(図解)「読解力」を妨げる要因

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おはようございます!こつこつやれば何でもできる!多年度合格ナビゲーターのけーすけです。

もうすぐゴールデンウィークですね!仕事が忙しくてなかなか勉強できなかったという方も多いと思いますが、立て直すチャンス到来ですね。

2次未受験の方もゴールデンウィークには是非2次試験の事例を1年分4事例解いてみてください

イメージを持っているだけで、1次試験合格後にスピーディーに2次勉強に入れるようになりますよ!

今日は、そんな2次試験の読解に役立つ「読解力を妨げる要因」についてご紹介します。

過去にセミナーの個別相談会で「読解力」の改善方法について聞かれた際に、時間がなくて十分に説明ができなかったので書きました。参考にしていただければ幸いです。

【読解力を妨げる要因】

私は、小・中と何となく読解をしていたため、得意とは言えませんでしたが、高校~大学にかけて、大学受験の小論文対策などで、どうしたらきちんと読解できるのか、結構真剣に考えました。

また、大学時代には本を年間100冊以上読むようになり、特に難解な本(西洋の哲学本)を読む中で改めて読解力の威力を感じるようになりました。

その経験の中から自己点検して作成したのが上の図になります。(すべての人に当てはまるかわかりませんが・・・)

①~③は、読解力の基本不足です。過去問演習などを通して、2次試験独特の文章への慣れにより、さくさく文章を読めるようになれば大丈夫です。1次試験の「運営管理」や「企業経営理論」や「財務会計」などが未修の場合は、今の段階ではある程度仕方ないです。もし文章自体への慣れが不足している場合は、マーケティングや工場改善、経営などの一般書を読んで読むスピードをアップさせましょう。

⑦~⑨は、いわゆる見落としです。読解力がある人でも油断すると間違えます。特に⑧キーワードの見落としは、2次試験では即失点につながるので、SWOT分析やマーカー、下線などで忘れないように印を付けるようにしましょう。⑦論理・因果は、本来非常に重要なファクターですが、2次試験は、そこまで難解な文章ではありません(ただし、事例Ⅳの問題文は難解で、わざと複数の解釈ができるようにしていると思ってしまう程です。)ので、説明は割愛します。

④と⑤は重要なので少し詳しく書きます。(⑥は診断士試験ではほぼ関係ありません。)

まず④ですが、これは消極的な思い込みです。Aという問題に対して、なんとなく最初に思いついたBという前提(ふぞろい流では「単面的に」)で解答してしまうことです。疲れているときや意識を向けていない時に起こります。本当はCやDやEも考慮してBという前提に立つべきなのに、なんとなく選んだので、選んだことさえ意識しないまま、次に進んでしまいます。これが一番危険な見えない思い込みです。対策としては、問題文に対して常に他に考慮すべき点はないか確認しましょう。聞かれていることを四角で囲い、前提に下線を引くなどしましょう。与件文に対しては、他に解答に使える箇所はないか意識して確認しましょう。

次に⑤ですが、これは積極的な思い込みです。いわゆる思い込みです。過去の経験に照らして、この場合はこうだ!と決めつけてしまうことです。これは無縁の人は無縁ですが、やる人はしばしばやってしまい、解答があらぬ方向にいき大幅減点・・・なんてことになりかねません。こちらは決めつけた瞬間、「これで間違いない!」「すごいことを思いついた」という自信満々な気持ちになります。その箇所に印をつけておき、少し時間をおいて冷静になってから再検討しましょう。

このように読解力を改善し本来の力を発揮には色々な要素があると思います。

明日は、一次試験は二度と受けたくない★二次試験ストレート応援ナビゲーターいとーです。

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