ある日、突然書けなくなる ~定石知識の落とし穴~

同友館
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こんにちは。やさぐれ2年目ナビゲーター、けいたんです。

暑い日が続くようになり、夏の訪れが感じられるようになりましたね。受験生のみなさんにとっては1次試験へのラストスパート、また2次試験対策の正念場です!急な気候の変化で風邪ひかないように気を付けてくださいね。

 

さて、前回の記事では、勉強のブランク期間の間に失った知識を取り戻すために、『2次知識ネタコレクション』を作ったことをお話ししました。その記事の最後に、『2次試験は定石知識だけで対応できるほど甘くありません』というような内容を書きましたが…。

今回は、けいたんが知識のリカバリに注力した結果、陥ってしまった落とし穴についてお話したいと思います。

 

ネタコレクション作りに励み、定石の知識を順調に思い出してきたけいたん。解答を作るときも、コレクションした知識を骨子にして作ることで、それまでのような白紙解答や、まるっきり見当違いな解答をつくってしまうことはだんだん少なくなってきました。

しかし、あるときから別の壁にぶつかるようになります。

それは、『指定の文字数を埋められない』ことです。

<100字で説明せよ。><160字で述べよ>など、比較的多めの文字数を要求される設問において、どう頑張っても30~40字くらいで解答が収まってしまうのです。

言いたいことは書いた。でもあと70字も残ってる…。仕方がないので、与件文から拾ってきた、設問に関係あるのかないのかよくわからない要素を付け加えてみたり、問われていない要素について事細かに説明してみたり…。いろいろと引き延ばし策を図るのですが、予備校の添削や勉強仲間からは「読みにくい」「字数が余って適当に埋めたのがバレバレ」など、散々なコメントをもらう羽目になりました。

その中でも、けいたんがハッとしたのは、「一般論を書いただけの解答になっている。問われていることへの答えになっていない」というコメントです。

いつのまにか、解答作成が『とりあえず解答になりそうな内容』を当てはめる作業になってしまっていました。解答を作る上での主眼が、『事例企業への助言になっているか』『事例企業の現状を踏まえたものになっているか』ではなく『得点がもらえそうかどうか』になってしまっていたのです。その結果、これまで受けた演習の中で比較的よく出てきた解答パターンをとりあえず書く、というスタンスで解答を作ってしまっていました。自分では満足のいく解答のつもりでも、読み手にとっては「モヤッとした」印象の残る解答となってしまっていたのです。

この落とし穴は、特に、予備校の演習や模試で得点が伸び悩んでいる時に陥りがちです。実際、けいたんの勉強仲間も同時期に同じような悩みにはまっていました。

これから本試験が近づいてくる中、得点が思うように伸びないと焦ることもあるかもしれません。そんな時は、ついつい小手先のテクニックに走りがちです。ですが、2次試験は【事例企業への診断・助言】予行演習です。その点を見失わないようにしてくださいね。

 

次回は、理論の侍セリフさんが登場します。今回のブログは、どうやらいつもと少し雰囲気が違うようですよ。お楽しみに!

 

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