プロのコンサルの現場を見学して心に刺さった言葉たち

同友館
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こんにちは。アヤカです。

先日知財経営の研修に出てきました。

その研修は3回に分かれており、1回目は座学、2回目はプレゼン大会、3回目は知財経営のプロのコンサルの現場見学でした。

1回目の座学はみっちり勉強させていただき、2回目のプレゼン大会は同じ班だった弁護士さんと弁理士さんと仲良くなって、飲み友達が増えました。

今日は3回目の知財経営のプロのコンサルの現場見学で心に残った言葉をご紹介しようと思います。

願望は書いたら目標になる

経営デザインシートというものがあります。

簡単に経営デザインシートの説明をすると、①自社の現在②自社の目指す姿③そのためにやることを書くシートです。

社長さんご自身で記入された②自社の目指す姿について、「ただの願望ですけどね」と謙遜したところに、コンサルの先生が「願望は書いたら目標ですよ」と答えたのです。

願望は恥ずかしくってなかなか書いたり、言えなかったりするけれど、人に後押ししてもらうととっても力が湧いてきます。

恥ずかしがらずに、理想を描いてほしいです。そして、私も人の願望を後押しできる診断士になりたいと思います。

今回は経営デザインシートを通して、社長さんは社長さんの夢をコンサルの先生にお話しされましたが、夢や願望を人に話すのは実現への最短コースだと思います。

特に話し相手として診断士は最適です。みんな前向きですし、課題解決力が高いので。

今後こういうことをしたいんだ~って話すと、こんなアイディアがあるよ、これはどうするの?・・・話しているだけで、どんどん話が具体的になっていきます。そしてどんどんやる気になっていきます。

環境の力ってすごいなあと実感しています。

技術に対する対価はちゃんともらうべき

利益追求に嫌悪感を示した技術系の社長に対して言った一言です。

私も技術系なので、周りに技術系の人はたくさんいます。技術系の人は、利益に無頓着な人が多いように思います。元々知的好奇心で研究開発をしているから利益に興味がないのでしょうか、技術で問題解決をしたいと思って理系に進んだからでしょうか。

専門家の方は、このすばらしい技術を使いたいという人がいるのだから、それ相応の対価をもらえるようなビジネスモデルを作りましょうとおっしゃっていました。

自分では客観的な値段をつけにくいことがあります。コンサルは正当な対価を設定するお手伝いもできるのかもしれません。

お金がないは理由にならない

どんなビジネスモデルにするかを議論していた時に、「現実的にお金のことを考えると、夢のようなビジネスは考えられない」と社長がおっしゃり、それに対する返答です。

「必要ならば投資してもらえばいいんです。この素晴らしい技術を今の人数で世界に届けられますか」

それに対して社長は「そこまでするかどうかですね・・・・」と答えました。

実現したいことがあるならば、そのための手段を考えるしかありません。

さらに重要なのは、その手段を選んでまで実現したいかどうかです。

先ほどの経営デザインシートは、①自社の現在②自社の目指す姿③そのためにやること整合性が取れて完成なのです。

経営デザインシートは10回くらい書き直して完成するそうです。

これを書くのはとても大変な作業ですが、整合性がとれて腹落ちしたシートを実行できたら、その企業はとても成長するでしょう。

明日は資格を生かして異動したミナトです^^

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