【ストレート生の2次試験突破法】とにかく今は過去問をこなそう!

同友館
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皆さん、おはようございます☆

ストレート合格ナビゲーター、「中身はオッサン」のかおりんです。

自己紹介記事はこちら

前回の記事はこちら

 

1次試験を受けられた方は、暑い中での激闘の2日間、大変お疲れ様でした。

今回も、運営、法務、情報など、波乱の展開だったようですね…。

 

自己採点の結果、

「よし☆ここから全力で2次試験頑張るぞ!」の人もいれば、

「あぁ、ダメだった…。来年頑張ろう」の人もいるかと思います。

 

が、

後者の「あぁ、ダメだった…。来年頑張ろう」の方、

「ダメだった」からといって、頑張るのを「来年」に先延ばしする必要はないんですよ。

ぜひ「今年から」頑張りましょう。

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なぜか。

理由を簡単に2つ。

 

  • 2次試験対策はいつ始めても「早すぎる」ということはない

2次試験の合格率、ご存じですか? そう、2割程度。

敢えてここでちょっとイヤなこと言いますけど、今年受験する人の8割は“来年のライバル”となって戦場に戻ってきます。

“来年のライバル”は今ごろ必死に勉強して2次対策に取り組んでいるのに、わざわざ自分だけ勉強を先延ばしにして、ライバルを有利にしてあげる必要なんてないと思いませんか?

 

  • そもそも、本当に「ダメだった」なんて誰が決めた?

「ダメだった」って、まだ自己採点の段階ですよね? 今なお協会からの正式な発表はありません。

得点の調整があるかもしれないですし、良い方向にマークミスしているかもしれませんよ。

結論づけるのはまだ早い。

「最後の最後まで」あきらめずに努力を続けることが肝要です。

 

ってことで、前置きが長くなりましたが、ここからがきょうの本題。

さて、この時期に2次試験対策として「何を」「どのくらい」やるべきか。

 

私の答えはこれです。

とにかく過去問。しかし分量およびやり方は人それぞれ。

 

ここで、このような疑問を感じる人がいるかもしれません。

疑問点(1):予備校の演習じゃダメなの?

答え(1):予備校の演習は、解答する際のプロセスやタイムマネジメント法を確認したり、予備校や先輩から得たノウハウを試したりする場として使うのであれば悪くはないですが、

「本試験の特徴をつかんで、合格レベルの解答が書けるようになる」ためには、やはり過去問を学習・分析しないことには何も始まりません。

 

そもそも予備校の演習問題って、「予備校の講師」が本試験に似せて作っているものですよね。

解説をする講師が、そのテクニックで説明できないような問題なんて作らないわけです。

 

一方で、本試験は予備校のテクニックでは説明できないような対応が多数求められます。

ですから、どっぷりハマるべきはあくまで過去問。

予備校演習は、トライ&エラーの場として活用する程度にとどめましょう。

 

…というより、残り9週間なんて時間が足りなさすぎて、過去問こなすのでいっぱいいっぱいというのが正直なところだと思います。

 

そして、次の疑問。

疑問点(2):過去問って何年分を解けばいいの?

答え(2):人それぞれです。が、ストレート生が今から取り組むケースは、「5年分」が主流でしょうか。

過去問題集もちょうど5年分を掲載しているものが多いですしね。

 

じっくりやりこみたいから3年分、数をこなしたいから7年分…という人もいます。

中には、平成13年以降のものすべて解いたというツワモノも。

 

ただし、数多くやれば良いってもんでもないので、そのあたりは方向性を間違えないように(数多くやるのが悪いと言っているわけでもありません)。

やみくもに多くの事例を解いても、それだけではあまり意味がないんですよね。残念ながら。

 

え、じゃあ…ってことで浮かんでくるのが次の疑問。

疑問点(3):過去問を使った効果的な学習法って、どんなもの?

