受験生支援〈プロボノ〉のメリット

同友館
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こんにちは。頑張るあなたの応援団☆かわともです。

今日は12月13日。2次筆記に合格した方は、明後日が口述試験ですね。

受験生支援活動も、先週から今週にかけての口述セミナーが最後の大きな山場でした。気がつけば来年も目の前、代替わりも待ったなし……。

本日は1年間の活動の振り返りとして、「受験生支援活動(プロボノ)に参加することの効果」について書いてみたいと思います。

受験生支援活動に限らず、本業の仕事以外のさまざまな活動(実務補習・実務従事、プロボノ、地域の活動、ボランティア等々)にあてはまる内容かと思いますので、お読みいただければ幸いです。

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私は今年、ふぞろい、一発合格道場、タキプロという3つの受験生支援団体に参加していました。書籍の共同執筆、ブログ執筆、セミナーなどの活動を通じて、少しでも受験生の皆さんの支えになろうと思い、取り組んできました(1年前に自分も支えになってもらったので)。

1年弱経ったいま、活動を振り返ってみて思うのは、活動に参加することで想像をはるかに超える収穫を得たということ。大切な仲間と知り合えたこと、自分への自信、タスク管理能力などなど・・・。

これって私だけ?他のみんなはどう感じているのか気になって、ふぞろいメンバーにアンケートを取ってみました。

題して、「受験生支援活動(プロボノ)に関するアンケート」。ふぞろい以外にも、道場、タキプロでの活動も含めて回答してもらいました。

まずは、みんなが参加していた活動について。

Q.書籍の共同執筆以外に、何の活動に参加しましたか?

有効回答数が18ですので、全員セミナーを経験しています。事務局運営は少数派ですね。

Q.受験生支援活動(プロボノ)によって向上したと思う能力を教えてください。(複数選択可)

全ての選択肢について「向上した」人が3割を超えています。中でも多かったのがこの3つ。

第1位:協力し合う力(フォロワーシップ)

第2位(タイ):コミュニケーションスキル、タスク管理能力(自分のみ)

ふぞろいは「短期間で書籍を完成させる」というプロジェクトのため、「お互いに協力しあおう、フォロワーシップ大事!」という前提を共有してスタートします。また、こなすべきタスクも多く、このようなアンケート結果になるのもうなずけます。

ちなみに、事務局経験者だけに限定すると、おもしろい特徴が見えました。

「タスク管理能力(自分のみ)」が向上したと答えた人が100%。また、「タスク管理能力(チーム全体)」も、3人中2名が向上したと感じたようです。

事務局は全体のスケジュール管理をしたり、様々なチームからの問い合わせも一手に引き受けたりと、タスクが多いのですね。(事務局のみんな、いつもありがとう)

ちなみにタスク管理と言えば、私は今年からスマホの「Google TODOリストアプリ」を活用するようになり、本業以外のタスクを一元管理しています。日付とTODOだけをメモするだけですが、シンプルで使いやすく気に入っています。

Q. 受験生支援活動を通じて得た「気づき」や「スキルアップ」等について、自由にご記入ください。

「メンバーと接することで前向きな刺激をうけた」という声や、「受験生と接することで学びにつながった」という声が寄せられました。

Q.会社組織と異なり、受験生支援団体には職位や部署がありません。会社組織と比較した時のメリットを選んでください。(複数選択可)

受験生支援活動は、自ら「やりたい」と手を挙げて集まったメンバーによるボランティア活動。診断士試験の経験を生かしておこなうプロボノです。

会社組織とはちょっと違う成り立ちですよね。

第1位:連帯感・チームワーク

第2位:メンバーのモチベーション

第3位:気軽に相談しあえる雰囲気

この3つの根っこは共通で、「モチベーション・貢献意欲の高いメンバーが集まっている集団だから」ではないかと思います。

ちなみに「役割分担の柔軟性」についても面白く、例えばセミナーだと「春セミナーではコンテンツ作りを担当、夏セミナーでは運営回り、秋セミナーではリーダーで登壇」というように、やりたいことを自由に経験することができます。一発合格道場での話になりますが、「セミナーの動画配信にチャレンジしたい」「10周年記念だから先代のリレー投稿企画したい」というように、アイデアを自由に出して実行に移すこともできます。

ただし、役割分担をふんわりと曖昧な場合や、メンバー毎のやる気にムラがある場合は、リーダーやよく気が付く人に仕事が集中してしまうこともありますので、注意が必要です。そんな時こそ、フォロワーシップを発揮したいものですね。

Q.会社組織と比較した際のメリットについて、自由にご記入ください。

ここで面白いのが「金銭報酬で動いていないので基本的に居心地が良い」「個人の利益を追求しない」という意見。本質的な指摘かも! 衛生要因を追求すると、チームワーク面で居心地を悪くする可能性があるのかもしれませんね、

Q. 受験生支援活動の経験は、あなたの本業に良い影響を与えましたか?

この質問には面白い結果が出ました。半数以上の人が「良い影響があった」と答えていますが、リーダー経験者のほうが良い影響を実感した人が多かったのです。

リーダーは、それなりに密度の濃い経験ができる、ということかもしれません。

Q. 「本業に良い影響が出た・出ている」と答えた方は、具体的な内容をご記入ください。

自由コメントで特徴的だったのは、「自信がついた」「前向きな気持ちになれた」など、メンタル面で良い影響を挙げる人が多かったこと。本業では緊張する場面や、意見の衝突などで疲れることも多々あるでしょう。気心の知れたメンバーとのプロボノの活動では、成功体験を積み重ねることができ、自信につながると考えられます。サードプレイス的効果もあるでしょう。

実際に私の話になりますが、昨年度の部署が肌に合わずに自信を失いがちだったところ、受験生支援活動を通じて自信や前向きな気持ちを取り戻し、本業で担当している仕事にも誇りを持てるようになった、という経験があります。

さて、続いては「リーダー」に関するアンケート。受験生支援活動では、「ふぞろい全体のリーダー」「ブログリーダー」「セミナーリーダー」のように、活動内容によってリーダーが設けられています。何らかのリーダー経験がある人に聞いてみました。

Q.リーダーの経験を通じて、特に向上を実感した能力を選んでください。(複数選択可)

リーダー経験者の母数は12名。半数以上が能力の向上を実感したのは、「タスク管理能力(チーム全体)」という結果になりました。

Q.リーダーの経験を通じて得た「気づき」や「スキルアップ」等について、自由にご記入ください。

なるほど、深いですね~。複数の人が挙げてくれたのが「リーダーが完璧でなくてもチームは回る」というところでしょうか。

リーダーが一生懸命引っ張らなくても、メンバーに任せていれば安心、いざとなったら協力して乗り越えていける、という気付きがあったのだと思います(私も実感しました)。

組織成立の三要件は、共通目的、貢献意欲、コミュニケーション。これに「メンバー同士の信頼関係」が加われば、超強力なチームができる――。ふぞろい10の先輩、カズさんがそう語っていました。心地よいチームを当事者として体験することは、かけがえのない財産になるのではないでしょうか。

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今回のアンケート結果は、本業以外のチーム活動が前向きな学びにつながる、ということを教えてくれたのだと思います。

診断士関係でも、それ以外の分野でも、チーム活動を積極的に楽しんで、世界を広げられるといいですよね。私もそうしようっと。

以上、かわともでした!

明日は再現答案班のリーダー、そうちゃんの登場です。優しいキャラでみんなを和ませつつ、タイトめなスケジュールのなか万全のタスク管理をしてくれました^^ ミーティングのオープニングトークも魅力的な彼、明日の投稿にも期待ですね!

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