ふぞ17流!私生活と勉強時間の両立法(初学者の勉強スタイルも添えて)!〜たべちゃん編〜

同友館
doyukan_logo

みなさまお疲れさまです!たべちゃんです。

実務従事の課題(補助金の事業計画書)をやっと提出し、中小企業診断士の新規登録申請を終えひと段落…。

あ、これって提出して受理された翌々月登録になるみたいですね!無事登録されるのか、しばらく首を長―くして待ちたいと思います。

さて、1次試験が終わって一息つく間もなく二次試験の過去問と日々奮闘されている方々も多いのではないでしょうか?

私は初めて2次試験の過去問を解いたときこう感じました。

「より実践的で面白い!やっとコンサルっぽくなってきた。」

1次試験までは暗記や計算、知識的な部分が多く「経済のこのグラフはどんな場面で役立つのだろう?」と思っていたりしました。(そんなこと考えて立ち止まる暇はなかったですが…笑)

そのため2次試験の過去問を解き始めたときはワクワクしていました。解き始めた当初は…

無知って怖いですね。

しかしながら、過去問を進めていけば行くほど「何が正解なんだろう?」とわからなくなりました。まさに真っ暗なトンネルを歩いている感覚です。今回のブログでは、少しでもトンネルを歩く受験生の皆様の灯火になれたらいいなと感じています。

開幕の一言

2次試験、解けば解くほど深みにはまる説。

私の当時の状況について

まずは当時の状況について共有したいと思います。

・1次試験に合格、2次試験は初めての受験!(つまり初学者)

・8月までは1次の勉強で手一杯、2次試験の勉強は1次試験後から(あと2ヶ月弱しかない)

ここまではよくある2次試験受験者のプロフィールです。

「2次試験に向けて全力投球するぞ!」と意気込んでいた8月末、急に病院から電話がありました。

そしてあろうことか即入院、手術をすることになりました。なんでこのタイミングなんや!!

そしてその後の治療経過によっては2次試験そのものを受験できるかどうかも危うい状況だったんです。

手術&入院があったので前後含めると3週間はペンも握れない状況で大ピンチでした。(今はとても元気!)

ただ、そこで「諦める」という選択肢はなく、「ここまで来て手を止めてしまった方が後悔するから、できる限りやってやろう」という気持ちになりました。幸い、退院後からメキメキと体力が回復し休職して自宅療養だったので勉強する時間はたくさんありました。正直その状況が不幸中の幸いで大きな強みになったのだと思います。

なので「勉強時間の捻出」といった部分では仕事と勉強の両立(+家事育児)で時間のやりくりに奔走されている方々のお役には立てないかもしれません。(タイトル詐欺でごめんなさい)

ですが「2次試験初挑戦者として、こんなふうに戦っていた」という観点でならお届けできることがあるかもしれません。赤裸々な体験記をつづりたいと思います。

「こんな人もいるんだな〜」といった感覚で見ていただけると嬉しいです!

私生活と勉強時間の両立について

残り2ヶ月の状況で2次試験初学であったため、とにかく時間がありませんでした。食べる寝るその他必要なこと以外は全て勉強に注ぎました。また試験当日から逆算しあと何時間勉強に費やすことができるのかを見える化し、やるべきことを落とし込みました。また、「Studyplus」というアプリに日々の勉強時間を記録することで達成感や自信を得ていました。

勉強スタイルについて

まずはノー勉強で令和4年度の過去問を解き「2次試験ってこんな感じなんだな」というのを身をもって体感しました。試験なるものは何より「過去問」が大切。敵を知ってから細かい対策に入るのがセオリーだと思っています。(確か「まなび生産性向上」のエミリー大先生もそのように仰っていた気がします)その上で自分なりに下記のように分析しました。

・事例Ⅰはなんとなく得意かも。お作法と関連知識をインプットすればいけるかな

・事例Ⅱは読んでて楽しいけど、「だなどこ」を間違えると大失点しそう。ターゲットを外さないように!

・事例Ⅲは苦手かもしれない。解答の書き分けがうまくできないから根本的な解答の方向性から固めた方が良さそう

・事例IVはかけた時間の分だけ差がつく。基本的な問題は落とさないようにしないと土俵に上がれないのでは。

以上のことから総じて2次試験の勉強比率を事例Ⅳ50%、事例Ⅰ〜Ⅲ50%(内事例Ⅲが20%)にすることにしました。

〈5時間/日のとき〉

・事例Ⅳに特化した参考書を用い経営分析→CVP→NPVの順に頻出論点を抑える

・事例Ⅰ〜Ⅲのうちいずれかを「70分」を目安に解く。休憩後、ふぞろい採点をして点数が伸びなかった問題について考察&不足していた知識の補充を行う

9月頭に受けた模試は散々な結果でしたが、上記を繰り返していくことで少しずつ実力が伸びていった感覚があります。

繰り返すことで見えてくる景色がある!

使用した参考書について

テーマからはずれてしまいますが、最後に昨年使っていた参考書をまとめたいと思います。

活用できる参考書はたくさんありますが、ご自身にあったもので対策されてくださいね!

★昨年使用した参考書:

〈事例IV〉

『中小企業診断士 第2次試験 事例IVの解き方』TAC出版

https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/111089

推しポイント:簡単な問題から応用まで段階を踏んで練習ができる。解説や講師の解き方などが書かれていて「こうやってアプローチすればいいんだ!」が理解できる。独学者やすぐに講師に質問できない受験生などにおすすめ。

『30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集』同友館

https://www.doyukan.co.jp/item_056642.html

推しポイント:「事例IVコレだけ公式集」が知識整理やテスト前の見返しで見られて嬉しい。基礎から応用まで論点ごとに問題が載っていて実力を伸ばすことができる。

〈事例Ⅰ〜Ⅲ〉https://www.doyukan.co.jp/item_057182.html

※代表して「2024年版 中小企業診断士2次試験 ふぞろいな合格答案 エピソード17」のリンクを載せています。

『ふぞろいな合格答案』同友館 →今年はふぞろい17が最新版です!

『ふぞろいな合格答案分析』同友館 →今年だと5,6,7をそろえるとカバーできる

『ふぞろいな合格答案10年データブック』同友館 →平成19年度から28年度までカバー

推しポイント:なんといっても自身の答案を採点できることが一番の推しポイントです。答案ごとの比較もできるので「こういう解答を目指せばいいんだな」という目指すべき姿も描くことができます。

『最速合格のための第2次試験過去問題集』TAC出版

https://tacpub.jp/list/detail.php?bc=110837

推しポイント:過去問5年分がまとまっている一冊。事例IVの解答がわかりやすいのも良いと思います。

作:たべちゃん


終わりに

以上、昨年の8月後半の状況を振り返り私生活と勉強時間の両立、そして2次試験初挑戦者としての勉強スタイルや活用した参考書について記載しました!少しでも受験生の皆様のお役に立つことができたら嬉しいです。

まだまだ暑い日が続きますのでお身体ご自愛くださいね!

 さて、次回は、熱い情熱とくまさんのような安心感を持つ”しゅんいち”が、勉強時間と私生活の両立に関してのノウハウを教えてくれます!ご期待ください!

「この記事が参考になった」と思った方はクリックをお願いします!
SNSでフォローする