みなさんおはようございます。事例Ⅰ担当&ブログリーダーのがきです。
先日、久しぶりにニンテンドースイッチで遊ぼうとすると、息子(小学5年生)が勝手に私のアカウントアイコンを「毛無し」スタイルにアップデートしていました。
諸行は無常だなぁ・・としみじみ思った次第。
さて、1次試験も「直前期」、2次試験も半年を切っています。
昨年の今頃、私は2次試験受験者として、予備校の演習をこなしつつも、なかなか点数と(予備校内)順位が上がらず、「どれだけやっても合格がみえない・・」と焦りを感じていました。
今、同じような気持ちを抱いている人は結構多いのではないでしょうか? そういう方には、是非読んでいただきたいです。やや主観が入っていますし、「当たり前じゃん」という内容にはなりますが、私の考えを述べたいと思います。
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ふぞろい16メンバーのブログは2月20日スタート!
どうぞお楽しみに!
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目次
まず、今日のブログで言いたいことはこれです。模試・演習は高得点を取ることが目的ではないんです。
落ち込むな、とは言っても・・・思うような点数が取れなかったらどうしても焦るし、「こんな調子で本当に大丈夫なんだろうか?」という気持ちは消すことは出来ません。
しかし、そういう時は改めて「模試/演習は自分の課題抽出の為のツールでしかない」という点を意識しましょう。
まず、私の昨年の予備校演習と、本試験の点数をお見せしたいと思います。
これ以前にも演習は多数実施しましたが、一度も60点を超えたことはありませんでした。最後の授業の演習(超、超直前期)にいたっては39点です。
当時、かなり不安な気持ちであることはご理解いただけると思います。しかし、本試験では69点取ることが出来ました。もちろんいろんな理由があるかとは思いますが、自分なりに考える「点数で落ち込む必要がない」理由をいくつか述べます。
まずは、当然の事ですが演習と本試験では大きな違いがあります。それは
という点。
予備校で演習の採点を行う方々の視点で考えると、これは「幅を持たせた採点解釈はなかなか出来ない」事につながると思います。なぜなら、返却された答案を基に、採点の整合性が検証できてしまうからです。そうするとどうしても「この答案の表現は加点されているのに、なぜこの答案は加点され無いのか?」というケースが発生し受験生が混乱する可能性があります。そこは意図して回避しているような気がします。
つまり、「得点キーワード」に厳密に合致していないと加点されないという現象が起きます。
これはある程度致し方ない部分もあるかと思いますが、怖いのが
「事例企業の課題や解答の方向性はかなり理解できているはずなのに、全然得点できない、なぜだ??」という気持ちと不安にハマる事です。
本試験の採点に整合性が無い、と言うつもりは全くありませんが本試験では「事例企業の事を理解できており、的確な分析が出来ているか?」が問われている試験で、ワードを合わせる試験ではないので、その点は心にとどめておくべきだと思います。
逆に、頑張って「合致するキーワード」を書けるように意識してもかなり難しいです(頻出ワードは意識し、書けるようにすべきですが)。
あくまで精神論ですが、、真剣に診断士試験勉強に取り組めば取り組むほど、どうしても周りの受験生の得点や、自分の順位が気になりますが、気にしなくていいです。
演習や模試で高得点を取れた時、「なぜ自分は正解できたか?」「どうやってこのキーワードを想起できたのか?」と自問することはあまり無く、安心感からつい復習・検証せずそこで学習が終わってしまいがち。
逆に、得点できなかった時は「なぜ、この切り口の解答が出来なかったか?」「何がいけなかったのか?」と、自己と向き合わざるを得ません。そしてこの熟考と気づきが2次試験勉強では最も重要です。つまり、点数が低い方が結局勉強のコスパが良くなるんです。
演習の目的は高得点を取ることではありません。自分の課題を見つける為のものだという事を忘れず、点数で自分のテンションが上下することの無いよう、留意することが重要です。
では、どう向き合えばいいのか?という事ですが、得点が取れなかった演習について、以下の視点で自問すればいいと思います。
得点が取れなかった要因は、だいたい上記3点のいずれかに集約されます。得点できなかった理由はどれでしょうか?これを毎回考えることで、自分の傾向とクセが分かります。
「1.」に関しては、「他の人はどんなワードを使っているか?」「それは頻出ワードか?」などの視点で復習すればいいと思います。その演習事例だけの「ワード」や「要素」であれば、解答できていなくても特に気にしなくていいです。特に事例Ⅱの施策問題などは、本試験で同じ問題が出ることはほぼありませんから。
逆に、例えば事例Ⅲの「標準化」等が書き出せなかった場合は頻出論点なので、次から書けるようにしましょう。
「2.」に当てはまる場合、80分の時間の使い方を見直してみる、等がおすすめです。
など、です。
私は演習の際、あえて毎回時間配分を少しづつ変えて、一番しっくりくる時間の使い方を探っていました。
「3.」に当てはまる場合、例えば一文が長すぎて書くべきことが書ききれない等が考えられます。私もこれでした。個人的にはあまり好きではなかったのですが、文章の長さが調節できるように解答の各要素に「①~、②~」と附番するように矯正し、最終的には本試験もそのスタイルで記述するようにしました。
これらは一部ですが、とにかく演習ごとに明確にやり方を変えてみるのが良いと思います。演習で「高い点を取らないといけない」という意識が高すぎると、ダイナミックにやり方を変える事に心理的抵抗が強くなってしまうので注意です。演習の時にガンガン変えて自分の解き方を探った方が絶対いいです。
以上、やや精神論っぽい話ですが、自分自身が、昨年のこの時期かなり得点が伸びない事に悩んでいたので、同じような思いを抱いている人がいたら是非参考にしていただけたらな、と思って書いてみました。
ちなみに、今日公開したのは事例Ⅲの得点でしたが、直前期の9月、2か月前のタイミングで「事例Ⅰ 18点」を取ったことがあります。マジです。それでも合格できました。
本当に大事な点数は本試験のみ、それ以外は全て課題抽出の為のツールです。気分と感情を左右されないようにしましょう。
また、こんなことを言ってはなんですが・・・演習も復習が一番大事なのですが、あまり必要以上に時間をかけすぎない方が良い、というのが個人的意見です。
おそらく演習は講師の方が作問者となり、「過去問」から解答のエッセンスを抜き出して、それを独自の事例企業で再現したものだからです。どうしても作問者の色や味付けがついてしまいます。
※もちろん、それも知識や解答の幅を広げる素晴らしいツールであることは間違いなく、解く意義は非常にあります。
ただ、複数回解いて、習得するなら絶対「過去問」の方が良いです。
加えて、その時に「他の人はどんな解答を書いたのか」を知り、学ぶことが最も重要。そういう点でも、「ふぞろいシリーズ」は最適と言えます。まだ読まれてない方は是非どうぞ(この下に 直近発売された合併号を紹介させていただきます)。
以上、私の意見を述べさせていただきました。参考になれば幸いです。
明日はもっちゃんの登場です。同じチームとして共同作業をしておりますが、日によってはほぼ徹夜?で作業されているタフガイ。凄い体力・・若いっていいなと思って感心しています(^^)/