私流ふぞろいの使い方―おかなつ編― ~過去問演習は90点以上を目指した多年度生~

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こんにちは、おかなつです。 

先日も「多年度生の今」をお届けしましたが、本日は「その後」として、8月以降2次試験当日までの演習方法を、私の実体験としてお届けしたいと思います。 

ストイックですが王道に取り組み、最終的には合格にたどり着いた軌跡をご覧いただければと思います。 

・・・と、その前に重要なお知らせです。

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ふぞろいを使った過去問演習をどれくらいやったか? 

①どのような戦略を練った?その理由や背景は? 

R4 二次試験初挑戦時

残念ながら不合格となったR4については、こちらのセクションで書ききるためにちょっとはみ出して書いていきます。 

まず戦略について、もはやそんなものはなく、「過去問を5年分解く!事例Ⅳを特にガンバル!」という薄さでした。 
本業の忙しさを言い訳に、それ以上戦略を詰める気力が最後まで起きなかったのです。 
漫然と各事例を解き、ふぞろいでキーワードあるかないかで採点し、ということを2周やったら試験当日でした。 

ノリと勢いだけで解いた試験当日、「何の成果も得られませんでした!!!」と帰宅し、合格発表日すら記憶から抜け落ち、得点開示のハガキで全てを思い出しました。 

R5 二次試験2回目挑戦時

詳細は次章に譲りますが、「65分で満点を目指せる解法手順を確立する」方針としました。 

二次試験2年目は、1次試験免除でそれなりに時間があったので、ストレート生に負けないよう「完璧」を目指した解答作成を目指していました。 

②戦略のスケジュール

※以降は全てR5試験対策として記述します 

〜8月中旬■H25~R3の過去問は全て1周完了 

結局2年目は、6月頃から8月までの1周目に時間をかけました。 
2~3日に1事例ペースではありましたが、とにかく解法を復習することに時間を使い、合わせて過去のふぞろいの「企画ページ」やブログを遡って、解き方のポイントを抑えていました。 
8月中・H25-R1の過去問2周目 

平日は1日に1事例、土日は2~4事例程度解いていました。 
後で詳述しますが、65分と短めに時間設定していたので、その分、解く量は増やしてカバーしていました。 
9月・H25-R4の過去問3週目 

8月と基本的に過ごし方は同じです。 
ふぞろいのブログ等もベースにファイナルペーパーの作成に着手していました。 
10月・H25-R4の過去問4週目 + 苦手な回(4回目までに90点取れなかったもの)は5週目 

とにかく「完璧」を目指し、ふぞろいベースで90点取れなかった事例は5周目まで取り組みました。その中でファイナルペーパーのアップデートと、自分の自信を蓄えました。 

③過去問の対象範囲

上記の通りではありますが… 

H25からR4の10年分 (1回目のR4はH29-R3の5年分) 

【おかなつ的】ふぞろいを使った過去問演習

①過去問演習を行う時の前提条件 

問題用紙、解答用紙は印刷した?Yes
受験番号の記入など、本番さながらに解いた?No 
80分間の中で必ず解いた?(ほぼ)Yes 

自分の解答とふぞろいKWがニュアンスはあっているけど…。その場合は 得点とした ? (原則)得点としなかった 
及第点をどこに設定した? 初回演習時 50点 / 同じ事例の2回目以降 80点→90点 

問題用紙、解答用紙は印刷したかどうかについて

紙大好き人間なので、基本的には全部印刷したい派です。マーカーの引き心地、手のしびれ具合、埋まっていく余白の感じ…何とも言えないやりがい感を味わいがために、インク代と紙代は惜しみません 

80分間の中で必ず解いたかどうかについて 

正確には、65分を目安に解いていました。

試験当日は必ず緊張して思うように解けないと目に見えていたので、練習は80%の時間で解けるようにしておこう、というマインドです。

とはいえ、事例Ⅳはやはり65分どころか80分でも間に合わないので、1周目は80分、2周目以降は65分としていました。 

自分の解答とふぞろいキーワードがニュアンスはあっている場合の処理について

「厳しめに採点して悪いことはない、はず」と思っていました。

とはいえ、それではキーワード丸暗記マンになってしまい応用力が皆無になってしまうので、別の単語でも同じ意味が表せそうか、自分が採点者ならばどのキーワードならば得点を入れるかは考えていました。

