
筆記試験を突破された方、おめでとうございます!昨日は口述試験でしたね。1次試験や筆記試験とは違う、会場の歓迎ムードに驚いたのではないでしょうか。もうこのブログを読んでいる方も少ないとは思いますが…、たまたま目にしてくださったあなた、これからは診断士仲間としてどうぞよろしくお願いします。
一方、今回は残念だったあなた。このブログを読んでくださっているということは、まだ戦い続ける気持ちがあるということですね。今回も、今年の本試験、事例4について、設問を読んで考えたことを徒然とお話します。何かの参考になれば幸いです。
以下は、ご自身の目で本試験問題を一度見てからご覧ください。 本試験問題はこちらからダウンロードできます。
それでは始めます。
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(全ページをめくり、事例全体を眺めて)今年もちゃんとB/SもP/Lもあるな。そして2期分あるので、経年比較だな。(P/Lを眺めて)売上高は急に伸びているけど、営業外費用や特別損失が大きく、最終利益が減っているな。投資まわりで何か問題がありそうだ。業種は飲食店か。そして多店舗展開しているな。やはり投資まわりかな。
(設問全体を眺めて)第1問は、毎年恒例の経営分析。第2問でキャッシュフロー、第3問で貢献利益、第4問はなんだかややこしそう。単位は、全体を通じて百万円だな。
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■第1問
安定の経営分析。今回は「課題を示す財務指標のうち重要と思われるもの3つ」か。「経営指標」ではなく「財務指標」だから、B/Sを中心に考えるのだろうか?いや、ここは「3つ」であることをふまえ、お作法どおり「収益性」「効率性」「安全性」の3つで検討すべきだろう。設問2で「課題が生じた原因」を指摘させられるので、他の設問で解決できる原因、そしてそれにより達成される課題に焦点を絞るのが、鍵になりそうだ。
小数点第3位で四捨五入することを忘れずに。また今のうちに、解答用紙に( )を書いておき、記入場所の間違いや単位書き忘れを予防しよう。
■第2問
本社社屋の建設?売上に直接貢献しない投資とは、なんだか珍しいお題だな。
設問1で営業キャッシュフロー計算か。短期借入がガツッと増えている中、投資資金が捻出できるかを考えさせるのだろうか。
設問2は投資の意思決定に関した設問だな。この本社には店舗がついているのか?なんだかよくわからないけど、わざわざ計算過程を分けて問うてくれていて、難度を下げているな。いつもならこの手の問題はスルーだけど、今回はしっかり獲らないといけなさそうだ。
■第3問
ここはいつもの、貢献利益で事業継続の可否を検討する設問だ。確実に獲ろう。
第2問で新店舗出店の話があったり、事業継続の可否を検討したり、間違いなく収益性の向上は課題となるな。加えて、店舗まわりに問題にあるということは、有形固定資産回転率の向上も課題になりそうだ。
■第4問
なるほど、予約システムの導入もあわせて、収益性を上げたいと考えているのか。IT化を推進する国の方針を考えても、導入することで収益性があがるという結論しかないなあ。
設問自体はCVP分析だな。この位置にCVPが来るのは珍しいけど、見たところ簡単そうなので、これもマストで正解したい問題だ。
全体を通じて、わりと易しめの問題が多いなぁ。落ち着いて粛々と処理していこう。
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事例4も、他の事例と同じく、問題本文で描かれている企業の問題や課題を、設問を通じて分析・解決していくという流れです。特に事例4では、指標選びに迷ったら、「後の設問で改善できる指標は何か」という視点で見てみると分かることが多いです。お試しください。
ぜひ皆さんの感想をコメント欄でお聞かせください。またご質問もお気軽にどうぞ。
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明日は、浪速の貴公子かなわんの登場です!お楽しみに。