忙しい今だからこそ2次対策を!

同友館
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みなさん、こんにちわ。大阪チームのぁっです。


先日、中小企業診断士試験の申し込みが締め切られ、1次試験もあと2か月と少しとなりました。


1次試験が終われば次は2次試験対策が始まるので、ここから5か月弱は勉強漬けの毎日となることでしょう。


1次試験後の2か月半の負荷を少しでも軽減したいのであれば、苦しくても今2次対策は行っておくべきだと思います。


今日は、私の2次試験の解法の一部を紹介したいと思います。この解法を取り入れてから解答が安定するようになったので、ぜひ一度お試しください。


今日紹介する解法を試すだけであれば時間もそれほどかからないので、1次試験の合間でもできると思います。

さて、中小企業診断士試験2次試験はどういった試験でしょうか。


課題や問題を抱えた事例企業が、中小企業診断士にアドバイスを求め、経営資源を生かしてあるべき姿を目指すというものですよね。


なので2次試験であなたに求められることは、事例企業の問題点を取り除き、課題を指摘し経営資源を生かした施策を助言するということになります。

与件分には必ず事例企業の課題や問題点が示されています。では、その課題や問題点はどこで解決すればよいのでしょうか?

そうです。

各設問で解決してくのです。試験である以上、「いったん持ち帰って後日改めて伺います。」は通用しません。

私の行っていた解法は次のようなものです。
① 与件から事例企業の問題・課題を見つける(赤色でアンダーラインを引いていました)。
② ①で見つけた問題・課題がどの設問で解決させるのか決定する(先ほど引いた赤色のアンダーラインのわきに設問番号を記入)。
こうすることで与件と設問を対応づけることができるので、この設問には何を書こうかと悩むことが少なくなりました。

では、実際にやってみましょう。
今私の手元には25年事例Ⅱがあるので、それを使ってやってみます。
いくつか課題が見て取れますが、一番わかりやすいのでいくと、第8段落に以下のような記載があります。

商品情報発信と受注システムを兼ねた販売サイトを構築すること自体は簡単なことであったが、どのように受注を増やすのかが難題であった。

ダイレクトに書かれすぎていますが、販売サイトを活かして受注を増やすという課題があることが見て取れます。
そして、設問に目をやると、第4問設問2に次のように記載されています。


オフラインでの施策により、B社のインターネット販売の売上拡大を目指している。そのためにはどのようなコミュニケーション戦略(中略)が有効と思われるか。

どうですか?

わざわざ与件と設問を結び付ける必要ってあるんでしょうか?
たしかに何も考えず設問にダイレクトに答えれば、前述の課題はおのずと解決されるので、与件を結び付ける必要はないように思われます。


では、与件と設問を結ぶことで、どのような効果が生まれるのでしょうか?

設問ではコミュニケーション戦略についての解答が求められています。設問だけ見れば解答の方向性はいろいろありそうな気がしますが、結び付けた与件を見に行くと、商品情報発信と受注システムを兼ねた販売サイトと書かれています。ここから、販売サイトは単に受注だけではなく、情報発信のようなことにも使ってよいということを判断し、この販売サイトにある情報発信を活かせるようなオフライン施策を解答に盛り込んでいこうかと、解答の方向性を決めることができます。

以上より、次のような解答を考えてみました。

解答例
X市に訪れる観光客に対し、かまぼこ作りを体験できるイベントを開催し、その様子をB社サイトで掲出する。これによりイベント参加者を販売サイトに訪問するよう促す。(ふぞろい採点 11/15)

このオフラインからオンラインへ顧客をつなぐ施策はふぞろいにも載っていなく少数派の解答でした(><)。

どうでしたか?
問題・課題を発見し、設問と結びつける。忙しい今でも隙間時間にできるのではないでしょうか。
ぜひぜひお試しください!!

明日は事務局長、いとーの登場です。お楽しみに!

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