こんにちは。年度初め、素敵な週末をお過ごしですか。事例Ⅳ分析チームのだいきです。
暖かい季節になってきましたね。ついつい、うたた寝をしたくなってしまいます。
今日の記事は、さらにうたた寝を誘うような内容に仕上がっています。
また、若干ネガティブな要素を含んでいますが、決してご覧になった方の
モチベーションを下げたくて書いているわけではありませんので、その点はご容赦ください。
目次
令和2年度の中小企業診断士試験 合格発表からはや3ヵ月。
ありがたいことにふぞろいの活動で忙しくさせてもらってはいるものの、
それ以外では特に大きな進展のない日々を過ごしています。
試験合格後、会社からの資格奨励金をもらうために上司に報告し、
「社内での評価、少しは上がるかな」と期待したのですが、
会社内での診断士の知名度の低さのせいか、
「あーそうなんだ、おめでとう」くらいの反応でした。
診断士を目指した目的は決して「社内での評価アップ」だけではないのですが、
それも少しはあったからなのか、なんとなく悔しくて、
「こんなに難しい試験に合格したんだぞ!」と叫びたくなりました。
話は突然変わりますが、
「財務・会計」や「事例Ⅳ」で出てくる「のれん」の意味を覚えていますか?
「のれん」とは、企業の超過収益力のことです。
会計処理で考えると、ある企業を買収する際に、その買収価額が、
買収先の純資産額の時価を上回った金額を「のれん」として計上します。
買収する企業は、買収先に将来のリターンを期待して、
時価よりも高いお金を出してでも買いたい!と思うわけですね。
要するに、買収先企業の持つブランド力や特殊な技術力、ノウハウなど、
この目に見えない潜在的な「市場価値」、これが「のれん」です。
ここで伝えたいことは会計処理うんぬんではありません。
「のれん」の評価額、つまり「市場価値」は、
自己評価ではなく、他者の評価で決まるということです。
これって、すごく今の自分にしっくりきてしまいます。
自分がいくら「試験に合格したぞ!」と叫んでも、
他者が「そうなんだ」くらいにしか思っていなければ、
結局、自分の「市場価値」は何一つ変わっていないんだと思います。
思い返せば、簿記1級を取得したときも同じようなことがありました。
でも、実務で1級の知識を活かした提案を認めてもらえたとき、
上司からは「さすがだね」と評価された記憶があります。
合格したから言えることかもしれませんが、試験合格はゴールではありません。
得た知識や資格を活かして何をするか、それが大切だと思います。
他者に認めてもらえてはじめて自分の「市場価値」は高まる。
今は試験合格に向けて全力投球だと思いますが、年度替りのこの時期だからこそ、
試験合格後の自分に何ができるか、どのように得たものを活かせるか、
時には立ち止まって心の中を整理してみるのも悪くないと思います。
気持ち新たに自分自身をアップデートしていきましょう!
明日は、雷大好き、さちが登場します。しびれるブログをお楽しみに!