再現答案作成のススメ byまな

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受験生の皆さん、おはようございます。多年度生合格ナビゲーターのまなです。※自己紹介はこちら

 

2次試験を受験された受験生の皆さん、この1週間はどのように過ごしてきましたか?

 

「与件を読み直して冷静に考えてみると、答えはこれだったかも。書いておけばよかったー(後悔)」、「ネットにアップされた予備校の模範解答にこう書いてあったけど、自分が書いた解答と全然違う(不安)」、「そもそも何を考えて、何を書いたのか、問題用紙にあるメモ書きを見ても思い出せない。再現答案が書けない(焦り)」、「せっかく2次試験が終わったのに、なぜか仕事や遊びに手がつかない(もやもや)」・・・日が経つにつれて、様々な想いが込み上げてきているかと思います。

 

不合格だった年の私もそうでした。診断士関係のブログや予備校からの情報を目にするたびに、「事例Ⅱの設問を読み間違えて、全然違うことを書いた」、「事例Ⅲで時間が足りなくて、情報を整理できなかった」ことに気付き、ずっと絶望の空気に包まれていました。結果・・・不合格。

 

一方、合格した去年は多年度生で2次試験のコツをつかんでいたのもあって、どの情報を聞いても「4事例とも大外しをした設問はないはず。かすり点はある気がする」「これでダメだったら、また来年受ければいいじゃん」と言った、自信と開き直りの気持ちがありました。結果・・・合格。

 

不合格の時、合格の時、それぞれ思っていたことが合否につながった理由は、「再現答案を書いてみて、自分がどれくらいの解答を書けたのか分かった」という感覚があったからもしれません。

合格の場合でも不合格の場合でも、「再現答案」の作成は、必ずあなたの役に立ちます。

 

今日は、2次試験直前の秋セミナーのコンテンツで説明した「再現答案作成のススメ」について、改めてお話させていただきたいと思います。

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再現答案の作成には、メリットとデメリット両方があります。

 

【メリット】

<共通>

①再現答案をつくることで解答プロセスを確立できる

②再現答案をつくると気持ちがスッキリする

 

<合格の場合>

①口述試験に活用できる

②予備校で体験記を書いてアピールできる

③自分の再現答案を活かして受験支援できる

 

<不合格の場合>

①敗因分析の効果が高まる

②予備校の先生や先輩に答案を分析してもらえる

 

【デメリット】

①書いたことを思い出すのに時間がかかる

②本試験での失敗を思い出した後に、書き上げるのが辛い

 

人間誰しも自分が失敗したことを紙に書き出すことは、傷口に塩を塗るくらい辛いものです。合格した同期の診断士仲間も「泣きながら再現答案を書いた」とよく言っていました。私の場合も、問題用紙のメモを見ても書いたことをなかなか思い出せなかったり、多くの人が書いている解答要素を入れなかったことに悔やんで辛かったりして、再現答案を作成するのに一苦労した思い出があります。

でも、不合格だった時は診断士の先輩に再現答案を見てもらって親身なアドバイスをいただくことができたり、合格した時も口述試験や受験生の後輩へのアドバイスに活かせたりして、再現答案を作成しておいて、本当によかったなと思っています。

 

次に、再現答案の作り方を説明いたします。

 

①本試験の問題を見て与件文に引いたマーカーや設問の横にあるメモ書きなどを頼りにして解答を書く。(解答フレームが確立している人は、再現しやすい)

 

②自分の再現答案を書き切るまで、予備校の模範解答や受験ブログの解答を見ない!(見てしまうと、「もしかしたら、これ書いたかも」という思考の歪みが出てくるため)

 

③作成期間は、できれば3日以内に書く。遅くても1週間以内。(人間は、時間が経つにつれて、どんどん記憶を忘れていく生き物です。なので、まだ再現答案を作成していない人は、1日でも早く作ってください!!)

 

「ふぞろいな合格答案」では、12/31まで再現答案を募集しています。

 

「ふぞろいな合格答案10」での分析、原稿作成のために、再現答案の送信にご協力いただけると有り難いです。再現答案を送信した際には、自分の再現答案が書籍に掲載される可能性がありますし、残念ながら不合格の場合でも、執筆メンバーから再現答案へのフィードバックをもらうことができます。

 

再現答案の提出は、 こちら

 

再現答案を作成して、「ふぞろいな合格答案」への送信が終わったら、2次試験発表までの約45日間は、とことんやりたかったことをやってくださいね。家族で旅行に行くのもよし、友達と美味しいものを食べに行くのもよし、一人でゆっくり読書するのもよし。

 

ゆっくりできるのは、今のうちだけですよ。

(合格すると、怒濤のような半年が過ぎていきます)

 

「果報は寝て待て」ということで、ゆっくりとした時間を過ごしてくださいね。

 

明日は、13年かけて診断士試験に合格した多年度生合格ナビゲーターのminaが登場します。2次試験が終わった後、minaはどんなことをして、合格発表までの時間を過ごしていたのでしょうか。お楽しみに!

 

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