もうひと頑張り! すぐに再現答案作成しよう! ~ドロ沼受験生がたどり着いた4つの極意~

同友館
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こんにちは。
多年度生合格ナビゲーター、キッラーンです。

2次試験お疲れ様でした!
きっとみなさんは、これまでの勉強からの解放感や、結果が出るまでの間の不安感など、いろんな感情があると思います。しばらくの間はゆっくり休んでくださいね。

と、言いたいところですが、その前に絶対にやっておかなければならないことがあります。

それが、再現答案の作成です。

そこで今回のブログでは、ふぞろいメンバーのなかで最多の再現答案作成回数(6回)を誇る(笑)ドロ沼合格者のキッラーンがたどり着いた、再現答案作成の極意について書きたいと思います。

ポイントは、以下の4つです。

【1】 鮮度が命! すぐ作成すべし!
【2】まずは手書きで再現性アップ!
【3】データ化しながら、当日を振り返れ!
【4】大事故に気付いても気にするな!

と、本題に入る前に、「再現答案って何?」とか「なんでそんなことするの?」という方のために、簡単に解説させていただきます。

【再現答案とは?】

本試験で自分が解答した答案を、試験終了後に文字通り「再現」することです。もちろん、答案内容を写真に撮ったりすることはできませんので、試験中のメモや自分の記憶を頼りに作成します。

【なぜ再現答案が必要なのか?】

  1. 試験直後にしっかり振り返っておくことで、口述試験の際に対策を立てやすくなるため。
  2. 来年以降の受験生のために有益な情報となるため。
  3. あまり考えたくありませんが、万が一、不合格になった場合に敗因分析の恰好の材料となるため。

特に2については、「ふぞろい」の読者である皆さんなら、大切さが分かっていただけるでしょう。ご存知の通り「ふぞろい」は再現答案を元に成り立っています皆さんが手にした「ふぞろい8」はキッラーンやふぞろいのメンバーはもちろん、昨年の受験生の再現答案をもとに作られています。そして、来年発売の「ふぞろい9」は今回みなさんが作成する再現答案をもとに作成されるわけです。

ちなみに、今年は10/28(水)から受付開始予定です。
詳細はこちらのブログで案内しますので、ぜひご協力ください。

前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。前述した4つのポイントについて、詳細を説明します。

【極意その1】鮮度が命! すぐ作成すべし!

当たり前のことですが、一番大切なのは、記憶が残っているうちに一気に作成してしまうことです。キッラーンの場合、多少無理をしてでも試験の翌日には以下に紹介する【極意その2】までは終えてしまうようにしました。

とにかく鮮度が大切なので、隙間時間を使って作成しました。朝は出勤のギリギリまで家で作成し、昼休みもサッサと食事を終えて再現答案作成に励みました。もちろん、仕事も早めに切り上げ、家で夜中までかけてやりました。

ただし、年度によっては体力的にキツくて試験の翌日中に終えられないこともありました。そんなときは、最低限のキーワードだけでもメモっておくようにしました。事例Ⅳ(特に計算問題)は他の事例に比べて時間が経っても再現はしやすいので後回しにするようにしました。

忙しくてどうしてもすぐに再現答案が作成できなかった場合、注意してほしいことがあります。再現答案を作るまでは、気になるけど予備校の解答解説は見ないようにしましょう! 一度でも見てしまうと、再現答案の精度が落ちてしまうので要注意です。

【極意その2】まずは手書きで再現性アップ!

人によっては、いきなりワープロ打ちする人もいると思いますが、キッラーンはまずは手書きで再現答案を作成することを強くオススメします。

使うのは1行20文字の方眼用紙(横書き)です。ポイントは1行20文字というところです。お分かりと思いますが、これは本試験の解答用紙と同じです。これを使うことで再現答案の精度はグッと高まります。

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なぜなら、人間は言葉だけでなく画像でも記憶しているからです。たとえば、手書きで再現答案を作成していると「確か、このキーワードは解答用紙の左下あたりに書いた気がする」とか、「3行目の左の方に②って書いた気がする」とか、「3文字くらい余白作っちゃったよな」などなど、手書きで再現答案を作成していると記憶が甦りやすくなるのです。

一見、ワープロ打ちの方が楽だと思うかもしれませんが、経験上、手書きの方が精度も高く、早く作成できると思います。

【極意その3】データ化しながら、当日を振り返れ!

繰り返しになりますが、上記の2まではなるべく早く仕上げておきましょう。その後、時間のある時に手書きの再現答案をデータ化しておきましょう。データ化しておくことで、「ふぞろい」に提出する際はもちろん、仲間との共有など何かと便利です。

「そんなら最初からデータ化すりゃいいじゃん!」という声が聞こえてきそうですが、ここでもう一つ大切なポイントがあります。

最初の手書きの時は、とにかく再現性の高さを重視して作業します。しかし、その後データ入力をする際には、当日の思考プロセス今の気付きを重視して振り返ることが大切なのです。

手書きの再現答案をデータ化するのは単純作業ですが、作業をしていると「当日の思考プロセス」や、「今になって気付いたこと」がいろいろと出てきます。それらを別データにメモしておくのです。こうしておくことで、あとで振り返りをする際に大いに役立ちますので、ちょっと手間はかかりますが、ぜひ試してみてください。

【極意その4】大事故に気付いても気にするな!

さて、ここまで作業を進めると、毎年必ず「やっちまった!」という問題が出てきます。そして、とっても落ち込みます。ちなみに、キッラーンの場合、合格した年もやっちまいました。せっかくなので、恥ずかしながらその時の振り返りコメント(極意その3で作成したもの)を公開します。こちらは、事例Ⅱの第1問の振り返りです。

図表の番号を記載し忘れたのが痛い、と試験直後は思っていた。が、今改めて振り返ると、もっと致命的なミスをしていたことに気付いた。(a)では「一般向けツアー」と「海外研修ツアー」について、(b)では「一般向けツアー」と「海外研修ツアー」と「介護付きツアー」について書かなければいけなかったのだろう。そう考えると配点の25点の理由も分かりやすい。
自分は(a)で1つ、(b)で1つしか書かなかったので、おそらく、点数は8点以下だろう。

これを書きながら、キッラーンは「今年もダメか」と思いました。しかし、結果としては合格していました。

面白いもので、「なんとなく受かりそう」と思っているときは不合格になり、「ダメだな」と思った時に受かりました。なぜなんだろう? と考えた結果、ひとつの仮説にたどり着きました。

「やっちまった!」とすぐに気付いたということは、それだけ冷静に対処できていたということなのではないかと思います。

一方、「なんとなく受かりそう」と思っているときは、漠然とした対応しかできていなかったのではないかと思います。

おそらく、みなさんも再現答案を作成していると「やっちまった!」にいろいろと気付くと思います。そして、「不合格かも」と思うことがあるかもしれません。しかし、合格発表が出るまでは結果は分かりません。再現答案を作成したら、合格発表までの間は、ゆっくり休んでください。

お疲れ様でした。

さて明日は、ここで紹介したようなコツを知らなかった2年目合格者のけいたんから、「再現答案作成をちゃんとやっときゃよかったぁ~(涙)というメッセージがありますので、お楽しみに!

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