彼を知り己を知れば、百戦して危うからず。過去問との280時間の戦い。

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こんにちは。あーやです。よろしければ自己紹介はこちら

去年の今頃は、試験に申し込んだことをすっかり忘れた生活を送っていました。

免除科目どころか、得意科目すら一科目もないにも関わらず6月から勉強を始めた私は、満遍なく合格最低点以上を取ること、それだけを考えて勉強に向き合いました。

結果、総合計時間278.5時間、どの科目も60点前後の目標通り(笑)の点数でなんとか合格を掴みとれました。そんな私の約280時間をお伝えできればと思います。

皆さんも、最後まで諦めず、すぐにスマホを閉じて、勉強に向き合いましょう!(笑)

1次試験結果

【合計点】438/700点(自己採点)

【経済学・経済政策】64/100点

【財務・会計】64/100点

【企業経営理論】59/100点

【運営管理】62/100点

【経営法務】64/100点

【経営情報システム】52/100点

【中小企業経営・政策】73/100点

勉強時間・勉強の全体の流れ

勉強の基本:

『一次試験の全体像をつかむ→問題の出され方を知る→ひたすら解く&復習→抜け漏れをなくす』の繰り返し

基本的に超短期集中型な私はいつも通り、どんな試験でも通ずる上記の普通の事しかやっていませんが、フェーズごとに振り返っていければと思います。

一次試験の全体像をつかむ

使用教材:STUDYing ミニマムコース(全科目)

まずは中小企業診断士の試験ってどのような勉強が必要なのだろう?という段階だったので、STUDYingの講義動画が視聴できるミニマムコースを購入しました。

最初は頭に全然入ってこないので、知っている用語を拾う、興味を持てそうな単元を見つけることを目的に、基本2-3倍速で再生しざっくり「こんな事を理解して覚える必要があるのだな」というレベルの全体像を掴むことに活用しました。STUDYingに関しては、動画以外もいろいろ機能はあったようですが、一切使いませんでした。

結果的に、動画と科目の相性の良かった企業経営理論・経済学・運営管理のみ、合計で2回程度聞いたと思います。 特に経済学は、講義を聴きながら自分でも手を動かし、再生しなくても理論やグラフを空でいえるようになるまでひたすら手を動かし続けました。

問題の出され方を知る→ひたすら解く&復習

使用教材:TAC 最速合格のための第一次試験過去問題集(中小企業経営・政策以外)

「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず。」は孫子に由来する言葉ですが、どんな資格試験も、過去問とそして自分の知識レベルや思考の癖を知り尽くすことが重要だと思っています。つまり、「過去問を制する者は、試験を制す」ですね(誰かの名セリフに似ていますね…リバウンドを制する者は、ってやつですね…)

インプットの講義動画とほぼ同時並行で、過去問も解いていきましたが、最初はもちろん解けなくて当たり前。得点できているものでもなんとなく当たってしまった問題もたくさんあるので、一周目は聞いたことのある単語や覚えた知識の問われ方を確認しました。

解答解説では、一語一句逃さない勢いで、未知のワードや理解できていなかった部分をチェックして、解説だけで理解できない場合はYouTubeやGoogleで検索し、解説に補足を書き込んでいきました。

この時も、ただ理解するだけでなく、直後に、何も見ずに大枠の理解した内容や要点を紙にOutputしていました。

結果的に4年分の過去問を通しで最低3回解きましたが、それ以外の隙間時間で、×のついている問題だけを、〇になるまで繰り返し解き直し、同じような問題で二度と間違えないように、ひたすら解く→復習を繰り返しました。

抜け漏れをなくす

使用教材:YouTube

解説だけでは理解できない部分の補足に活用していた、特にお世話になったチャンネルが下記3つです。

早稲田出版『速修テキスト 講義動画』_YouTube(中小企業経営・政策以外)

たかぴーの中小企業診断士試験 攻略チャンネル – YouTube(中小企業経営・政策以外)

ほらっちチャンネル – YouTube(中小企業経営・政策)

①早稲田出版の速修テキストの解説YouTubeは、講師の方が単元ごとにしっかり解説してくださっており、基本に立ち返るために非常に有用でした。テキストを買ってもいないのに、こんなの無料で勉強させてもらっていいの?と不安になるレベルの高さでした。

最初は検索用として活用していましたが、網羅的に学べるツールとしてほとんどの科目で、2倍速で一通り視聴し、特に文字だけでは頭に入りにくい経営法務や情報システムにおいて、理解をするのにとても役立ちました。

②たかぴーさんは、ふぞろいメンバーもなかなか知らない穴場チャンネルですが、本当にお勧めしたいチャンネルです。

各動画でテーマを一つ取り上げて、丁寧にかつ簡潔に解説されており、理解したつもりになっていた理論なども、改めて理解しなおす事が出来ました。

実際私は、運営管理の「支持度・信頼度・リフト値」に関する動画は、試験の数日前に初めて知ったのですが、この動画を見たことで、当日も正解することができました。

③そして言わずと知れた『ほらっちチャンネル』では、中小企業経営・政策の対策に活用し、関連動画をすべて視聴しました。どうしてそのような政策ができたのか?などがしっかり解説されており、一度見たらすんなり理解が進むこと間違いなしです。

上記チャンネルだけでなく、検索すると、たくさんの素晴らしい「まとめ」や「解説」を見つける事ができると思います。自分で理解できないところは、先人たちの知恵を借りて、サクッと自分のものにしてしまいましょう!

大事なマインド

このように、得意分野もなければ特別なTipsもないため、長々と話してしまいましたが、特別な事は何もしておらず、間違えた問題やわからない問題を徹底的につぶしていくというごく当たり前の事を徹底したということはお伝え出来たかと思います。

また、科目の多い試験において、私のように得意分野のない受験生は、完璧を目指さないことも重要だと思います。過去問を4-5年分全部解けるようになれば、どんな変化球が来ても、きっと6割くらいは取れるはずです。

終わりに

実際は、本当に時間がなかったため、お昼ご飯を食べながら、夕飯を作りながらYouTubeの勉強動画を見ていたので、280時間よりは多くの時間を費やしたと思います。

多いときは一日12時間ほとんどぶっ通しで勉強していましたが、息抜きに別の科目ができる、7科目もある試験だからこそ、飽きずにできたかなと思います。

残り2カ月ですが、これをやる!と決めた過去問・参考書を、ぜひボロボロになるまで完璧に仕上げてくださいね。

そして最後は、「天才ですから」と自信をもって試験に臨んでください!応援しています!

次は経営法務が苦手な受験生必見、「サエコ」による「知財パート」に関する投稿です!要チェックや!お楽しみに!

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