こんにちは! 勉強は自分に合ったやり方で!多年度合格ナビゲーターのまっつです。
今週末から大河ドラマの放送が一時中断しちゃいますね。
これまで嫌と言うほど観てきた室町時代末期のお話ですが、脚本・演出・キャスティングによって、ここまで世界観を変えられるものなんだと感心していました。
半年ほど放送し、もうすぐ折り返し地点という盛り上がり所ですので、非常に残念ですが、再開される日を楽しみに待つことにします。
さて、ふぞろい13の活動も大河ドラマと同様折り返し地点が近付いてきました。
ここから年末まで、少しでもみなさんのお役に立てるよう、ふぞろいの活動も盛り上げていこうと意気込んでいますので、引き続きよろしくお願いします!
では、本題です。
これまで私は、2次試験の80分間の解答プロセスの記事を2つほど書きました。
2次試験の解答プロセス 事例Ⅱ 再現答案使用→記事はコチラ
2次試験の解答プロセス 事例Ⅳ 再現答案使用→記事はコチラ
これらの記事では80分間で解答するための全体的なプロセスを書きましたが、今回はもう少し掘り下げて、与件文を読むときにやっていたことに論点を絞ってみようと思います。
目次
以前の記事でも書いた通り、私は最初に与件文を読むときは、設問解釈によって得た情報に基づいて、与件文を1段落目から、センテンス単位で設問と紐づけていく作業をおこなっていました。
その際並行して
特定種類の記載内容をチェックしていました。(=蛍光ペンで線を引く)
なぜチェックをするのか?
これは人によって違います。
私がチェックをしていた目的は、
解答骨子を作成する際に、解答要素を見つけやすくするため
です。
平たく言えば単なる色付きの目印をつけるだけです。色さえ識別できればいいので汚くてOKだと思っています。
また、色を付けておけば逆引きもできます。
これらの作業にかけていた時間は、約15分です。
チェックする項目は下表のとおり事例ごとに変えていました。チェックに使っていた蛍光ペンは、ピンク・水色・黄色・オレンジの4色です。
事例 | チェックの内容 |
事例Ⅰ | 課題・問題点・社長の想いに蛍光ピンクで線を引く |
外部環境・市場動向・業界動向に蛍光水色で線を引く | |
強み・成功体験・ノウハウに蛍光黄色で線を引く | |
組織形態・組織文化・人的資源に蛍光オレンジで線を引く | |
事例Ⅱ | ニーズ・ターゲットに蛍光ピンクで線を引く |
競合の動向に蛍光水色で線を引く | |
B社の経営資源に蛍光黄色で線を引く | |
プロモーションに蛍光オレンジで線を引く | |
事例Ⅲ | 課題・問題点・弱みに蛍光ピンクで線を引く |
外部環境・市場動向・業界動向に蛍光水色で線を引く | |
強みに蛍光黄色で線を引く | |
C社の決めごとに蛍光オレンジで線を引く | |
事例Ⅳ | 課題(数字も)・問題点に蛍光ピンクで線を引く |
外部環境に蛍光水色で線を引く | |
強み(数字も)に蛍光黄色で線を引く | |
使用しない |
蛍光ピンクのマーキングである課題・問題点・社長の想いのチェックをする際、課題には【K】問題には【M】社長の想いには【想】を書き込んでいました。
また、組織面のことでも、明らかに課題や問題と捉えられるセンテンスについては、蛍光オレンジではなく蛍光ピンクでマーキングしていました。
蛍光水色のマーキングである外部環境・市場動向・業界動向のチェックは、政治・経済・社会・技術の観点(PEST)と新規参入者・仕入先・顧客・代替品・競合の観点(5フォース)の内容を、すべてチェック対象としていました。
蛍光黄色のマーキングである強み・成功体験・ノウハウのチェックですが、組織面のことでも、明らかに強みであると捉えられるセンテンスについては、蛍光オレンジではなく蛍光黄色でマーキングしていました。
蛍光オレンジのマーキングである組織形態・組織文化・人的資源のチェックは、組織・人事に関するセンテンスをすべてチェック対象としていました。
ですが、前述の通り、明らかに課題・問題・社長の想いや強みと捉えられるセンテンスは除いていました。
蛍光ピンクのマーキングであるニーズ・ターゲットへのチェックは、ジオグラフィック観点、デモグラフィック観点、サイコグラフィック観点、外部環境(ニーズ)の変化、B社の課題(ニーズに対応できていない)、社長の想い(社長が感じ取っているニーズ)をチェック対象としていました。
幅広くチェックしていますが、これらは全て、ターゲットを整理するためのチェックです。
蛍光水色のマーキングである競合へのチェックなのですが、事例Ⅱでは、外部環境の変化(プラス面もマイナス面も)はニーズとして取り扱った方が、解答を整理しやすかったこともあり競合の動向のみとしていました。
