実務補習を終えて

同友館
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皆さん、こんにちは!
ブルーオーシャンです。

診断士の登録要件取得の為に実務補習を7月、8月、9月と受講しました。

実務補習では、5〜6名のグループで、実際に企業にインタビューを行い、グループでディスカッションして企業のSWOT分析などを行いながら課題を抽出し、提言にまとめる作業を行います。そして、80ページ程度の報告書を作成し、実際に企業に報告します。

9/17に企業への報告を行い診断士登録の為の申請を行いました。

その3回の実務補習で感じたことをお伝えしたいと思います。

実務補習は、大体のメンバーが平成30年度に2次を合格された見ず知らずの方で結成された即席チームです。

1日目に集まって質問内容などをまとめ企業にインタビューに向かいます。
翌日の2日目は、前日のインタビュー内容を元に、PEST分析、SWOT分析などのフレームワークを用いて企業の分析を行います。
翌日からは各自が、話し合った報告書の骨子に基づいて内容を書く自習期間になります。

3〜4日目は、各自が自習期間に書いてきた報告書のレビューと修正を行い、5日目に企業への報告日を迎えます。

実務補習で感じたことは、参加者が皆、中小企業診断士の試験勉強で得た共通の知識やフレームワークを知っているため、話し合いの展開がスムーズだということです。

ベースの考え方が同じなので、診断先企業の課題に対する対応策を考えるにも議論が、脇道にそれたりすることはほとんどありませんでした。

前述しましたが、補習の初日は企業への質問内容をまとめたり、インタビューで時間を使ってしまうため、2日目で企業の課題や報告書の骨子を固められていないといけません。2日目と3日目の間に各自の報告書作成期間が入り、3日目、4日目は、各自の報告書の擦り合わせをし、推敲する期間だからです。5日目は企業への報告日なので、4日目には仕上がっていないとならないのです。

ですが、メンバーの思考プロセスが似ているためか、議論が煮詰まってしまったり、結論が出ないということはありませんでした。

自分の会社で同様の内容を話し合おうとする場合、コンサル会社でもないので、まず「フレームワークとはなんぞや」から共有することが必要だと思います。

社員全員が診断士の勉強をすることが一番手っ取り早い早いのではないかと思うほどです。

実務補習のメンバーで何故スムーズに議論が進んだかと言うと、組織成立の3要素  

*共通目的

*貢献意欲

*コミュニケーション

が揃っていたからだと思います。

実習なので、実務とは異なる点もあると思いますが、診断士っていいなと感じられた期間でした。


2次試験と同様に実務補習においても提言に求められる事柄は突飛な発想などではなく、課題を解決する為に、実現可能性も加味し現実的に可能と思える内容です。
診断士の勉強で学んだことがまだまだ企業では実践されていないことも多々ありますし、実際に企業が取り組んでみようと決断し、実践出来る内容でないといけない為です。
2次試験の勉強は実務に結びつくものだと実感した次第です。

本日は、このあたりで。

明日はほっしー がお送りいたします!

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