半生の振り返り⑪ サラリーマン時代(3)

同友館
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 アラフィフジェントルマンの こーし です。4連休だった受験生も多いかと思いますが、いかがお過ごしでしたでしょうか。私は、巣ごもり状態で全く外出せずに過ごしていました。 

(閑話休題)ミレニアム

 

 今からちょうど20年前の2000年。2000年問題がクローズアップされていました。西暦2000年を迎えるときにコンピュータが誤作動するかもしれないといわれ、鉄道も2000年を迎えるときに一時運転を見合わせることになりました。

 結局、特段問題は起こらず何よりでした。一方で、ミレニアムワインをはじめ、ミレニアムという冠をつければ何でも売れるような状況でした。うちの会社でも2000年をデザインしたカードを1月1日発売する予定でしたが、確認ミスにより発売を延期することになってしまいました。

 みなさん、ミレニアムを英語で書けますか? 別に書ける必要はないのですが、デザインの良さに感嘆するあまり、英語表記を確認できていなかったことが原因でした。結局20日遅れで2000セットを発売し、即日完売したのは良かったのですが、失敗から学ぶことができました。

 

セルフ模試のすすめ

 

 本試験の1週間前に自宅でセルフ模試を実施しました。平成24年度の過去問をやらずに残していたので、受験票を机上に置いて本試験の受験番号を書くところも含めて本番同様の設定にしました。

 本試験の1週間前に実施したので、当然結果が気にならないといえばウソになりますが、ギリギリ240点ぐらい(あくまでふぞろいを使った自己採点ですが)というところでした。

 それまでは、過去問を繰り返し解くことで少しずつ力はついているとは思いながらも、初見の問題でどの程度対処できるのかという不安はありました。そんな中、240点ギリギリとはいえ、4事例とも60点前後に揃えて何とか対処できたので、少し手ごたえを感じることができました。一番できたことは、事例Ⅰ~Ⅲは自分自身で確立した80分の解答プロセスを実践できたことです。

 一方でできなかったことは、事例Ⅳでのミスを減らすことを考えていたものの、2つの大きなミスをやらかしてしまっていました。平成24年度の事例Ⅳは、計算過程を書かせる問題が多く、最後に200字の記述があるという構成でしたが、2つの大きなミスは、

 ①第1問(設問1)の予想損益計算書で営業外費用に盛り込むべき要素が一部抜けてしまい、計算結果が合わなかったこと。
 ②第4問の設問要求「承継先としてどのような相手が考えられるか」を忘れて解答してしまっていたこと。

でした。

 ①は計算過程を書かせる問題が多かったこともあり、見直しの時間を確保しなかったことが災いしました。1つの不正解により他の問題も連動して不正解になってしまう問題は、解いた後にすぐに見直しをし、終了10分前にもう一度見直しをすると決めました。このおかげで、本試験のときも間違いに気づいて命拾いしました。

 ②は事例Ⅳの記述問題ということもあって少し安心してしまったのかもしれませんが、設問要求に線を引けていませんでした。事例Ⅳを解くころには心身ともに相当疲れているのはわかってはいたものの想像以上でした。なので、本試験のときは少しでも疲れをとるために、外の空気を吸いストレッチをすることにしようと決めて、実行しました。

 結果も大事ですが、セルフ模試を通じて、できたこととできなかったことをもう一度確認してください。どうしてもできなかったことばかり目がいきがちですが、できたことは本試験でも必ず自分自身の下支えになりますので、できたこともきちんと確認しておいてください。

 あと1カ月、まだ1カ月あります。競馬にたとえると第4コーナーに入ったところ、マラソンだと30kmを超えたところで、ここからが本当の勝負所です。

 あすは、2次試験のちょうど1カ月前、 はるか がお届けします。

 

 

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