【書評】「入門 起業の科学」

同友館
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こんにちは。さすらいのストレート合格ナビゲーター、元金型屋のかーなです!

前回までの記事はこちら

 

二次筆記試験からもうすぐ1か月ですね。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。ゆっくり休めてますか。

 

タニッチやYumaもすなる書評といふものを、かーなもしてみむとしてするなり。

ということで、今回は、起業・新規事業界隈で有名な「入門 起業の科学」について書いてみたいと思います。

書く前から書評というより「読書感想文」になりそうな気配がプンプンしておりますが、なにはともあれ行ってみましょう。

 

「入門 起業の科学」とは

そもそも私がこの本を手に取ったのは、

①前職で一瞬、新規事業に関わり、無力感に打ちのめされて成長したいと思ったから

②診断士として、起業家やスタートアップの支援をしてみたいと思ったから

の2つの理由によります。

著者の田所雅之氏は、日本とアメリカで4社の起業を経験した方です。

その経験から学んだこと、分かったことを、重要なポイントに絞って書籍化していらっしゃいます。

おそらく著書としては「起業の科学 スタートアップサイエンス」の方が有名ですが、本書は「起業の科学」をよりコンパクトに、わかりやすくまとめた入門書です。

これならサクっと読めたので、読むのに気合が必要な本はちょっと……という方にもおすすめです。

 

個人的感動ポイント

■「自分たちの技術が活用できるか」ではなく、「世の中のどんな課題を解決するのか?」から考える

⇒個人的に、これが一番目から鱗でした。

メーカーにいたとき、新規事業といえば「既存技術の別の使い方はないか」という話か、もしくは「他社もやってる●●を当社でもできないか」という話でした。

なんだかうまくいかないな、と思ったら、入口からボタンを掛け違えていたわけですね。

 

■ 顧客の本質的な「痛み」は何かをとことん考える

⇒これはドリルと穴の例え話が有名ですね。

顧客が解決したいこと・得たいことは何かを、突き詰めて考えるべし、ということです。

私の経験上、メーカーだとついつい早く「製品」を作りたくなるのですが、その前に顧客の「痛み」や「課題」を明確にしないと、せっかく作っても誰も欲しくないモノができてしまうとのこと。確かにその通りです。

 

■ 製品やサービスを作る「前」にユーザーインタビューで仮説検証をする

⇒二番目の話と繋がるのですが、作る前でも「こういうモノがあったら使いたいか」というインタビューはできるんですよね。

ついつい見た目も機能も完璧なモノができてから、見込み客のもとへ持っていきたくなるのですが、それだと「ぶっちゃけ、いらないわ。だったら××の方がいいし」と言われた時に立ち直れません。

こういう思い込みは新規事業において捨てるべし……なんか、大人になってから、捨てることの重要性に気付くこと多いですよね。そんなことないですか。

 

 

さて明日は、いろんな事象をちゃんと科学できてそう。頼れる紳士、まっつの登場です。

明日もお楽しみに♪

 

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