ふぞろいメンバのzaroです。
先週は、東京と大阪にてふぞろい夏セミナーを開催しました。
最初は非常に緊張した面持ちだった受講生もふぞろいメンバの2次試験までの過ごし方の紹介でだんだん「やってやるぞ!」という顔つきになってきていました。
限られた時間の中で、盛りだくさんの内容を紹介したので少し最後は時間が足りなくなったりしてしまって申し訳なかったのですが、アンケートの結果では満足度が高かったようなので、ふぞろいメンバ一同「ほっ」と安心しています。
さて、過去問はやっていますか?(過去問の大事さはこちらで確認)
過去問に着手して最初の「壁」は時間配分だと思います。最初から80分の制限時間内で解ける人は少ないと思います。
私も最初に過去問にチャレンジした時には約90分たっても終わらなかったです。
そこで何か対策をしなければということで、以下のような対応しました。
0. まずは現状把握
2次試験向けの学習をはじめた初期の頃は、与件分の内容把握や文章を書くことに必死で、まったくマネジメントは出来ていませんでした。
そこで、自然体で過去問をやった場合にどんなポイントに時間がかかっているかを把握しました。
(つまり、ECRSを意識して工程分析・作業分析ですね!)
1. 問われていることを把握してから効率的に与件を読む
まずは、初期のころに時間が非常にかかっていた与件文の読み込み時間。
平均で2.5ページ程度ある文章を読んで内容を把握するのに非常に時間がかかっていました。
<原因>
与件を読んでも内容をぼんやりしか把握できず、設問を解く際に改めて詳細を把握するために何度も読み返しているからでした。
<対策>
(みなさん既にやっていると思いますが)設問をしっかり読んで、要求内容および制約条件をしっかり意識(私の場合は鉛筆でマークして)して、それぞれどんな内容が求められているかを意識して、与件を読むようにしました。
2. 与件内の課題点、問題点には思いついたキーワードをメモ
次に解答を考えるのにかかっていた時間。100字程度を埋めるためにはそれなりにキーワードを考えないといけませんが、うまくキーワードが浮かばず、解答欄をなかなか埋められません。
<原因>
文章を記述しながらキーワードも考えていたため、「思い出し」や「与件の確認」に時間がかかっていました。
<対策>
設問文や与件を読んだときなどに、浮かんだキーワードを周辺にメモとして残すことを行いました。
解答に使えないキーワードが出る可能性もありますが、ここは過去問の繰り返しの対応の中で精度があがっていきました。
思いついたらすぐにメモをすることで文章を書くときには考える必要が減り、時間短縮につながりました。
3. 解答の下書きは矢印でOK
そして、文章構成を考える時間。診断士試験では「論理的に」とよく言われます。しかし、「文章」を書く機会が少なく、編集する時間が非常に遅かったです。
<原因>
前述したとおり考えながら文章を書いていたため、何度も解答を書き直し、80分終わると机が消しゴムだらけになっていました。
<対策>
文章構成を事前にメモ書きをする事を試しました。しかし、2度も文章を書くのは時間短縮につながりません。
そこで、メモしていたキーワードを簡単に矢印でつなぐことで文章の「流れ」だけを下書きとしました。
解答のためのメモは採点される訳ではないので、自分だけ分かればいいわけですから。
以上のような3つのポイントを自分なりに何度も練習することで、定着させ時間短縮させることが出来ました。
繰り返し作業による経験効果もあったと思いますが、如何に効率化させるか、は受験時代に「ずーーーっと」意識していました。
まだ、60日以上時間はあります。
みなさんも自分なりに工夫して、問題点の発見、課題の設定、対応策の検討、対策の実践、振り返りと対策への反映を行うことで、エクセレントな解答を作れるようになってください!