独りで頑張るあなたを応援したい。事例Ⅱ担当、独学サポーターのひろまてぃです。
本日は、「事例Ⅱについての基本的考え方」というテーマでお届けします。
目次
先日はふぞろいセミナー「ふぞろいな合格への道筋」に多くの方に
ご参加いただきまして、ありがとうございました。
セミナーにおいて、事例Ⅱは型がなくて難しい、といった意見をもらいましたので、
私なりの考えを記載したいと思います。
まずは基本的ルールです。
多くの場合、小さい企業が登場します。
そして、1.大手には勝てないので、競争を回避する方向へ進みます。
その上で、2.他の似たような規模のところとの差別化を図ることが必要です。
ここからどういうことが考えられますでしょうか。
大手には勝てない→値下げしない(むしろ、単価を上げる方向性が多い)。
競争を回避する方向→大手とは異なるターゲット、異なるサービスにする(より丁寧で個別の接客などが多い)。
差別化を図る→そのための強みや機会が与件文中に必ずあります(強み×機会となるような文章があります)。
大まかにはこんな感じです。
この基本をもとに、与件文からヒントを抽出しましょう。
その上で、
売上=客数×客単価で考える。客数UPなのか、単価UPなのか、両方なのか、結論を示す。
ターゲットはデモ、ジオ、サイコ、の3つ記載する。
施策は強みを活かして機会を捉える方向のもの(できれば、これに加えてVRIO分析で高い優先度のもの)を記載する。
だなどこ(誰に(これは↑のターゲットです)、何を、どうやって、効果)を記載する。
字数が余れば、個人的には、「なぜ」も記載すると良いと思います。
これら全てに繋がるのがSWOT分析です。
全ての設問につながってくるところなので、SWOT分析はしっかりと、確実に行いましょう。
強みと機会、弱みと脅威について、混乱してしまう場合がよくありますので、注意しましょう。
世の中にはモノがあふれかえっています。
モノでは対抗できなくなっているのは明らかですよね。
そういった観点から、モノではなくコト(体験や参加型)の提供、といった解答を記載することが多くなっていると思います。
ただ、この部分は与件文のコピペではなく、自分で考えた施策(プログラム)を記載しなければならず、
その辺が難しい部分だと思います。
そんなときに、「これこれこうだから、このプログラムを提供する」と理由を記載しておくのもありかと思います。
実際私はそうしました(本番当日、よくわからなかったのでw)。
これは、とんちんかんなプログラムを記載した場合に(つまり、採点者の採点シートに記載されていないプログラムだった場合に)、こういう考えだからこのプログラムです、という道筋を示すことで、外しても部分点とか入らないかな、と、まったくもって個人的な、勝手な考えで記載したものです。
なので、実際部分点が入るかはわかりませんが、字数が余るようなら、書いてみてもよいかもしれません。
その他、はずした場合のことも考えて、複数列挙しておくというのも大事です。
先ほどの入るかどうかわからない部分点のところと似たような話にはなりますが、
守りの解答についてお話します(私が使った汚い手を紹介しておきますw)。
例えば、
①○○を活かして(強み1)、○○を行い(施策1)、○○を向上させること(効果1)、②○○を活かして(強み2)、○○を行い(施策2)、○○を向上させること(効果2)である。
というように、2つ書くような場合、↑のように書ければいいのですが、強み1は本当に施策1に使えるのか、効果1を生み出すのか、本当は効果2の方なんじゃないか、など、迷う場合があると思います。
*なお、施策1および2については、それぞれ、誰に、何を、どのように行うか、ということが入ります。
そんなときの書き方です。
○○と○○を活かして(強み1と強み2)、①施策1、②施策2を行う。これにより、○○を向上させるとともに、○○を向上させる(効果1と効果2)。
↑この解答の場合、どうでしょう。強み1を施策1に活かすのか、施策2に活かすのか、はたまた、施策1を行うことで生じる効果が効果1なのか効果2なのか、あいまいですよね(どっちでもOKですね)。
ですが、「×」でもないですよね。
このように、積極的に○を狙いにいった結果、強み1は施策2に活かすものだから「×」、となってしまうことを避ける解答、すなわち、守りの解答、というのも書けるようになっておくことをおすすめします。
失点を抑え、取れるところを確実に取る!
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努力をしても報われない奴はいる。間違いなくいる。ただ成功した奴は、必ず努力をしている。
〜長州力〜
さて、明日は事例Ⅰの神であるどみーの登場です。
お楽しみに~