ふぞ17に聞いてみた!事例Ⅱのポイント!

同友館
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こんにちは。もろです。
ブログの執筆にあたって、『この時期何してた?』を自分なりに振り返りました。

その結果は以下のとおりです!

~昨年のもろ~

  • 1次試験後すぐに過去問を解いてみたものの、全く何を書いていいか分からず絶望。
  • 「自分に知識が足りないからだ~!」と考え、8月は1次試験で学んだ知識の復習にフルコミット(同友館の全知識&全ノウハウを周回)。
  • 9月になり、充実した“はず”の知識のもと、いざ過去問演習!と息巻いて再チャレンジした結果「あれ?もしかして、オレ成長してない?!」と思うほどの惨敗でさらに絶望。

2次試験の勉強ってメンタルやられるよね…

皆さんもこんな苦しい受験生活を日々送っているかもしれません。

正解がない2次試験だからこそ、少しでも何かのヒントになれば!という思いを込めて、本日は「ふぞ17に聞いてみた!事例Ⅱのポイント!」をご紹介させて頂きます!

事例Ⅱ定番のフレームワーク「ダナドコ」

まずは、多年度生にはお馴染み、ストレート生もそろそろ耳にした頃であろう、「ダナドコ」について触れたいと思います。

「ダナドコ」とは、誰に、何を、どのように、効果の頭文字を並べたもので、事例Ⅱの代表的なフレームワークです。

ふぞ17メンバーに『事例Ⅱの自分なりのポイントを教えてください』とアンケートを実施したところ、その多くが「ダナドコ」と即答しており、根強い人気が伺えます。

多年度生・ストレート生ともにこのフレームワークを活用していたと回答しており、多様な受験生にオススメできる、まさに事例Ⅱで抑えるべきポイントです。

「ダナドコ」に関しては、YouTubeやブログなど様々なところでその活用術が紹介されておりますが、ふぞ17メンバーがどのように活用していたか、その一例を紹介します。

「ダナドコ」のフレームワークを以下のように整理して、解答用紙に落とし込みました!

個人的にも、「ダナドコ」のようなフレームワークを活用することは、限られた試験時間の中で的確に与件文の情報を整理し、素早く解答を導き出すうえで重要だと思います。

一方で、令和5年度の事例Ⅱにおいては、ふぞろい採点基準に当てはめた場合、必ずしも「ダナドコ」の要素をすべて網羅することが高得点につながったとは断定できませんでした(詳しくは『中小企業診断士2次試験 ふぞろいな合格答案 エピソード17』本書をご確認ください)。

フレームワークにこだわりキーワードを詰め込むだけではなく、その設問の出題趣旨を理解(※)し、必要なキーワードを適切に取捨選択することも重要だと思います。

(※)いわゆる「設問解釈」というものです。
  設問解釈は過去のブログ記事でも紹介されているのでぜひ参考にしてください!
  ★私のオススメは、ふぞ16おみそさんのコチラの記事です★

第1問を制すものが事例Ⅱを制す

事例Ⅱのポイント?「3C分析しか勝たん!」

ということで、事例Ⅱの第1問については、令和4年度・令和5年度と2年連続で、「3C分析」が出題されています。
また、それ以前においては「SWOT分析」が出題されるケースもあり、様々な視点から事例企業の経営資源や外部環境を分析することが求められています。

上記の通り、出題頻度が高いことから、こちらも事例Ⅱで抑えるべきポイントとして挙げるふぞ17メンバーが多かったです。

また、個人的には前段で触れた「ダナドコ」を上手に活用するうえでも、第1問の3C分析(もしくはSWOT分析)を適切に解答できるチカラを養うことは非常に重要だと思います。

3Cは、「顧客」・「競合」・「自社」の切り口で内外の経営環境を分析しますが、これを「ダナドコ」と関連付けると、例えば以下のようにも考えられます。

まず、「顧客」はターゲット(“誰に”)を把握するうえで重要です。
また、どのような「競合」が市場に存在するかを把握することは、事例企業が“どのように”差別化戦略を展開すべきかのヒントになります。さらに、「自社」が保有する経営資源=強みを把握することで、ターゲットのニーズに対してどのような商品・サービス(“何を”)を提供すべきかが明確になります。
そして、上記の要素を踏まえた助言が結果として、事例企業に売上増加などの“効果”をもたらします。

このように考えると、第1問が後続の問題を解答するうえでいかに重要かが分かると思います。
皆さんもこうした視点で過去問演習に取り組んでみてはいかがでしょうか?

その他のポイント

「ダナドコ」の話が多くなりましたが、ふぞ17メンバーへのアンケートから見えたそれ以外のポイントもご紹介します。

「ダナドコ」だけじゃない!自分なりの「解答の型」はこれだ!

双方向コミュニケーションでニーズ収集と顧客関係性強化して売上拡大

双方向コミュニケーションによる関係性強化で愛顧向上

中小企業の経営資源には限りがある!地域資源の活用が大事!

経営資源が限られているので、地域や他社とのコラボでカバーする

外部資源(近隣店、行政、地域産業等)を有効活用する

企業存続のためには愛顧向上が重要!

顧客との関係性を築くなど、地域で愛される企業にする

ふぞ17メンバーの数々のノウハウをうまく“いいとこどり”して頂き、皆さんも自分なりの事例Ⅱ攻略法を確立して頂ければと思います。

終わりに

ふぞ17メンバーへのアンケート結果を見ると、毎回「いやぁ~本当にふぞろいだ!」と感慨深くなります。
冒頭でもお話しましたが、それだけ2次試験には正解がなく、それぞれが試行錯誤のうえ、試験合格という壁を乗り越えてきたのだと実感します。

今回の記事が受験生の皆さんのお悩みを解消するための一助になれば幸いです。

さて、次回は“なおふみ”が「ふぞ17に聞いてみた!事例Ⅱのポイント!」を紹介してくれるよ!
個人的には事例Ⅲが一番の苦手科目だったので、興味津々!
乞うご期待!

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