２次試験の勝手な分析

独りで頑張るあなたを応援したい。事例Ⅱ担当、独学サポーターのひろまてぃです。

本日は「２次試験の勝手な分析」というテーマでお届けします。

中小企業診断士試験の令和３年度２次試験についての勝手な分析です。

あくまでも個人的な意見ですのでご容赦願います。

事例Ⅰについて

事例Ⅰは、第１問と第４問が難しいと思いました。

第１問については、問われ方が漠然としており、競争回避や変化への対応などといった複数の方向からの解答が可能で解答の方向性が決まりにくいと感じました。

第４問については、与件文中にヒントとなるような明確な記載が見当たらず、どのようなことを記載すればよいか、かなり悩むだろうと思いました。

一方で、第２問、第３問、および第５問については記載しやすかったのではないかと思います。

第２問については、新たな部門であることや、３代目の経験を活かすことが出来ることなど、解答の方向が１つに決まりやすいため多くの受験生が記載できたのではないかと思います。

第３問については、利点について、既存事業とのシナジーが考えられることから書きやすいと思いました。また、欠点についても、与件文中に「非常に厳しい競争環境」という記載がるため、書きやすいと思いました。

第５問については、与件文の最終段落にヒントの記載があるため、記載しやすかったのではないかと思います。

事例Ⅱについて

事例Ⅱは、第３問が難しかったと思います。

「置き配を導入する場合」および「利用する高齢者顧客に対し」という記載から、置き配導入前からの取り組みを記載すればよいのか、利用を開始してからの取り組みを記載すればいいのか悩んだ方も多いのではないかと思います。

また、わざわざ「高齢者」と記載されている点で、高齢者特有の解答をする必要があると感じましたが、特に高齢者に限らず全年齢の顧客に共通した取り組みになってしまいがちだと思いました。

一方、第１問、第２問、および第４問については、記載しやすかったのではないかと思います。

第１問については、内部環境と外部環境の分類さえできれば、制限文字数内で与件文からひっぱってくることができるため記載しやすかったのではないかと思います。。

第２問については、自社サイト開設のノウハウがないことや、Ｙ社サイトでのコラボ商品の販売などいったヒントが与件文中に記載されており、記載しやすかったのではないかと思います。

第４問については、京都で修行した店主の和菓子店についての記載が与件にあるため、共同開発については記載しやすかったと思います。コミュニケーション戦略についても、ＩＭの活用といった与件文中のヒントを取り入れれば記載しやすかったものと思います。

事例Ⅲについて

事例Ⅲは、第３問が難しかったと思います。

漠然とした問いであり、どのような内容で解答したらよいのか悩んだ人が多かったのではないかと思います。

無難にデータ活用という点を記載した受験生が多かったのではないでしょうか。

一方、第１問、第２問、および第４問については、記載しやすかったのではないかと思います。

第１問については、文字数制限さえ気を付ければ、与件文中から引っ張ってくることができるため、記載できないということはないと思います。

第２問については、与件文中に課題となるヒントが記載されており、また、生産計画や、ばらつき、手直しなどといった典型的な内容でもあったため、多くの受験生が記載できたものと思います。

第４問については、第１問の強みとの関連で考えることができれば、結論は記載できたものと思います。

その上で、永く使えるという点や若手育成や技能承継についての要素を肉付けていくことができれば、解答として成り立つものと思います。

事例Ⅳについて

事例Ⅳは、第２問の設問２および３が難しかったと思います。

第２問の設問２と設問３については、計算量が多くミスもしやすいため、部分点でいかに点数を稼げたかが勝負になると思います。多くの受験生が満点を取れない問題だと思います。

一方、第１問、第２問の設問１、第３問の設問１と２、および第４問については解けた人がそこそこいるものと思います。

第１問については、どの指標を取り入れるかについて悩ましい点はあるものの、他の問題に比べると記載しやすかったものと思います。

第２問の設問１、第３問の設問１および２については、今までしっかりと勉強してきた受験生ならば、焦らずに落ち着いて計算できさえすれば解ける問題であったと思います。

第４問について、設問１は売上高営業利益率の改善、設問２は地域貢献ということが比較的記載しやすかったと思います。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

いよいよ今年も終わりに近づいてきましたね。

ここのところ、これを聴いてテンションを上げています。

そんな中、来年の目標の１つに、ワイナリー巡りを入れようと思いました。

明日はどみーです。

ではまた！