ふぞろいな1次試験勉強方法!おみそ編 ~与件文なし解答作成トレーニングで1次試験と2次試験を同時攻略~

同友館
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皆様、日々の受験勉強お疲れ様です。

昨日のかっしーの記事はすでにご覧になられましたか?

我々事例3のモンスターどもを扱うリーダーが、1次試験の難易度別の対策を解説していて非常に参考になると思います。

まだご覧になられていない方は是非チェックしてみてください!

さて、本日私が紹介するのは、前回の「2次試験独学ストレート280点合格ロードマップ」でちらっと触れました「与件文無し解答作成トレーニング」です。

過去問やるにはやってるけど、1次試験本番で問われたときに本当に答えられるの?

とか、

1次試験が終わった後、2次試験本番まで勉強が間に合うだろうか?

という悩みをお持ちの方にはぴったりの内容になっています。

今回も独学ストレート合格メソッドを力説しますので、ぜひとも読み進めていただければ!

与件文無し解答作成トレーニングとは?

まず、合格ロードマップから今回の与件文無し解答作成トレーニングの位置づけを示します。

「2次試験独学ストレート280点合格ロードマップにおける与件文無し解答作成トレーニングの位置づけ」

そして、与件文無し解答作成トレーニングを一言で表すと、与件文が全くない状態で2次試験での設問文を想定した問いに対し、100字などの制限を設けて解答を作成するトレーニングのことです。

例えば、

・機能別組織のメリットとデメリットを100字で述べよ。

・A社がファブレス化を採用した理由を100字で述べよ。

みたいな問題のイメージです。

どんなメリットがあるの?

メリットは以下の3つです。

メリット① 1次・2次試験の両方の知識の補強ができる

1次試験と2次試験の大きな違いは、選択式か記述式かどうかです。

1次試験のような選択式の過去問を解いていると、周回を重ねるにつれ、番号の位置を覚えていたり他の問題が間違っているので消去法で正解できちゃったりってありませんか?

選択式の問題は曖昧な知識でも正解できてしまうことが多々あるんですよねー

宅建など選択式のテストで終わるならそれでもよいかもしれません。

(宅建も持ってますが、何となくの知識で受かることも出来ました)

しかし、診断士2次試験ではそうはいきません。

記述式なので、自身で明確に知識を覚えておかないと、全く答えが書けません。

そこで役に立つのがこの「与件文無し解答作成トレーニング」なのです。

先ほど例に挙げたような「機能別組織のメリットやデメリット」等を実際に文章で書くトレーニングにより、知識を曖昧にすることが許されず、自身の中で確固たる知識を記憶に保持できるのです。

そして、これは1次試験にも当然役に立ちます

選択式の問題の中で、与件文無し解答作成トレーニングで覚えた知識は自信をもって解答ができるというわけです。

メリット② 負担が少ない

2次の勉強を1次と同時並行で進めたいけど、そんな余裕ないよ!

という方はいらっしゃいませんか?

2次試験の過去問は1事例を解くだけで80分程度かかり、見直しも含めると3時間はかかることもざらです。

7科目もある1次試験をこなしつつ、なかなかそんな時間はかけづらいのではないかと思います。

しかし、紹介した「与件文無し解答作成トレーニング」であれば大丈夫です。

見直しを含め、1問30分程度で終わります

これであれば、日々の勉強スケジュールの中に組み入れることも可能なのではないでしょうか?

メリット③ 多面的な解答を速く書くスキルを習得できる

これは2次試験向けの話ですが、2次試験は先ほども記載のとおり80分間という制限時間の中で、B5用紙3枚程度の与件文を読んで、500~600字の文章を手で書くことが求められます

経験済みの方はご存じですが、時間内に終わらせること自体が非常に難しいです。

また、採点基準は公表されていませんが、「ふぞろい」の過去の分析結果を借りますと、1つの解答に複数の要素を盛り込んだ解答に、高得点の傾向がみられます。

しかし、100字という字数制限の中で、この複数の解答を制限時間内に解くというのは、慣れないと困難を極めます。

2次試験を始めて解いた時のあの冷汗は今でも忘れません……

そういった困難を克服するために効果的なのが「与件文無し解答作成トレーニング」なのです

さっきの「機能別組織のメリットやデメリット」を記載するのでも、メリット・デメリット1つずつ書くなら1解答要素平均で50字使えますが、メリット・デメリット3つとかずつ書こうと思えば、1要素平均16字しか使えません。

しかし、与件文無し解答作成トレーニングを続けると「1つの表現をいかに短くできるだろうか?」ということを考え集中的な訓練が可能です。

そうした中で多面的な解答を速く書くスキルが磨かれていくのです。

このスキルは2次試験を解く上での非常に重要な基礎体力の1つだと考えています。

この基礎体力を持っているかどうかが、1次試験後の2次試験の勉強本格化の時期で大きく他の受験生と差をつける要素になると思います。

実際、2次試験の勉強を本格化した際、解答を書くことには全く困らなくなっていましたね。

以上3点が私が考えるメリットです。

以下では、実際に私が行っていたやり方をお伝えします。

与件文無し解答作成トレーニングはどうやっていたの?

与件文無し解答作成トレーニングの題材自体は、インターネット上や予備校等でも見つかると思います。

なので、あくまでもご参考として、私が使用していたテキストを紹介します。

それは『中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ』の『想定問題集』です。

一応、以下にリンクも貼っておきますね。

中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ

※今(4月時点)購入するのであれば、昨年度版の2022年度版を購入する事になりますが、私も前年度版のものを使っていたので、特に問題はないかと思います。

同テキストにやり方が記載されていますので、詳細な説明は割愛いたしますが、私が独自にプラスオンで行っていたのは下記です。

  • あらかじめ、問題をPDF化し、iPadのメモ帳のペン機能で問題下に書いてあるヒントを消しておく
  • 1つの解答は10分以内で書ききる。
  • 模範解答を見て確認する際、模範解答に書いてある言葉をより短く書けないか考え、別の解答要素を追加した際の解答を作る ←ここが重要ポイント!

これらを、5月のゴールデンウィークの時期に始め、8月の1次試験前日まで毎日2問、1日1時間程度演習していました。

また、事例Ⅰ→Ⅱ→Ⅲ→Ⅳと毎日事例を変えることでまんべんなく対策を進めていました

1周目こそ解答に時間がかかって苦戦するかもしれませんが、3,4周目くらいになると解答がサクサク書けるようになるのではないかと思います。

解答の際は、解答要素を予め列挙し、MECE(もれなくダブりなく)な解答になるように心がけていました。これは、また後日説明しますが、「解答メモの作成」で大いに威力を発揮しました。

以上が「与件文無し解答作成トレーニング」の紹介です。

1次試験の対策を行いつつ、2次試験対策も同時に、かつ、軽い負担で続けられる「与件文無し解答作成トレーニング」の魅力が伝われば何よりです。

次回は前回のロードマップでも触れた「設問解釈トレーニング」を紹介いたしますね。

おわりに

長文のお付き合い、お疲れさまでした。

最後まで読んでくれた方、いらっしゃるでしょうか?笑

最後のここまで読み、かつ実践される方は、本当にめちゃくちゃ力がつくと思いますよ!

さて、次回はふぞろい16の頭脳、スーパードクター×診断士のえとえんが登場です。

当直医として32時間戦っていた男が1次試験とどう戦っていたのか。

気になる方は、ぜひともチェックしてくださいね!

では、次は5月上旬頃に!

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