ふぞろいな答案分析 事例?

同友館
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みなさま、おはようございます。第2章 答案分析チーム 事例?担当の takeshi です。
今日は、前半で『ふぞろいな合格答案』の製作秘話を、後半では分析担当者からのメッセージをお伝えしたいと思います。
【製作秘話】
突然ですが、みなさんは事例?の難易度をどうお考えでしょうか?(*1)
「他の事例に比べるとイメージしやすい」
「文字数が比較的少ないので書きやすい(書きにくい)」
などなど色々な意見があると思いますが、相対的には難易度は低いと考える方が多いのではないでしょうか?。私も当初、事例?は事例?や?に比べれば比較的取り組みやすいと考えていました。
ところが、実際に答案分析を始めたところ、私たち分析チーム(H19年度の合格者2名)は困ってしまいます。実際には、比較的文字数の多い設問でとにかく解答が千差万別で、しかも、同じようなキーワードで書かれた答案もよくよく読むと意味合いが違っていたりと、なんとも採点者泣かせなのです。
「ふぞろいな合格答案」の採点基準は、「多くの合格者が採用したキーワード、切り口、方向性」が高得点であるという方針で決めています。しかし、千差万別な事例?の答案からキーワードの統計をとるのはなかなか困難で、実際の合否やランキングと相関の取れた結果を採点基準を決めるまでには何度も試行錯誤がありました。
こうして、チームの2人で実務補習以上(?)の時間と情熱をつぎ込んで完成した採点基準ですが、それなりに納得のいくものに仕上がったと思っています。また、設問間の一貫性や事例?独特のテーマといった部分については本文や模範解答例に出来るだけ盛り込んだつもりです。
さらに、「事例?特別企画」では事例?に限らずどの事例にも応用可能なノウハウを取り上げてみました。個人的には「特別企画」と「模範解答例」が第2章の売りだと思っていますので、ぜひご覧ください。
(*1) 実際に受験生のみなさんが事例?の難易度をどう考えていたかは第1章のアンケート結果に詳しく記載されています。
【分析担当者からのメッセージ】
「ふぞろいな合格答案」の第2章ですが、色々な活用方法があると思います。個人的におススメなのは以下の方法です。
(1) 採点基準を 「当時の受験生はどう書いたのか?」という客観的データとして活用する
過去問を解いていると、「あれも書けそうだし、これも書けそうだし」と答案の内容に悩む時があります。そんな時は本棚からさっと「ふぞろいな合格答案」を出して採点基準を確認してください。採点基準は100名以上の受験生の再現答案から抽出した貴重な情報です。合格に直結するエッセンスがきっと見つかると思います。
(2) みなさんの答案や受験校の解答例と 「模範解答例」を比べてみる
「模範解答例」は、採点基準をベースとして分析担当者が全力で作成したものです。そこには「80分間でここまでは書けないかもしれないが、このレベルを目標にして欲しい」という願いがこめられています。みなさんの答案や受験校の解答例と比べることで多くの気づきが得られること間違いなしです。
(3) 「特別企画」を読んでワンランクアップを目指す
「特別企画」は、分析担当者が答案分析を行う際に疑問に思ったことや、本文で伝えきれなかったノウハウを取り上げています。多くのかたに「そうそう!」と同意してもらえるような内容だと思いますので、ワンランクアップを目指すための材料としてご一読ください。
ご意見、ご感想をお待ちしています!。
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