みなさん、こんにちは。
ふぞろい14メンバーによるラストリレー、本日は特別企画です!
まだまだ女性の比率が非常に低い中小企業診断士の世界。14メンバーが合格した令和2年度試験では、合格者の女性比率がなんと約9%!
(参考までに同年度の社会保険労務士試験では約36%、行政書士試験では約26%でした)
人数が少ないということは、それだけで希少性があるということ。
強みを最大限に発揮して、すでにそれぞれの道で活躍している6名の女性メンバー全員に集合してもらい「診断士を目指したきっかけ」や「診断士になってよかったこと」を語ってもらいました!
僭越ながらインタビュアーはたまちゃんが担当します!
中小企業診断士を目指したきっかけ
それでは、まずは「なぜ中小企業診断士になろうと思ったのか?」
みんなのきっかけを知りたい!
私は会社で尊敬する先輩が持っていたから!
金融機関勤めで、会社経営者に対して必要な提案ができて信頼されているその先輩のようになりたかったんだよね。
結局その人とは業務内容が違うから同じ仕事はできていないけど、その立場になったときに少しでも信頼される担当者として経営者に向き合いたいと思ってるよ!
私の場合は、ふぞろい14の書籍の巻頭企画で診断士を目指した理由を執筆したから、そちらを読んでね!
……これだけだとそっけないので、もう少し付け加えます。
これまで3社で10年以上、環境、CSR、サステナビリティに関する仕事をしてきたんだけど、これらは会社の経営と一体化して考える問題になってきているのね。
だから、サステナブルな社会の実現に向けて、リソースが限られている企業でも無理なく実現できる取組みができるようなお手伝いをしたいと思って、診断士になったよ。
もともと興味を持っていた資格だったけど、出産で仕事を辞める際に、次の仕事は何をしたいか?そのために何をしようか?と考えたよ。
知識を蓄え仕事に活かせ、かつ、資格取得はゴール設定ができるし、履歴書にも書けるので分かりやすい!次の職探しにも直接的に役立つ!そしてライフスタイルに合わせてマイペースに勉強できる(はず!)と考えて受験を決意したよ。
(結果的に、計画通りに勉強が進んだわけではなかったけれど笑)
①社会人になって仕事に慣れてきて余裕ができ、やりたいことってなんだろうと改めて考えたときに、大学進学のときに商学部と迷ったことを思い出し、今からでも商学系の勉強をしたいと思ったから。
②社会人になってからずっと企業で研究開発職をしていて、研究テーマの設定がかなり重要だと感じ、技術と事業性の両方をわかる人になりたいと思ったから。
③診断士業界は診断士同士が助け合う業界とのことで、イメージが良かったから
④MBAと比べて、自分のがんばりによっては安く短期間で資格を取れるから
⑤独立が可能だから
⑥自分が診断士として活動しているイメージがついたから
これらの理由を総合判断した結果、診断士が一番最適と判断したよ。
「エンジニア」じゃない自分になりたかった、かな~
前職で経営に興味がでてきたとき、「私、経営に興味あるんです」といったら「いや、君はエンジニアなんだから。そういうのできないよ」と言われたことがあって、すごく悲しい思いをしたんだよね。
エンジニアという肩書は気に入っているけど、エンジニアに縛られている感があって、そこを打破して「私、経営ちゃんと勉強しているんです」って言いたかったのが、きっかけのひとつかな
「働く女性を応援したい!」母親がイキイキしているかどうかって子どもに大きく影響するなと私は思ってる。
今の日本では結婚、出産、介護などのシーンでは女性に頼らざるを得なくて、有能な女性が退職するのが勿体ない!マルチタスクの主婦がなかなか仕事復帰できない!という現状もある。そんな女性達を応援したかった。そのために、日本の大多数を占める中小企業の現状を知り、経営者と話ができるように経営の勉強がしたかったから取得をめざしたよ。
長年、進路指導も仕事だったから、やはり人の課題解決をすることを生業にしたかったというのも理由にあるかな。
中小企業診断士になってよかったこと
みんなそれぞれの想いと努力が実って、今があるんだね!