つまり、第三者視点で明らかに意味が同じならば得点する、悩んだら得点しない、という方針にしていました。

ふぞろいは書籍なので物理的にスペースの限界はあります。キーワード全てを掲載することは不可能です。
ふぞろい原理主義になる必要はないが、可能な限り自分に厳しい採点基準、が個人的にはしっくりきています。 

及第点をどこに設定したかについて(令和5年度対策) 

1回目は、ここで解けていたらそもそもR4で初めてチャレンジした2次試験で合格していたはず(?)なので、まぁそんなに高望みしても仕方ないだろうというところで、合格点以下でもOKとしていました。

R4入試でも5年分くらいは過去問演習していましたが、本当に漠然と解いていただけだったので、R5に対策し始めて「こんな問題あったっけ?」のオンパレードだったことも踏まえて、1回目としています 

一方で、2回目以降は「1回やったことある問題で点数落とすなんて、勉強した意味あった?(煽)」モードを自分に発動していました。

特に事例Ⅳは答えが一定程度決まっています。
そこの問題を落とすのは、「勉強不足」と言わざるを得ません。
事例Ⅰ~Ⅲについても、基本的に解法手順が確立していれば、一度解いたことある年度は大崩しはしないはず。 

2周目以降でまともに解けなくて、初見問題が解けるはずがないので、プレッシャーをかけて演習していました。 

②特に意識していたポイントは? 

自分が決めた型通りに解く」です。

下手に柔軟性を持とうとすると、何が自分の「型」か分からなくなってしまうことが上記の理由です。
なお、「型」に含まれるのは、例えば与件文と設問文どちらから読むか、マーカーの色や引くタイミング、メモの取り方などです。 

私は野網美帆子さんを崇拝していたので、『まとめシート流2次試験対策』のデジタル書籍を参考に、そちらで書かれていた手順をトレースすることから始めました。 

「守破離」という言葉がありますが、特に2周目までは「守」を大事にしていました。 

そのうえで、3周目・4周目でちょっとだけ「破」り自分にしっくり来る方法を確立し、当日を迎えました。 

ちなみに、ふぞろいのメンバーとして執筆した今、「再現答案チーム」が執筆した第3章の「80分間の過ごし方」のページはもっと読み込んでおけば良かったと思います…。 

野網先生の方法論は、プロの解き方として一つだと思いますが、より自分に近い境遇の受験生複数名のリアルな解き方は、解法プロセス確立の上で確実に参考になったはずでした…。 

③演習後の復習は何やった? 

ふぞろいを使ってキーワード採点したのちは、特に1周目は、自分の解き方と②で記載したような「解法の型」が理想的なものだったか見直し、もう一度白紙の問題用紙にマーカーやペンで解法手順をさらっていました。 

「理想の解法の型」を身体に覚えさせ、2回目以降も同じことが出来るようにすることを目的としていました。

このとき、100字で答案をもう一度書く、ということまではやっていませんでした。
解法こそ重要であるとの認識だったからです!

2周目以降もやることは基本的に変わりませんが、理想との乖離があれば、その乖離がなぜ起きたか、自分の思考手順を見直すようにしていました。 

キーワードが合っていても解法手順が不明確であれば、「たまたま正解しちゃった」感が否めないので、とにかく「解法を確立して再現性を持たせる」ことを重視する勉強法でした。 

④実際の二次試験の点数は? 

参考になるか分かりませんが、戦略皆無のR4と、「解法の型」を手に入れたR5の点数をこちらにおいておきます。 

(R4→R5) 

  • 事例Ⅰ:41 ➡ 60 
  • 事例Ⅱ:65 ➡ 67 
  • 事例Ⅲ:48 ➡ 64 
  • 事例Ⅳ:59 ➡ 65 

思ったよりは伸びなかったなぁというR5の所感ですが、
いわゆる「オールA」をとれたので御の字だったかなという自己評価です。 

終わりに

多年度生には多年度生なりの戦い方があります。 
着実に得点していけるよう、ふぞろいも参考にしながら、皆さんの「型」をぜひ固めていただければと思います。 

明日8/9は「しず」からストレート生目線での二次試験対策を紹介します! 
同じくストレート生の「かんのり」や「ひろし」とは別の視点が得られるはずです。 

乞うご期待! 

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