蛍光黄色のマーキングである自社の経営資源へのチェックは、製品(商品)に関すること、有形資産に関すること、無形資産(ノウハウ・人材)に関することをチェック対象としていました。
さらに、有形資産の場合は【ユ】、無形資産(ノウハウ・人材)の場合は【ム】とカタカナを書き込んでいました。
また、「B社の周りが観光地で賑わっている」「協力者の存在」など利用できそうな外部の資源も、B社の有形資産や無形資産としてマーキングしていました。
解答を書く際には、有形資産はプロモーションに、無形資産は新規顧客獲得の施策に活用する頻度が高かったと思います。
蛍光オレンジのマーキングであるプロモーションへのチェックは、B社が実施したものだけではなく、競合で実施されたものや業界標準のプロモーションも含んでいます。
蛍光ピンクのマーキングである課題・問題点・弱みのチェックをする際、事例Ⅰとは違い特別に何かを書き込んでいません。事例Ⅲの場合は、与件文のどこに書かれているかで対応が分かれることが多いので、特に目印として必要だとは思いませんでした。
蛍光水色のマーキングである外部環境・市場動向・業界動向のチェックは、機会と脅威に関するセンテンスをチェック対象としていました。最終問題対策ですね。
蛍光黄色のマーキングである強みのチェックは、生産面・技術面・営業面といった切り口で探していました。【C社は○○面が強い】と認識するだけなのでメモは特にしていませんでした。
蛍光オレンジのマーキングであるC社の決め事のチェックとは、生産面、営業面、技術面、作業方法などでC社が採用しているやり方・考え方が書いてあるセンテンスに目印をつけることです。
C社では、これらの決め事が原因で問題が発生していることが多く、改善策として、これらの決め事を改める提案を考えるパターンが多かったと感じています。
蛍光ピンクのマーキングである課題・問題点のチェックで、他事例と違う点は、財務諸表の数字もチェック対象としていたことです。ただし、全部の数字に対してチェックしていたのではなく、ある程度重要であると判断した数字だけに留めています。
蛍光水色のマーキングである外部環境のチェックは、事例Ⅲと同じです。
蛍光黄色のマーキングである強みのチェックも、財務諸表の数字をチェック対象としていました。こちらも当然、全部の数字に対してのチェックはしていませんでした。
私は、これらのチェックは考える工程ではなく、単純作業の工程だと位置付けていたので、この段階では迷わず仕分けしていました。
当然、間違っていることもありましたが、要は単なる付箋です。「間違えて貼ったら貼り直せばいいや」くらいの感覚でした。ですので、後で消せるようにフリクションの蛍光ペンを使用していました。
ただ、数行に及んでマーキングしたものをわざわざ消したりはしません。そういう時は、メモで【これ本当は○○色】などと書いておけば十分です。
人によって問題ごとに色分けをしたり、SWOT分析の結果で色分けしたり、もしくはシャーペン1本だけでチェックするなど様々です。
SWOT分析でのチェックは私も挑戦しましたが、私にとってはチェック時点で考えることが多く、80分では終わらないので廃止にしました。
この手のネタを記事にした、ふぞろい13のメンバーも現時点ではバラバラで面白いですね。
安定感抜群のうえちゃんはこんな感じ。→記事はコチラ
鬼才のヌワンコはこんな感じ。→記事はコチラ
みなさんもチェックしている内容が各々あると思いますが、この時期に一度見返してみたらどうでしょうか?
折角、チェックをしても効率の良い答案作成に寄与していないのであれば、やめてしまいましょう。
私も、一時期から半分くらいチェックを減らして、今回紹介したチェックの数に落ち着きました。
これだけでも2~3分の時間は捻出できたと思います。
そう言えば、先ほどのヌワンコのブログで、解答編集方法について、【私(まっつ)とヌワンコのやり方は全く違うが問題に対するアプローチには共通点が多い】【自身の弱みをどうやって補うかを工夫した結果辿り着いたプロセス】というニュアンスのコメントを書いていましたが、本当にその通りだと思います。
いいこと言いますねヌワンコ。
解答プロセスの正解は人それぞれで異なります。
ですが、ふぞろいブログをはじめ、色々なサイトで貪欲に情報収集をし、人の意見を取り入れつつ、トライアンドエラーでプロセスの精緻化を図っているみなさんは、その正解に早く辿り着くことができると思います。
本日はこんなところでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
明日は、「尾張から麒麟が」、、、いや違う、名古屋からテリーが有益な情報と共に登場します! みなさん、お楽しみに♪