ロジカルシンキングの重要性

同友館
doyukan_logo

ふぞろいブログをご覧の皆様、おはようございます、こんにちは。ぞのです。

私が2019年に書く最後の記事なので、軽く振り返っておりました。
今年は今までの人生で最も濃い1年を過ごしました。沢山の経験とそこから得た学びがあります。それもこれも診断士に合格したことによる自信とチャレンジ欲のおかげです。感謝。

* *

さて、今日は来年の2次試験合格を目指される方に向けて記事を書きたいと思います。
これから書くことは、あくまで私の考えなので、ご自身の考えに基づき取捨選択してくださいね。

誤解を恐れずに言えば、各事例特徴はあるものの、全事例共通で必要となる力は「ロジカルシンキング」であると思います。(数日前にシュホンニも書いてました)
ふぞろいブログで言うのもなんですが、キーワードはあくまで点を取るための回答戦術の一つにすぎません。

では、ロジカルシンキングとは何か?
いろんな考え方があると思うのですが、私は「Aという事象と、Bという事象の、関係性を整理する力」だと考えます。

MECEやロジックツリー、ピラミッドストラクチャー、Why so/So What、フレームワーク等々
ロジカルシンキングの代表的なツールはありますが、上記いずれにも当てはまる考え方が、この「Aという事象と、Bという事象の、関係性を整理する力」です。

ロジカルシンキングは、バックグラウンドが異なる者同士の「共通言語」になりえます。外国の方と話をする時、英語だと正確なコミュニケーションに限界があります。しかしながら、ロジカルシンキングは世界共通です。

「結論はAです。なぜならBとCだから。」
こう述べれば、A-B-Cの関係性はどんなバックグラウンドを持っている人とも共通認識が持てます。

診断士も同じですよね。社長と診断士という異なるバックグラウンドを持つ両者の共通言語になり得るのが、ロジカルシンキング。だからこそ診断士試験でも必要なのです。

* *

さて、ロジカルシンキングが得意な人、よく「地頭がいい」と言われる方は「関係性を整理すること」、これを、短時間で、正確に、できます。学生時代の勉強や、小さい頃からの読書等を通して、徐々に鍛え上げられてきたケースが多いのではないでしょうか。

つまり、この力は一朝一夕で身につくものではないと言えます。厳しい受験戦争を高いレベルでクリアしてきた人たちは、ロジカルシンキングはじめ、思考体力にもかなりアドバンテージがあります。ライバルはこういった人たちなのです。

どうでしょう。こういう人たちが沢山いる中で、試験テクニック重視で果たして上位20%に入れるでしょうか。試験テクニックで乗り切るのは、得点の伸びや安定性に限界があります。なぜなら今まで使えたテクニックは、来年度も使えるかどうか、保証が全くないからです。

今一度、ロジカルシンキング、つまり基礎に目を向けて頂きたいです。
では、どうすれば身につくのか。

私は日々の仕事で鍛えていくのが最も良いと思います。
何かを述べるときに、結論+根拠という型になっていますでしょうか。
相手の話を聞くときに、筋道を整理できているでしょうか、要旨を捉えられているでしょうか。

この、一瞬、一瞬がトレーニングです。
毎日の1%の改善の積み重ねが将来大きな差になってあらわれます。
本気で合格を目指すのであれば、意識して頂ければと思います。これが習慣になれば思考体力もつくはずです。長時間一定のパフォーマンスで考え続ける力です。これも2次試験には重要と考えます。

あと最後に、予備校の解説集を読み込むこともオススメです。深く丁寧に、ロジカルに読み解かれています。あのレベルを80分で行うのは無理がありますが、今回不合格だった方はご自身の再現答案を見ながら、どの部分が読み解けなかったのかの良い復習になるはずです。

以上です。今日も良い日になりますように。

明日は、コツコツやればいつかきっと花開く!独学多年度合格ナビゲーターの☆はる☆です!

「この記事が参考になった」と思った方はクリックをお願いします!
SNSでフォローする