答案分析で得た気づき

同友館
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こんにちは。
ハンマーです。
今回のプロジェクトでは、企画、再現、分析、校正などを担当しました。
私の勉強法や試験当日の対応については、6月上旬発売予定の
『2009年版ふぞろいな合格答案』に詳しく書きましたので、
今回は、答案分析について書きたいと思います。
80枚以上の再現答案を分析して、改めて気づいたことがあります。
それは、「合格者と不合格者の答案は違う」ということ。
大きく分けると、こんな感じです。
<合格者の答案>
・与件文に忠実。
・文章が読みやすい。論旨がわかりやすい。
・答案に必要な要素(キーワード等)が十分盛り込まれている。
・問われたことに素直に答えている。
・内容が具体的。
<不合格者の答案>
・与件文の引用が中途半端だったり、与件文に根拠のない答え。
・文章が読みにくい。論旨がわかりにくい。
・キーワード不足等で中身が薄い。無駄な字数の消費がある。
・内容が抽象的すぎて何が言いたいのかよくわからない。
・因果関係が最後までつなげていない。
1つ例をあげます。
H20年度事例?の設問2「B社の予約客の数が減少した理由は何か。」の場合、
不合格者の場合、以下のような答案が目に付きました。
「外資系ホテルが登場したため。」
「天然温泉付きマンションが登場したため。」
一方、合格者の場合、
「外資系ホテルとの競合が激化し、B社の顧客が奪われたため。」
と、因果関係で最終的な影響まで言及できていた答案が多かったです。
問われているのは、「B社の客数減少の理由」ですので、
答案が「外資系ホテルが登場したため」で終わっていると、
外資系ホテルの登場がB社にどう関係するのか説明していない
ことになります。
合否の分かれ目は、こうしたちょっとした違いが積み重なってできるものだと
私は思っています。
「自分と他人の答案は、どう違うのか?」
「どうすれば、自分の答案はもっと良くなるか?」
それらを知るためには、できるだけ多くの再現答案を目にしてください。
再現答案を分析すると、書き方のコツなども、だんだんとわかってきます。
でも、
「まわりに受験仲間がおらず、他人の答案なんて見る機会がない。」
「勉強が忙しくて、他人の答案を分析している時間なんてない。」
という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方こそ、6月発売予定の『2009年版ふぞろいな合格答案』を
是非オススメします!(^▽^)v
本書をご覧になるだけで、たくさんの再現答案を目にすることができ
ますし、「再現答案の分析結果」、「合否の分かれ目」といった
ノウハウ満載ですので、勉強時間が効率的に使えます。
「ふぞろい」を上手に活用して合格をつかんでください!
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