「みんなの苦手科目」の勉強法 ~財務・会計編~

同友館
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どーも、よっしーです。

7月に入りましたね。私は暑いのは嫌いではないのですが、服が汗でべたつくのが嫌いなので、8月に試験とか正気の沙汰じゃねぇ、と思いながら試験会場に向かったのを覚えています。

さて、先日Xの「ふぞろいな合格答案公式アカウント」にてアンケートを取らせていただいた1次試験の苦手科目について、ご協力してくださった皆様。ありがとうございます!

今回は苦手科目同率2位、18人の方が勉強法を知りたいとお答えいただいた「財務・会計」について、どのような勉強法があるかをお伝えしたいと思います。

財務・会計が1位かと思っていましたが、意外な結果に。簿記などで既に学習した人もそれなりにいるのかもしれません

初学者にとって財務・会計は、範囲も広く、用語に加えて数式も覚えないといけないので大変なのですが、基礎的な部分を押さえておかないと後から対応できなくなる部分も多く存在します。そのため、このルートが近道だ!というのを私は見つけられませんでした。幸い、頻出論点はある程度決まってはいるので、論点に優先順位をつけながら過去問を回すというのが王道になりそうです。

とはいえ、普段身近に接しない用語だらけだと具体的なイメージも難しく、なかなか気乗りしないかもしれません。

ならば、身近なモノで置き換えてみましょう。

自分の会社の財務状況を知っていますか?

会社員の方向けの話になりますが、自分の会社の財務諸表は見たことがありますか?上場している企業であれば少なくとも自社HPのIR情報には記載があるはずなので、是非一度目を通してみましょう。よく知っている企業の財務情報は最高の教材になります。

自分の会社の売上は知っているかもしれません。では次の情報は知っているでしょうか?

・営業利益率は?ROEは?

・本業以外の収入はある?

・どのくらい現金を保有している?

・どのくらい借金している?

・借金は順調に返済できそう?

・将来投資はどのくらいしている?どうやって意思決定している? ……etc

もし財務情報が見られる企業にお勤めであれば、是非積極的に見て、自社の経営分析をしてみましょう仕事をしているふりをしながら勉強もできて一石二鳥です。

さらに欲張れるのであれば、他社の事業報告などにも積極的に目を通してみることをお勧めします。連結企業の報告では減損やのれんなどの言葉が自然に目に入ってくるので、どういうことなのかを肌で感じることができると思います。うっかり良い転職先が見つかるかもしれません。

財務諸表や用語が見慣れたものになればこっちのものです。基礎知識を固めて積み上げていきましょう。面倒に感じたとしても二次試験でも必須なので、ここでやるか、後でやるかの違いでしかないです。

株式投資にも役立つよ

簿記の勉強はした方がよい?

財務・会計の勉強にあたって、簿記の勉強をするかどうかはよくある悩みではないでしょうか。結論から言えば、当然ながら簿記はできた方がよいです。2級まで勉強していれば仕訳だけでなく決算処理や原価計算もある程度は理解が深まっているはずです。

もし現時点で仕訳やボックス図の概念の理解が十分でない、という場合は、その後の理解にも影響するので、初学者向けの簿記のテキストや動画に手を出してみるのも一案かと思います。

ただし、あくまで目的は診断士試験であることを忘れないように(関係ない範囲は手を出さない)。

興が乗ったら診断士が終わった後で簿記を受けよう!

毎日数字に触れましょう!

財務・会計の1次試験(2次試験もですが)はどうしても「計算」という時間が必要なので、他の科目と比較して試験時間が不足する傾向にあります。繰り返しになりますが、基礎の理解を十分固めるためにも、毎日1問でも良いので数字に触れて感覚を身に付けることが大事だと思います。

終わりに

次回7/2(火)はかんのりが、自身もニガテだという経営情報システムについ勉強法を紹介してくれます。ふぞ17屈指の勉強家はどのようにニガテ科目に取り組んだのか!?乞うご期待!

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