おはようございます。2年目生合格ナビゲーターのまなみんです。
決戦の日が刻々と近づき、平常心でいられない方が多いのではと拝察いたします。
とても消化できそうにない計画残、克服できている気がしない弱点、
どう取り組んでも見当違いになってしまう事例練習…
そんな自分にとって、予備校模範解答はともかく
「ふぞろい」などの実際の合格答案すらも、
同じ受験生が書いたとはとても思えず凹むばかり。
9月末に受けた模試の結果も振るわず、この時期この成績か、、、と唇をかみしめる。
「今年もダメか…ダメなのか…」
勉強以外は上の空で過ごしてきた2年という時間、
過度の負担をかけ続けてきた家族への罪悪感、
ずっと添削に付き合い、応援し続けてくれたふぞろい8の先輩・仲間の恩に
応えられそうにない自分の情けなさ…
去年のこの時期、私まなみんは極度のプレッシャーとスタディーズ・ハイ状態により、
ほとんど眠れなくなっていました。
眠れないことでまた焦り、余計ストレスがかかって、さらに目が冴えてしまうのでした。
本番前日は、本当に一睡もできなかった。
それでも。
私はこの10月1日を以て、晴れて「中小企業診断士」となりました。(たぶん)
最後に私を後押ししたのは、執念以外の何物でもなかったと思います。
一心不乱に残り2週間余りの時間を生ききってください。
(※過労で倒れるほど勉強しろという意味ではありませんよ!
健康管理も含めて、今、この瞬間 瞬間に、
やるべきことに集中徹底してやりきろう、ということです。)
かなわんも言っていましたね。(コチラ)
現状の成績や自分の手ごたえと、実際の合否はイコールではありません。
あきらめた人から落ちていきます。
あきらめずに戦い抜いた人は、それだけで半分くらい勝ったと思っていいです。
(最後まであきらめない!!)
さて、長くなりましたが本題です。
「まなみんの これだけはシリーズ」、ラストは事例Ⅰです。
私まなみんが4つの事例の中で最も苦手意識が強かったのが事例Ⅰでした。
独学だった私には、「レイヤー」とかピンとこないままでした。
周りのみんながすごく賢いことをしゃべってる…と思って凹んでいました。
そんな事例Ⅰの「これだけは」
・SWOTを強烈に意識する
第1問は、いろいろな聞かれ方をしていても、過去9年一貫して現状分析・環境分析でした。
平成19年 A社が事業を展開している宝飾品市場の不透明さや複雑性
平成20年 現在のA社の強みと形成要因
平成21年 買収以前のA社とF社の強みの違い
平成22年 (設問1)過去、ネットワーク構築が強みとなった理由
(設問2)これまでの事業展開を継続できなくなった環境変化
平成23年 (設問1)かつての主力事業と近年注力事業の営業活動の違い
(設問2)近年、医家向けに注力している理由
平成24年 A社のような中小企業の海外進出を促している外部環境の変化
平成25年 (設問1)これまでの成長事業を長期的に継続させるための留意点
(設問2)急成長下でも正社員数を抑制する体制を維持するための留意点
平成26年 研究開発型中小企業が増加する背景にある、近年の経営環境の変化
平成27年 A社を支えてきたスポーツ用品事業の市場特性
なんだか平成23年や25年だけ毛色が違うように思っていましたが、
ふぞろい8の「因果の求道師」linghu師匠に、こう教わりました。
「~必要な施策として、・・どのような点に留意して事業を組み立てていくことが必要であるか。」
つまり、必要なことは、「施策」=「~という点に留意して事業を組み立てていくこと」
とするならば解答は
「(事業組み立てにおける)留意点」を答える必要があり、
その施策は通信販売事業の成功要因を継続するもの。
ということは結局、環境分析の強みを聞く問題ではないでしょうか?」と。
な・る・ほ・ど!
そういう風に考えていけばいいわけですね。
実際、実務補習でも毎回必ずSWOTは使いました。
毎回、かなりの時間を割いて、徹底的に環境分析をやりました。
どの事例問題でも必ず意識すべき観点だと思います。
中でも事例Ⅰは、何を問われているのか、何を答えるべきか迷うような問題が多いです。
そんな時こそ、SWOTを強烈に意識してみましょう。
第1問に典型的な「外部環境の変化」なら機会・脅威の両方を検討する。
「○○を成功させるには」的な設問であれば、
どんな強みで機会を捉えるのか、
または弱みを補完しなければならないのか、という視点で考える。
「どんな成果や効果を期待して○○したのか?」ときたら、
何らかの弱みを補完できたのではないか、とか。
きっと何かしら解答欄を埋めることができ、0点を回避できるはずです。
・「変化」を問われたら、前後を意識する
文字通り、「変わる」わけなので、変わる「前」と「後」の状態が違うはずなのです。
「●●だったのが△△に変化した」という視点です。
字数圧縮のために●●だった過去を記述しない場合も、
「~の変化は、△△になったこと」と、変化したことが伝わる表現を使いましょう。
ちょっとした減点回避にはなるはずです。
・困ったときの「○○体制構築」
もはや白紙回避以外の何物でもなく、1点でもください作戦です。
課題や施策を問われているが、何も思いつかない、万事休す、、
そんな時は、えいやっと何らかの「体制構築」をでっち上げましょう。
もちろん必ず与件根拠に引っかけて。
そんな時にもSWOTは役立ちます。
「体制強化」でもいいです。カッコいい枕詞が思いつかなくても、
「課題は or 改善点は or 必要な施策は~~できるような組織体制構築」
とかでもいいです。とりあえずなんか書いとこう。
他の設問の見直しに命かけてもいいですが、
事例Ⅳと違って、他の設問をいくら見直しても満点を狙うのは難しい。
完成度を微調整しても費用対効果は逓減します。
だったら白紙を埋めに行こう。1問20点のうち5点入るかもしれません。
事例Ⅰだから、当然「戦略と戦術」だとか、
「組織が~」とか「人事が~」とかあるわけですが、
それ以前のレベル感だった私が最後に徹底的に気を付けたのは以上でした。
当日も撃沈感でいっぱいでした…
それでも平成26年52点から、合格年の平成27年は73点と飛躍しました。
どんな答案だったか気になる方は、「ふぞろい9」の第3章をご参照ください。
シローやうみんちゅのように完璧な思考回路じゃなくても、
事例Ⅰが苦手でも、足切は回避できる!
明日は、いよいよ2週間後に迫った本試験の会場下見情報です☆お楽しみに☆☆
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