答え(3):こちらも人それぞれ。ぜひ、周りの合格者や予備校の講師に聞いて回ってみてください。

自分が「あ、これなら出来そう。やってみよう」と思えるようなものを積極的にどんどん取り入れていきましょう。

 

周りに合格者も勉強仲間もいないし、独学だし…という人は、「ふぞろいな合格答案」をご参照あれ。

「ふぞろいな合格答案9」でしたら、P150~161にメンバーの勉強方法の詳細が載っています。

 

さて、ここではご参考までに、あくまで一例として「かおりん」のケースをご紹介しますね。

去年の今ごろはこんな風にして解いていました。

↓ ↓ ↓

  1. 80分で解く【80分】
  2. 時間内に解ききれなかった箇所を埋める【長くとも15~20分】
    ※直前1か月は80分厳守
  3. 参考書(予備校の解答例、ふぞろいなど)を見ながら、「与件文の中で見落とした箇所」や「書き漏らしたキーワード」がないかをチェック【30~40分】
  4. なぜ、③の見落とし・書き漏らしがあったのか、自分の思考プロセスを振り返り、反省(留意点は専用ノートに記入)【20分程度】
  5. 参考書を見つつ、マイ・ベスト答案を作成【30~40分】

…というわけで、これだけで3時間以上。

これを「1日1事例」を目標にやっていました(実際に出来たのは、3日で2事例くらい)。

キツかったです。特に平日は。肉体的にも、精神的にも。

 

そして、このやり方が良かったのかどうかは、正直よく分かりません。

もっと良いやり方があったのかもしれません。

ですが、③の過程で、「自分がどういう箇所を読み落としがちなのか」はよく分かりました。

④のノートもファイナルペーパーとして活用することが出来ました。

 

こんな感じで私は5年分を約2回転させ、予備校の演習と併せて延べ54事例解きました。

2回転、延べ…そう、過去問を「繰り返し」解いたんです。

 

疑問点(4):え、同じ過去問を何度も解いて意味があるの? 

答え(4):ええ、こちらも考え方は人それぞれ。ただし、繰り返し解く派は多いですね。

繰り返し解く派の理由①

2次試験対策の学習は解答の内容よりも、解答を導き出したプロセスが大事(同じ問題は二度とでないから)。よって、初回で得た反省点を、2回目以降きちんと活かせるかを確認することもとても有効な学習法となる。

繰り返し解く派の理由②

本試験って本当に奥が深い。1回解いただけじゃ十分に気づきが得られない。解くごとに新たな発見があり、2次本試験テキストとして磨きがかかる。

繰り返し解く派の理由③

ほら、一度解いたって時間が経ったらどうせ内容忘れるから、さ。

 

一方で、さやのように「新鮮さを大切にしつつ1事例毎にじっくりやりこみたいから、敢えて1回ずつしか解かない!」という考えもあります。

それももちろんOK☆

本試験と同じように、どれが正解というものはありません。自分に合いそうなもの、納得できるものを取り入れましょう。

 

そして最後におまけとして、これ。

疑問点(5):スキマ時間に出来る勉強法ってないの?

答え(5):たくさんあります。

 

①代表的なものは事例Ⅳ対策の計算問題、ですね。

個人的なおすすめは、TAC出版の「集中特訓 財務・会計計算問題集(第6版)」です。

基礎的な問題の徹底攻略にはもってこい☆

 

事例Ⅳの経営指標の問題(第1問)だけを解く、なんていうのもアリです。

私は去年やらなかったんですけど、やれば良かったな~と今でも悔やんでいます。

 

事例Ⅰ~Ⅲの設問文だけを読んで、関連キーワードを思い浮かべる、という方法も良く聞きます。

これも、私はやりませんでした(汗)。やれば良かったな~。

たとえば、「成果主義」評価の公平性担保が課題、目標管理制度とセットとなることが多い、短期的な成果を求めがちになる

…などの関連キーワードが、「より早く」「より多く」思い浮かぶようになったら、解答を書くスピードがアップしそうですよね。

 

とまあ、スキマ時間活用のおすすめはざっくりとこんな感じ。

 

あ、そうそう。

まさか、計画立てずに何となく勉強~とかしてないですよね。

大雑把なマイルストーンでもいいので、

◆本試験前日までにどのくらいの分量を終わらせる(orどのくらいのレベルに達する)

◆そのために、いつまでにどのくらいの分量を終わらせる(orどのくらいのレベルに達する)

◆そのために、今月中にどのくらいの分量を終わらせる(orどのくらいのレベルに達する)

◆そのために、今週中にどのくらいの分量を終わらせる(orどのくらいのレベルに達する)

…くらいは明らかにしておきましょう。

 

1次試験と違って、2次試験は超短期決戦。

あとで「勉強が遅れ気味になっているな~」と気がついても、挽回するヒマもなく本試験当日がやってきます。

試験前日に「しまった!」と青ざめる前に、打てる手は早めに打ちましょうね。

 

というわけで、長くなりましたがきょうはここまで☆

明日は、多年度合格ナビゲーターのいずみんの登場です!

お楽しみに!!!

 

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