独学者向け1次試験勉強法

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1人でこっそり勉強するあなたを応援したい!事務局&事例Ⅱ分析チームのたかしです。

1次試験の日程が正式に発表されましたね。7月11日・12日ということなので、もう4か月切ったことになります。早いですね。。。

今日は独学者向けの1次試験勉強法について、科目別に書いていきたいと思います。

科目共通

教材は「テキスト+問題集+過去問」がベースです。これはどの科目も一緒で、ちなみに私自身はTACのものを使用していました。

まずはテキストを流し読みします。あくまで流し読みなので、さらっと一読する程度で十分です。というのも、テキストを読むだけで記憶を完全に定着させるのは難しいので、この段階で完璧に覚えようとするのは効率的ではないと思っています。記憶の定着は、問題を解くなかで図っていきましょう

次は、問題集を解いていきます。当然、分からない問題もあってOKです。ここで大切なのは2点です。

1点目は、分からなかった問題について、テキストの該当箇所を振り返って知識を補充し直すことです。アウトプットとインプットを同タイミングで行うことで、効率よく記憶を定着させます

2点目は、その問題を正解したかどうか、ではなく、その問題の選択肢すべてについて「なぜ正しいのか/誤っているのか」「誤っているならそれはどこか」まで掘り下げて理解・記憶することです。広く深く知識を定着させるために、問題を最大限活用しましょう。

問題集を一通り終えたら、次は過去問です。心掛ける点は問題集と同様です。解いて、採点して終わり、ではなく、すべての選択肢の解説文までよく読みこんで、理解不足だった選択肢はテキストの該当箇所を振り返りましょう。

ここまで1ターン終えたら、問題集→過去問のサイクルを繰り返します。最低3周はしたいです。3周もすれば、大方の問題・選択肢に関連した知識が定着し、幅広い問題に対応できるようになります。

これだけでも徹底してやれば合格点に届くようになると思いますが、更に盤石にするために、折をみてテキストをさらっと流し読み→あまりピンとこなかったところをじっくり読みこむといいと思います。問題や過去問の範囲はカバーできていても、意外と抜けているポイントがあるので、その部分をフォローできるといいでしょう。

科目ごとの特記事項

経済学・経済政策

記憶系ではなく理解系になるので、人によってかかる時間が大きく異なりがちです。でも、苦手な人でも問題を繰り返せば絶対にできるようになります。上記の共通のやり方同様、問題をこなしながらその考え方を定着させていくといいでしょう。

財務・会計

これもどちらかというと理解系ですが、個人的には経済よりも暗記要素多かった気がします。あまりにもコスパが悪い一部の項目については捨てるという判断もありかなと思います。

企業経営理論

個人的にはこれが1番勉強しがいがない科目だと思っています…そんなのテキストにも問題集でも過去問でも見たことないよ、という問題がそれなりにあるような…笑
ただその分、テキスト・問題集・過去問にあったものは落とせないということなので、上記サイクルに変わりはないです。

運営管理

生産現場に馴染みがない人にはとっつきにくい科目だと思います。私もそうでした。
私は使いませんでしたが、この科目は2次試験にも繋がるので、補助教材を読むのもアリだと思います。有益な補助教材についてはRYOの過去記事が参考になると思います。

経営法務

私は平成30年度の試験で痛い目を見たので、この科目には1番気を遣いました(私の1次試験については過去記事参照)。個人的には、法務は分かったつもりでも理解度が浅くなりがちで、それをいかに深くするかがポイントだと思っています。
私は、法務だけは別出版社の問題集を1つ買ってそれもやったのと、ビジネス実務法務検定2級を取得することでカバーしました。

経営情報システム

運営管理と同様、馴染みがない人には取っ付きにくい科目だと思います。これも補助教材を使うのもアリでしょう。あとは、普段からITの情報にアンテナを張っておくだけでも対策になると思います。

中小企業経営・中小企業政策

ザ・暗記科目ですが、科目の特性上、過去問が使いづらいのが注意点でしょうか。それでも基本の勉強法は上記の通りインプットとアウトプットを繰り返しながら記憶を定着させるに尽きます。あとは、中小企業白書をどう使うかですが、私は全文を読み込む必要はないと思います。シンプルにコスパが悪いです(資料としては非常に参考になりますが、あくまで試験対策としては、効率は良くないです)。ただ概要版は特に重要な項目をピックアップしてくれているので、一度目を通しておいてもいいと思います。

1次試験は、2次試験と違ってやった時間分だけ成果が上がりやすい性質があります。隙間時間もうまく活用しながら突破を目指しましょう!

さて、明日は圧倒的人間力と仕事スピードを誇るRYO@福岡です。お見逃しなく!

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