効果的なふぞろい活用法

同友館
doyukan_logo

みなさん、こんにちは!
ブルーオーシャンです。

本日は、ふぞろいを活用した過去問演習についてお伝えします。

1.過去問の用意

過去問演習の時は、中小企業診断協会や予備校のHPから過去問の問題や解答用紙をダウンロードし、毎回印刷したものを使っていました。
他の受験生がどうされていたかはわかりませんが、試験の書式に慣れるためにも有効だと思います。

2.設問文

まず設問文を読んで①聞かれていること、②制約条件を確認します(始めに与件文の冒頭2〜3行の企業概要を読むのもいいと思います。)。
その際に、解答の字数制限や配点も確認します。
おおよそのイメージですが、解答に盛り込むキーワードは、解答用紙の一行(20字)に1〜2個、100字なら6〜8個位は入ると思いますので、そのくらいの解答要素を与件文から探すなり、知識を用いて導き出す訳です。

3.与件文

⑴段落に番号振りをしてました。文章の段落が、視覚的に見やすくなります。段落ごとに書かれている内容は、別れているのが、通常ですので、解答のヒントはどのあたりに書いているかの傾向も事例の取組を重ねるうちに掴めてきたりします。

⑵与件文を読む上で、主にチェックしていたのは、SWOT、登場人物(創業者、現社長や自社のキーパーソン、競合、顧客、協力者 ※それぞれなりそうな人や企業・団体を含みます。解答に使う要素になると思われるので当たりをつけていくイメージです。)、現社長の想い  などです。

4.解答作成

⑴設問の解答キーワードとなる項目を余白にメモします。
いきなり解答を書くのではなく、キーワードを列挙したり、文章構成を考えてから、解答を作成しましょう。
設問の制約条件を満たしているかも確認します。

⑵文章を書くときは、設問で問われていることから書き始めると読みやすく解答要素を外しにくくなります。
例えば「理由」を聞かれている場合は、「理由は〜」で書き始めます。
キーワードを列挙する場合は、①〜、②〜、③〜と番号を振ります。課題と対応策などを対比して解答する場合は、
同じ番号に課題と対応策を揃えて書くと効果的です。

⑴のキーワードのメモを書く際に番号で整理すると、頭の中も整理出来ます。

解答の文章の結びは、効果の要素を書ければ、尚良いです。設問の要求を加味することを忘れずに。
例えば
①〜、②〜、③〜を行い、売上向上させる。

①〜、②〜、③〜を行い、モチベーションを上げる。

5.採点

⑴ふぞろいのキーワード採点を行います。
⑵合計点まで算出しましょう。
私は、最終的に一つの事例で80点以上取れるまで繰り返してました。
根気強く繰り返していくと、点数が伸びてきます。きちんと成長していることのバロメーターとなります。

6.振り返り

⑴キーワード採点した結果、解答に盛り込めなかったキーワードに関し、何故書けなかったのかを確認します。

・書こうと思ったけれど、他のキーワードと優先度を考えて書かなかった。

・文章構成が上手くいかず、盛り込めなかった。

・そもそも書くべきキーワードとして考えていなかった。

など、理由はいくつかあると思います。

1次の過去問演習の場合、難易度A〜Eのうち、ABCまでは必ず解けるようにしていたと思いますが、2次も同じで、「みんなができた」問題からで構いませんので、次に解く際は得点が伸びるように意識しましょう。

⑵解答できるようにするために対策を考えます。

・設問の制約条件が抜けてしまった
→制約条件をしっかり認識し、解答に含むのを忘れない様にします。

・与件文から拾えてなかった
→何故、拾えてなかったかを考えます。重要視できずに読み飛ばしてしまったとしたら、与件文を再度読み、設問を確認し、論理的な流れを捉えてキーワードとして用いるべき理由をしっかりと理解します。

振り返りの作業は大事なので気を抜かず取り組むようにして下さい。

みなさんの勉強がはかどることをお祈りします。本日はこのあたりで。

明日は、ほっしー  さんです!

「この記事が参考になった」と思った方はクリックをお願いします!
SNSでフォローする