そして合格して早や1年。ここまでを振り返って、「中小企業診断士になってよかった!」と思うことを聞かせて!
①診断士のコミュニティに参加できること。
診断士のコミュニティはたくさんあるので、自分のやりたいことや興味に合わせて参加できる。1人でやるよりもチームでやる方が質の高いものができる。
②会社へのストレスが減ったこと。
周りの評価等が気にならなくなったし、評価に繋がらなくても自分が必要だと思うことをやるようになった。(謎の自信がついて、それが認められないなら転職か独立をすればいいと思うようになった。)おかげでストレスが減った。
③2次試験のおかけで問題解決力が上がった。
何か問題が起きたときに根本原因を探すことを自然とできるようになったし、見つけるのも早くなったと思う。
④2次試験のおかげでわかりやすい文章を心がけるようになった。
効果を書くのはとても重要だと思っていて、齟齬のないようにだからなんなのかまできちんと書くようになったよ。
一番は新しい世界が広がったこと!交友関係も広がってすごく楽しい!
あとは、女性の診断士が活躍できる場面がありそうってこと。
エンジニアも診断士も男性の方が圧倒的に多いんだけど、エンジニアの女性はまだまだ男性の陰に隠れがち…変わりつつあるとは思うけど。
ところが、診断士は女性であることで活躍の場が広がる可能性もあるのかな、って感じてる。
女性経営者や女性向け製品を扱っている会社のご支援とか、たくさんやりたいな!
サステナビリティやカーボンニュートラルなどに、さまざまな切り口から取り組んでいる診断士の方々に数多く出会えたことで、視野が広がったこと。
これまで企業のCSR担当や経営企画担当という視点しか持ち合わせていなかったけど、製造現場で長年省エネ活動に携わってきた方の視点、再エネビジネスに携わる方の視点、中小企業の視点、金融機関の視点など、複合的にテーマを見ることで、具体的に自分に何ができるかを真剣に考えているよ。
正直まだ何もできていないけど、ふぞろいの執筆や実務補習でできた仲間や人脈はかけがえのないものだと思ってる!
行動力のある人、高い目標に向かって努力を続けている人、各方面に興味や関心が高い人など、刺激的な人ばかりだし。
この資格を生かすも殺すも自分次第だけど、自分一人では踏み出せないことも、仲間に相談したり刺激を受けたりして挑戦したいなと思えるようになった!これ、私にしてはすごい進化なの。
多角的に客観的に物事を見る力がついた気がする。
勉強する科目数の多さ、事例企業の問題などのお陰もあるけど、とにかく診断士の方のジャンルが幅広く、その方達の話を聞いたり、行動を見ているだけでもいろんな方法があるな〜と視野が広がる。
普段なら話せないような人と話ができる。例えば社長とか!
そして、仲間と呼べる人たちに出会えたことが何より最高!
実際に就職活動の際に「中小企業診断士」と履歴書に書けることは強みの一つになりました。
ビジネスの知識としては、断片的な知識が体系的にまとめられ、ビジネスを見る視座が一段高くなった(気がする)。
今はまだまだだな~と思うことのほうが多いけど、診断士としての仕事や研究会などを通して、さらなる学びの機会を日常的に得られていることに満足感が大きい!
今日はありがとう!
相変わらず見事にみんなバラバラだね笑
これからも女性起業家がどんどん増えていく中で、女性診断士の存在は絶対に必要!
みんなの活躍を楽しみにしているよ!
最後に
いかがでしたか?
年齢も職業も立場も違うふぞろいな6名が、それぞれの想いを語ってくれました。
そして全員が共通して、
「もっと女性の中小企業診断士が増えて、一緒に活動できたらいいなぁ~」
と願っています!
今回の記事が、合格を目指して日々勉強に励んでいる女性受験生や、令和3年度の女性合格者の方、そしてもちろん男性にとっても参考になれば幸いです。
さて明日は、いよいよふぞろい14メンバーによるブログリレーも本当にラスト!
ブログリーダー、しょーたが最後をバッチリ締めくくってくれます。
しょーた、1年間お疲れ様でした!あとはよろしく!