多年度生合格ナビゲーターのみほみほです。2次筆記試験の合格発表から1週間が経ちましたね。口述試験の前ではありますが、今日は今年残念な結果となった方へのメッセージを書きたいと思います。
平成25年度、2年目生だったみほみほは、みんなから「こんなに成績がいいなら、絶対に合格するね」と言われながらも、2次筆記試験で残念な結果となりました。口述試験を受けるつもりで予定を空けていたので、たっぷりと余った時間を持て余しながら、「『絶対合格』を目指して、全てをつぎ込んで勉強した。勉強仲間や予備校の先生にも『確実に合格するね』と言われていた。それなのにダメって…。じゃあこれ以上一体、何をどうすればいいんだろう」と、ぐるぐると考えていました。
そんなとき聞いたのが、この言葉でした。
「診断士2次筆記試験は、努力して合格レベルまで上げたあと、その上で、合格できるかどうかは五分五分くらいだよ。きっと。」
「!」 衝撃でした。けれどみほみほは、なんだか腑に落ちてしまいました。
2次筆記試験は解答が公表されません。例えば「A社の強みは何か?」と問われたとき、作問者が考えている答えは「社長のリーダーシップ」かもしれませんが、「技術力」も「営業力」も、きっと間違いではありません(実際のコンサルティングの場面でも「これが絶対の強み」というような、明らかな正解はないでしょう)。採点も、どんな風にされているのかは分かりません。明らかな正解に沿って機械が処理してくれる1次試験のマークシートとは違って、人が解釈して、採点します。優しい採点者に恵まれるか、厳しい人に当たるかで、差が出る可能性も否定できません。
たとえ合格レベルまで実力を上げても、受かるかどうかは五分五分。つまり「運」…。
その話を聞いたとき、みほみほは決めました。「運で決まる試験なら『絶対合格!』は狙えない。もう『絶対合格』を目指すのはやめよう」と。
誤解の無いように説明すると、「どうせ運なんだから、努力なんて意味ない」と言っているわけではありません。投げやりになった訳ではなく、今後の勉強に取り組む上での戦略として「頑張りすぎない」ことに決めたのです。
2年目にガリ勉をしたおかげで、自分は「合格レベル」には入っていると自信はありました。あとは謙虚に自分を見つめて、ニガテな部分を粛々と改善しつつ、期待しすぎず、思い詰めすぎず、淡々と勉強し続けられれば、そのうち運が向いたときに受かるんだろう、と思いました。長期戦を覚悟しました。「人事を尽くして天命を待つ」です。
続ければ、いつかは受かります。今年残念な結果となったみなさま、これからどんな風に勉強するのかを検討する際、みほみほの採った「がんばらない戦略」も、ひとつご参考になれば幸いです。
なお、ふぞろいに再現答案を提供いただいた方には、ふぞろい9のメンバから解答へのフィードバックをしています(入力フォームは こちら)。来年の勉強の参考に、宜しければご提供いただければ幸いです。
次回は、2年目生合格ナビゲーターのむらっちです。今回合格された方、残念だった方、それぞれにメッセージを送ります。
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