みなさん、こんにちは!今年の2次試験本番まで残すところあと3週間となりましたね!
おそらく今が精神的にも肉体的にも一番キツイ時期だと思います。
私の場合、秋が深まるにつれて早起きが辛くなり日課の朝勉が思うように進まず、ただ焦るばかりという日々を過ごしていました。診断士の勉強してるとホント季節の移り変わりを実感できますよね…。
今日はふぞろい17最長老「むらまさ」が、2次試験の直前期に何をしていたかを皆さんにゆるくお伝えしたいと思います。
目次
はじめに、私の2次試験の学習戦略について少しお話します。
1次試験での財務会計の自己採点が「40点」(※このエピソードはこちら)だった私は、1次試験合格発表の当日まで「本当に受かってる?」「財務会計で1問でもマークミスあったら足切りやん…」という眠れない日々を過ごしていたため、2次試験の勉強になかなか身が入りませんでした。
結局、2次試験の勉強を本格的に開始したのはお盆真っただ中の8月中旬。試験本番まで2か月半しかない状況でした。
しかも私には「事例Ⅳ」という爆弾があります。なんせ財務会計40点なんですから…。
2次試験の勉強計画
勉強を開始して約2か月。当初の誓いどおり事例Ⅳは毎日2時間~3時間は勉強しました。
これだけで平日の勉強時間はほぼ無くなります。
勉強の成果があったのか、経営分析、CVP、セグメント別会計は比較的安定するようになり、意思決定会計も当初の「NPVの意味が全く判らない」という絶望的な状態からは脱出できていました。
でも…意思決定会計の問題は何度チャレンジしても解答が安定しません。
減価償却、各期CFの現在価値を算出して足す、売却益(損)、税…数多ある要素のどこかで必ず間違うんです。数字のセンスが無いって辛いっすねぇ…。
結局、意思決定会計が出題された場合は(必ず出るけど…)とにかく重要なキーワードと計算過程らしきものを書いて「本当は理解しているんだよ!」とPRして部分点を稼ぐ戦略に切り替えました。
意思決定会計を諦めた後も、「30日完成」と「全知全ノウ」を中心とした事例Ⅳの勉強は毎日継続しました。間隔をあけると即座に実力が落ちるという悲しい事実を1次試験の財務会計で思い知ったためです。
結果的に事例Ⅳは73点という奇跡の結果でした。
セリフ「この時期に苦手な論点を思い切って諦めるのも選択肢の一つです」
上述のとおり、平日は事例Ⅳの勉強でほぼ手一杯、通勤中の「100字訓練」もどこまで効果があるのやら?という状況でした。
土日には必ず過去問を1年分解くようにしていましたが、解答文を書くだけで疲れてしまい復習はかなり適当になってしまいます。ふぞろいを使って自己採点、ふぞろいの解説を読んで何となく判った気になる、の繰り返し。これでは実力はつきません。
過去問を使った正しい勉強方法は、「なぜ間違った解答を書いてしまったのか?」「なぜ与件文から適切な解答を導き出すことが出来なかったのか?」を徹底的に分析し尽くすことだと思いますが、時間が無い私には無理でした。
そこでたどり着いた結論は、どんな与件文と設問文が出ても大きく外さないために重要なフレームワークを全て覚えることでした。
「頭に叩き込んだフレームワーク」
○共通(意味は割愛)
フレームワーク(意味は割愛) |
SWOT、VRIO、ヒトモノカネ情報、5F、PEST、SECIモデル |
○事例Ⅰ
フレームワーク | 意味 |
茶化 | 採用、配置、報酬、育成、評価 |
幸の日も毛深い猫 | 採用・配置、賃金、能力開発、評価、モチベーション、権限移譲、部門設置、階層化、ネットワーク、コミュニケーション |
○事例Ⅱ
フレームワーク | 意味 |
ダナドコ | 誰に、何を、どのように、効果 |
4P | Product、Price、Place、Promotion |
3C | 顧客、競合、自社 |
○事例Ⅲ
フレームワーク | 意味 |
QCD | Quality、Cost、Delivery |
ひきたほうだれ | 標準化、教育・共有、多能工化、保管方法改善、運搬改善、段取改善、レイアウト改善 |
げもたこ | 原因、問題点、対応策、効果 |
飾って豆腐 | 7つの無駄:加工、在庫、作り過ぎ、手待ち、動作、運搬、不良 |
DRINK | DB化、リアルタイム、一元管理、NW、共有 |
試験本番まで、与件文からこれらのフレームワークに該当するキーワードを抜き出して解答文を作る、という練習に徹しました。
フレームワークに頼りすぎるのも良くないと思いますが、短期間で一定の水準まで点数を伸ばすには効果的だと思います。私の場合、事例Ⅳの次に苦手だった事例Ⅲはフレームワークのお陰でなんとかなりました。
壁にぶつかっているアナタ。少しだけやり方を変えると道が開けるかもしれません」
明日のブログは受験生メンバーの「けんけん」です。けんけんも、今まさに壁を乗り越えようと頑張っていると思います。皆さんにとって有益な情報が盛り沢山に違いありません。
お楽しみに!!