明日の自分に貯金する

10月20日。何の日だかは言わずもがなですが、同日に宅建士の試験が開催されます。
僕の会社は不動産屋。今年チャレンジする若者たちにプレッシャーをかける先輩たちがふつふつと出てくるのがこの9月下旬。

直前期に限らず7月くらいから声かけて元気づけてあげれば良いのに、と思うもののやっぱり人間直前にならないと火はつかないもの、他人ごとならなおさらです。

僕はプレッシャーとかはあまりかけません。もちろん頑張って勉強してる子は応援しますけど。
診断士の勉強を通して、資格試験の勉強って言われてやるようなものじゃない、という新たな価値観が芽生えたからです。
上司からは「お前がもっと率先して勉強させろ」みたいなこと言われますけどね。

どーも、飛ばない豚はなんとやら☆ストレート合格サポーターシュンです。

宅建が簡単だとは思ってませんが、仕事上必要で、とれば給料もあがるのに、それでも何かと言い訳つけて取り組まない人間が周りにはたくさんいます。彼らがいつか勉強することの意味に気付いてくれますように。

さて本題。去年の今頃の話です。

僕は会社で昇格しましてそれに応じた研修を金土で受ける事になりました。社内研修が限りなく少ない会社なので、昇格とかがない限りは土曜日に出てまで研修するなんてことはまずありません。
そんな宝くじがあたるような確率で発生する研修が、まさかの2次試験の前日・前々日に設定されました。

僕は上司に抗議しました。1年間頑張ってきた試験が日曜日にあるため研修には参加したくない、と。

上司はこう言いました。その資格は会社が取得を推奨している資格なのか？

残念ながらうちの会社にとって中小企業診断士は知っているヒトのほうが少ないくらいの知名度。当然推奨資格でなければ取っても給料上がりません。

いいえと答えた僕に上司は、だったら研修は出てもらわないと困る。と切り替えしてきました。

上司の言い分もわかります。僕を評価してくれて、昇格させるために色々と動いてくれたのは容易に想像できましたし、今までお世話にもなってます。

でもその時はかなりショックでした。いろんなひとに愚痴をこぼしたほどです。
そもそもこんな資格試験シーズン真っただ中に研修いれるかね？
そもそも診断士が推奨資格になってない時点でなんてセンスのない会社だ！
こんな会社潰れてしまえってね。

結構重たい気持ちが数日続きました。
前の日は午前中にちょろっと勉強して、午後はゆっくりリフレッシュするつもりでいましたからね、研修で疲れた頭で試験を受けるなんて嫌で嫌で仕方ありませんでした。

しかしまぁそこは小心者の僕です、結局しぶしぶ研修に参加しました。

前日、前々日がなかなかに時間を取れないことが分かったので直前にやっておきたかったことをちょいと前倒し、と勉強計画の見直しをかけました。
鉄板フレームワークの見直しとか、それこそ当日の持ち物・スケジュール確認とか。

とまぁ何が起こるかわからないのが残念ながら僕らの生きる現実社会。
２次試験の性質上1，2日時間取れなかったからってどうこうなるもんでもないですが、怖いのはそこで時間が削られたって感じる負の感情、心の負荷です。

メンタルも万全で挑むべきです。
不測のトラブルがおこって1日体奪られるなんてことは結構な確率で起こります。

残り１か月きりました。そんなことが起こってもいいように今できることは今やって、明日の自分に貯金をしてください。
ちょっとくらい無理する価値のある期間です。

余談ですが、口述試験の前日の金土にも農業体験研修とかいって田舎に駆り出されました。
こんな会社潰れてしまえ、とまさかこんな短スパンで2度も思うとは思ってもみませんでした。
なんならこの農業体験研修は１度断ってます。理由は1次試験当日が重なる金土曜日だったから。
そんなに受かってほしくなかったのかな・・・

明日はブルーオーシャンです。みなさん、ブルーオーシャンのやさしさに癒されてください。