【川柳で語る】口述は キャッチボールと 心得よ【口述試験】

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こんにちは。2年目生&独学生合格ナビゲーターのヨッシーです。
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現在「ふぞろいな合格答案」プロジェクトでは、2次筆記試験の合格発表後に開催する「口述試験対策セミナー」の準備を行っております。
今回のセミナーは模擬面接も取り入れた実践的な内容となっておりますので、今のところ受付開始は合格発表後を予定しております。告知ページ等が用意できましたら、当ブログにてアナウンスしますので、忘れずにチェックしてくださいね。

模擬面接など口述試験に特化した対策については、合格発表後からで十分間に合います。合否の判明しない今の時期に行うべきなのは、「今年の4事例を繰り返し復習し、忘れないようにする」ことだと思います。

「この期間は、束の間の休息と思って試験勉強を離れ、今までできなかったことをやりましょう!」といったアドバイスが多いのですが、1カ月以上もブランクを空けてしまうと、口述試験に向けて事例の内容を思い出すのにも一苦労です。また、万が一、合格を逃してしまった場合にも、今年の2次試験の振り返りは再スタートに向けた第一歩になります。いずれにせよ、本試験時の思考プロセス等について記憶も生々しいうちに復習に取り組んだほうが効率的だと思います。

口述試験は、問題用紙等の持ち込みが許されない中で、事例に即した具体的な質問がされます。事例の内容が頭に入っていれば、まず答えられないようなことはないでしょうが、よく復習しておかないと、A社とC社が頭の中でごっちゃになってしまったりするおそれもあります。

今のうちに行うべき具体的な対策としては

1.問題文を繰り返し読む(書き写すところまではしなくてもよいと思います)
2.再現答案を作成する
3.模範解答をできるだけ多く集め、いろいろな考え方に触れておく

といったところでしょうか。

中でもヨッシーがとくに重要だと思うのは、3.の模範解答集めです。
事例企業について、さまざまな角度から検討を加える際の役に立つからです。

口述試験対策では、「1問あたり2分間を目安に答えるとよい」というアドバイスをよく聞きます。
ヨッシーも模擬面接などを通じて、上記アドバイスを忠実に守って、2分を目安に解答するトレーニングをして臨んだのですが、当日はやはり緊張もあって、つい言葉に詰まってしまうこともありました。

言葉に詰まったり、時間が余ってしまったり、あるいは、少々的外れな答えだったりすると、おそらく、面接官から突っ込み(実際は助け舟)が来ると思います。
この場合、面接官の言葉から、「本当は何を答えてほしかったのか」を臨機応変に察知して、先ほどは答えられなかった点についてフォローすることが必要だと考えられます。
場合によっては、想定していなかった論点から考え直すことを求められたり、自分では正解とは言えないと思っている方向に誘導されるようなこともあるかもしれません。
そんな時、あらかじめ多くの模範解答に触れておくと、「あ、そう言えば別の考え方もあったな」といった具合に、現場での軌道修正がしやすくなると思います。

ヨッシーの場合は、事例2第2問とほぼ同じ内容(高齢者にはSNSでは伝わらない中、どのようなコミュニケーション戦略をとるか)が問われました。
筆記試験では、「SNSを家族向けに活用する」という観点に絞り込んだ上で、かなり具体的な施策を解答したため、同様に対応したところ、(やや首をひねりながら)「他には何かありませんか?」と聞かれました。
「高齢者にはオフライン施策のほうが有効だから、オフライン施策を例示する」というのは、ヨッシー的には「当たり前すぎる」ように感じて、敢えて解答からは外していたのですが、模範解答などでは、高齢者本人向けオフライン施策と家族向けオンライン施策をバランスよく答えているものが多かったのを確認していたので、無事、オフライン施策についても解答することができました。

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口述試験は基本的には、筆記試験では試すことのできないコミュニケーション能力が問われているのだと思います。だとすると、延々と2分間しゃべり続ける練習をするよりは、追加質問を受けて臨機応変に軌道修正し、「相手の話をきちんと聞いた上でアドバイスする」ことを心がけたほうがよいのかもしれません。もっともマズイのは無口になってしまうことです。

また、時には筆記試験では直接は問われなかった、いわば斜め上、明後日の方向からの質問がされることもあります。
ヨッシーは、事例1に関連して、販路開拓を社長に依存していることの問題点について聞かれた記憶があります。
このように、事例のいわば「裏テーマ」的な質問がされることもありますので、筆記試験の設問では直接問われていない問題点などもピックアップしておくとよいでしょう。
昨年もそうでしたが、事例1のA社は会社規模が比較的大きく、社長が高齢化している場合も多いため、権限移譲や管理職・後継者の育成は「裏テーマ」になりやすいと言えます。

今年のA社について、ヨッシーならこんな質問をするかもしれません。

「数年後 社長抜けても 大丈夫?」 by ヨッシー

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