合格者のコンピテンシー(4)~ふぞろい3より

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(前回までの記事)
合格者のコンピテンシー(1)
合格者のコンピテンシー(2)
合格者のコンピテンシー(3)
では、次に、合格者の不得意な事例はなんでしょうか?
【事例Ⅳはみんなが不得意】~不得意な事例は何ですか?
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事例Ⅳが不得意と答えた合格者が最も多く24人、全体の38%となりました。また、事例Ⅲ、事例Ⅳを不得意とする初挑戦組の合格者が多い一方、受験回数が増えるごとに不得意とする合格者が減少しています。事例Ⅲ、事例Ⅳは努力の結果が表れやすい科目だといえそうです。
事例Ⅲを不得意とする理由を個別に見てみると、「工場を見たことがないのでイメージができない」、「聞いたことがない単語がたくさん出てくる」など、生産の場が身近でないことが多く挙げられました。身近でないからこそ、与件で与えられた情報をきちんと「読む力」、イメージを膨らませて知識を結び付ける「考える力」が必要だといえそうです。
事例Ⅳを不得意とする理由を個別に見てみると、「苦手意識が強い」、「疲れている時に足元をすくわれる問題(単位や四捨五入など)がある」など、精神的な要素が多く見られました。試験では最後に解く事例でもあり、疲れの影響が出やすいのかもしれませんが、多くの受験生が不得意に感じていることからも、みんな不安なんだと、気楽にかまえた方が有利かもしれません。
(続く)
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