こんにちは! 勉強は自分に合ったやり方で!多年度合格ナビゲーターのまっつです。
暑い日が続きますが、みなさん体調はいかがでしょうか?
来週から夏休みが始まり、ガッツリ勉強しようと考えている方もいらっしゃると思いますが、くれぐれも健康には気を付け、無理せず学習に取り組んで頂ければと思います。
さて今回は、時期的にもちょうどいいかなと思いますので、ファイナルペーパーに関する記事を書こうと思います。
ファイナルペーパーは、書く派・書かない派で分かれますし、書く場合もその内容・方法については多岐に渡ります。
私にとってのファイナルペーパーとは、①普段の勉強で知識の棚卸や整理・整頓を行った結果生まれた成果物で、②事例に取り組む前に見ると学習時のことが想起でき、心が落ち着く鎮静剤でした。
今年初めて二次試験を受ける方は、ファイナルペーパーとか言われても、何をどう書けばいいのかよくわからないと思います。
また、時期が時期なのでゆっくりと方針を決めている時間もありません。
ですので、今回の記事は、サッと作れるファイナルペーパーについて触れてみようと思います。
今回の記事はこんな方向けです。
目次
ファイナルペーパーの内容は人によって全然違います。
私の場合は、設問解釈時に使える切り口想定用の知識を表形式で書いていました。
3年近く勉強をしていたことで、自分にとって何が重要なのかをわかっていたため、令和元年度は、表形式でしっかりと作りました。
どこに何が書いてあるのかわかりやすいのが特徴です。
そして、「過去問を解く直前に見る」→「過去問に取り組む」→「足りなかったところを書き足す」→「過去問を解く直前に見る」→・・・と繰返すことで、80分で事例に取り組む際の指南書的なものになりました。
また、過去問を解くたびに取り組んでいたため、ルーティーンとなり模試や本番でも緊張を和らげることができました。
自分には合っているやり方なのですが、ある程度知識が整理されている状態でないと、書くのに時間がかかるのが難点です。
ですので今回は、今の私が初年度の自分にファイナルペーパーの書き方をアドバイスするならどうするのか? の視点で考えてみました。
私は、ツールにより知識系の項目をマインドマップ方式で書くことを薦めます。
理由は以下の通りです
これを見る限りですと、私の提案するやり方は、ツールでと謳っている時点で、マインドマップとは呼ばないようですね。。。
今回の記事では、使い慣れているツールのmiroを使って書きました。
他にもmiroと同じようにブラウザベースで動くmindmeister、インストールが必要なXMindなどありますが、クラウド共有によりリアルタイムで書き込みができるmiroがイチオシです。
ホワイトボード機能などもありますし、個人的には有料版ライセンスにアップグレードしても良いと思うレベルです。
今回は、事例Ⅰのファイナルペーパー(叩き台)をマインドマップ方式で書き出してみました。
こんな感じになりました。
小さくて分かりづらいかもしれませんが、、、ご容赦下さい。
今回私は、ブログのスペースの都合上、記載しませんでしたが、メリット・デメリットについては、内容までしっかりと書きましょう。
ですので、実際はもっと横長のマップになります。
情報量をもっと詰め込むことは可能ですし、逆にもっと絞っても良いかもしれません。個人差が出るところですので、各自調整をして下さい。
ただ、A3用紙1枚で印刷できることにはこだわった方がいいです。
では次に、手順について説明します。
まずは、以下の様に、事例Ⅰでの重要論点を最も大きな分類で区分けして書き出します。
上記の内容は、私が重要だと思っている論点を私の感覚で分類していますので、この内容自体をあまり気にしないで下さい。
ここには、みなさんが重要だと考えていることを書きましょう。
例えば、戦略と組織の2つでもいいかもしれませんし、令和元年度で問われた5つの論点でもいいでしょう。
何のためにどんな知識を覚えればいいのかを認識するためにも自身で行うべき重要な工程です。
後からの修正がとても簡単なので、考えすぎずにガリガリ書いちゃいましょう。
上の例で言えば、持続的競争優位性と外部環境・業界構造という項目(ノード)を、後からまとめてSWOTという項目(ノード)に変更したい場合、10秒もあれば修正できます。
次に、その重要項目に紐づく知識をブランチで繋げていきます。
私は、過去問で実際に問われた論点を中心に書いています。
もちろん、一次知識は全て書く方法でも構いませんが、二次試験に活用できるのかということは常に考えた方が良いでしょう。
さらに、その論点からさらにつながっていく知識をブランチで繋げていきます。
続けていくと以下の様になります。
また、当然なのですが、ここに書かれている単語の意味はしっかり説明できるようになっておく必要があります。
そうでないと二次試験での活用は難しいです。
そして、1ページA3用紙1枚で印刷できるように体裁を整えます。
さらに私は、大項目の関係性に矢印を入れてみました。
世の中で自分しか見ない資料ですから何をしようと自由です。正しい記載方法に縛られることはありません。
みなさんの頭の中で、知識と知識がどのように線で繋がっているのかを可視化しただけの絵だと思って下さい。
叩き台なので、このレベルでいいと思います。
そして、過去問の自主学習、予備校の演習・模試の前に、印刷したこのペーパーを10分程度読んでから取り組み、完了後に足りない論点があれば書き足し、不要だと感じれば削除し、誤っていれば修正する作業を繰り返していきましょう。
この調子で過去問を回すと、最初の叩き台も大分様変わりし、最終的には立派なファイナルペーパーになっていると思います。
そして、二次試験本番までには、なんとなくこの絵を見るだけで、知識が想起されるような状態になっておきたいです。
ただし、その域に達するには、通勤時間などを利用して、個別学習をする必要があります。
冒頭にも書きましたが、合格者の方の中には、ファイナルペーパーを書く・書かない、どちらの方もいらっしゃいます。
私も正直どちらでもいいと思います。
ですが、一次知識を二次試験に活用するためには、知識の整理・整頓ができていることは必須です。
それが頭の中でできているのか、紙や電子データとして形に残っているのかの差なのでしょう。
また、他人が作成したファイナルペーパーをそのまま利用して、知識の整理・整頓ができた方は、作成者の方に近い能力や感性を持っているのだと思います。
基本的には、自分の頭の中を整理・整頓するのですから、自分でやらないと定着しづらいと思います。
この記事を読み、実際にツールを触ってみてチャレンジしようとしたものの「情報の整理に時間がかかる」「ツールで作成するのはハードルが高い」と思った方は、採用は見送りましょう。
今は、何でも効率的に行うべき時期ですので、非効率になってしまう作業は切り捨てて下さい。
私は、元々マインドマップ方式でファイナルペーパーを作りたかったのですが、手書きがキツイのと、ツールがイマイチで敬遠していました。
最近はツールの進化が凄く、miro自体がリモート時代に合うものだと思ったので、あわせて紹介しました!
本日はこんなところでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
明日は、夏セミナーで事例Ⅳチームの動画解説を担当したテリーが、名古屋から情報発信してくれます! みなさん、お楽しみに♪