【実年受験生の味方現わる!】 多年度生合格ナビゲーター、リンフ(lingfu)です。

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みなさんこんにちは、多年度生合格ナビゲーターとして初登場のリンフ(lingfu:以下リンフ)です。私はこの3月中旬まで、ふぞろい8の執筆と診断士の実務補習で大変忙しく、とてもブログを書ける状況ではありませんでした。幸い15日コ-スの実務補習も無事修了し、このたびブログ執筆陣に加えさせていただくこととなりました。

 

ここまで読んだ皆さん、ちょっといつものふぞろい8ブログの文章とテイストが違うとお感じになられたのではないでしょうか。実はリンフの年齢は50歳台、つまり、多年度受験生向けであるとともに、憂いと苦味のある実年世代がいかにして2次試験に勝ち残るかに向けてのナビゲ-タ-でもあるのです(フッ…)。

 

とは言えふぞろい8メンバはバリバリ優秀な若手揃い、ぶっちゃけこのような「オヤジ」が果たして読者タ-ゲットなのか、という声もあるわけですが…。そう、実は多くの「オヤジ」読者がいるんですね。かく言う私もそのひとりでした。ふぞろいの語調は柔らかくも中味は硬派、他の受験参考書と一線を画す、受験生の「ナマ」の姿に徹底的にスポットライトを当てる内容は、おおいに参考とさせていただきました。

 

 

リンフの受験暦は3年です。

詳細は下記の通りです。

◆初年度(平成24年度)は大手受験予備校に通い、1次7科目合格+2次ACBD→C、

◆2年目(平成25年度)は予備校通学+勉強会で、1次4科目合格+2次BBAD→B、

◆3年目(平成26年度)は予備校通信+勉強会で、1次3科目合格+2次試験合格

 

正直に言うと、2年目の受験の時、リンフは多少なりとも自信をもって2次試験に臨みました。しかしながら結果は、試験場ですでに不合格を確信するありさまでした。解答の一貫性や、キーワ-ドの抽出方法等、受験対策の一通りのことは頭に入っていると思い込んでいましたが、試験場ではみごとに機能しませんでした。その原因としては、設問文の表現に振り回され、意識していたはずの一貫性はどこかに消え設問ごとでの対応となり、とどめは事例Ⅳで頭の中が真っ白状態! となるあり様でした。

 

「このままで3年目を迎えても合格はできない!」と考え、既に登場の合格ナビゲーターたちと同様に過去の振り返りを徹底して行いました。そして、3年目を迎えるにあたっての方針を以下の通り定めることとしました。

すなわち、

  • 「伝わる表現」で書く、与件の言葉を使って「因果」で表現する。
  • 出題者の「聞きたいこと」を理解する。
  • 事例Ⅳ対策を徹底する。

でした。

その後も勉強の進展に応じ、方針は何度も見直し、修正を加え、受験を迎えました。

 

 

そして、実は①②は、「実年受験生が陥りやすい罠」におおいに関係があるのです。

どういうことかと言いますと…

 

  • 相手に「伝わる表現」で書く:
    実年受験生とは、一般に社会人、特にサラリーマンとして長い経験を積んできた方々でしょう。このように同じ背景と目的を持つメンバの中で長年過ごしていると、「多くを説明しなくても相手は理解してくれる」という状況が生まれます。これは、2次試験においては大きなリスクとなります。具体的には、「なぜそうするのか?」の根拠が書かれていない、因果の関係に飛躍がある、といった文章となり得点が伸びません。実年受験生は、「相手は理解してくれるはず」という前提を捨て、相手に伝わる丁寧な表現を強く心がけて書く必要があるといえます。
  • 相手の「聞きたいこと」を理解する:
    さらに言えば実年受験生は、組織の中で部下を持つ、ないし若手を指導する立場にあるケースが多いことでしょう。このような立場に長くいる人ほど、「自分の経験、考え方を基準に考える」傾向があります。これも2次試験では大きなリスクです。「オレならばこの状況はこのように対応する」、「この業界のキモ(・・)はこうなので」といった内容は「診断士の2次試験」において得点上乗せには1点にもなりません
    与件文の内容に謙虚に耳を傾け、作問者が「聞きたいこと」を注意深く理解する姿勢こそがキモ(・・)となります。

 

 

このブログでは、リンフがこのような方針をどのように実際の受験勉強に落とし込んでいったか、そして実年世代としてこの方針に対してどのようにPDCAを回し、実践していったかについて書いていきたいと思います。

 

次回は、2年目生合格ナビゲーターのけいたんです。初年度ストレート合格を目指しながらも2次試験で涙を飲んだ受験生の方々は必読です。これからもふぞろいな合格ブログをよろしくお願いします。

 

 

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