再現答案のフィードバックやってます【コーリ】

同友館
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分析チームのコーリです。
現在、昨年の不合格者の方々から頂いた再現答案の「採点」と「フィードバックコメント」を書いています。
採点では、「ふぞろい流採点基準」により、多くの合格者が採用している「キーワード」が入っているか、を見ています。
そんな中、「キーワードは入っているが、読みづらい」答案がちらほらありました。
「読みづらい」ということは、「違う意味にも解釈できてしまう」、もしくは「意味が良くわからない」という事にもなり、加点して良いものか非常に悩みます。
せっかく求められるキーワードが入っていても、採点者の「加点」を躊躇させる書き方はもったいないです。やはり読みやすさを意識して書く事が大事です。
もしかしたら、「時間が限られている本番だから、変な文章になってしまっただけ」という事かもしれません。しかし、合格者をはじめ、読みやすい答案を書けている人も多いです。同じ条件で戦っている訳ですから、対策を立てないと来年も同じ事を繰り返してしまうと思います。
対策としては、以下の事を心がけるだけで、ずいぶん変わるはずです。
?文章の短文化を進める。
?主語と述語を明確にする。
?与件文、設問文の表現を使い、独自の表現をしない。
?与件文、設問文にない表現を使わねばならない時は、できるだけ平易な表現を優先する。
?自分の書いた答案を他人に読んでもらい、批評してもらう。
逆に言うと、読みづらい答案は上記の反対の事をしている答案です。例えば、以下のような答案です。
?100字以上を1文で書いているため、最初に書き始めた主語とかみ合わない述語で文章が締められている。
?設問文で「原因」を聞かれているのに、「理由は?」と書き始める。
?BPRなど横文字を多用し、結局何が言いたいのかが、書いた本人しか分からない。
これらは、読みづらいだけでなく、設問で聞かれている事に十分答えていない事にもなる為、加点対象外となるか、ほとんど加点されないと思います。
「ふぞろいな合格答案」では、試験本番に捻り出した「生々しい再現答案」が多数掲載されています。是非多くの合格答案に触れて、書き方を研究して見て下さい。

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