みなさん、こんにちは。
継続は力なり!多年度生合格ナビゲーターのほっしーです。
今日から4月ですね、年度の始まりでもあり、今日から身の周りの環境が変わる方も多いのではないでしょうか。また、お花見シーズンですね。普段の勉強から離れて気分転換のよい機会でもあります。メリハリよく、季節を楽しめるとよいですね。
そういう私はというと、昨年は、家族とドライブして、夜桜を見に行きましたよ。
新しい気持ちになる時期ですので、1次試験に専念されている方、ぜひ、2次試験のことを先に知っておいてください。過去問に取り組むもよし。春セミナーに申し込んで情報収集するもよし。情報収集のアンテナを張って見て下さい。
今回は、2次試験メモの取り方①の続編としてお伝え出来ればと思います。
前回の記事はこちら。
先に、前回もお伝えした2次試験の取り組みの流れから。
目次
どのようなメモをしているのか伝えるにあたり、取り組みの流れを説明しておいた方がいいですよね。そこで、ほっしーが行っていた手順を説明し、その中のメモについて、フォーカスしていきます。過去問の取り組みは、下の3番からスタートというイメージです。
この中で、6まで前回説明しました。
1.受験番号記入
2.ホッチキスを外す
3.与件文の段落ごとに番号振り ついでに1段落を斜め読みして企業概要把握
4.設問番号へ色分け
5.余白の紙に設問毎の番号振りと色付け
6.設問文にメモ
7.解答の型と表を余白の紙に記入 設問毎に6,7繰り返し
8.与件読み+メモ
9.骨子作成
10.解答
では、7の説明をするにあたり、ちょっと繋がりが見えにくくなるので、「6.設問文にメモ」についておさらい。
設問文には、シャーペンで、下線、2重下線、□囲み、○囲みで解釈した内容ごとに追記する方法を取りました。
下線 :問われている要素
2重下線:答えること、問われていること
□囲み :制約条件
○囲み :時制
この、2重下線が大事で、次の作業に続きます。
イメージはこんな感じ。
使った筆記用具は次の通り。
・シャーペン クルトガ 0.5mm
設問文のメモで記載した、2重下線の部分が問われていることです。
なので、それを主語にした型を先に作ってしまいます。
設問番号を書いた紙の上部を利用して、大枠で型を記載します。
例:平成30年事例Ⅰ設問1の場合、「理由」が問われていました。なので、設問文の「理由」と書いた部分には2重下線が書かれています。そこで、
「理由は、① ② のため、○○○。」
とし、この〇〇〇の部分は、設問で問われた要素が当てはまれば、とりあえず書いておきます。
「理由は、① ② のため、規模の小さな市場をターゲットとしている」
そのまま使うかどうかは別として、型を準備しておくことで解答要素を大きく外すことを防ぎます。
□で囲んだ制約条件は忘れないよう、一番上にメモして□で囲んでおきます。メモを取っている場所と設問文とが離れた場所になるため、忘れないようにするためです。書いていない時に、制約条件を忘れて解答してしまった失敗からの教訓でもあります。
表を作成する。横線を1本引き、左側より切り口用のエリア、縦線、与件などヒントエリア、縦線、つまりどういうことのエリア という感じで表に整理して当てはめられるエリアを準備しました。この時点で切り口にあたる部分が思い浮かべば、先に書いておきました。
SWOTならS、W、O、Tなど。人的資源管理なら、採用・配置、評価、報酬、能力開発の頭文字。組織構造なら、部門、組織、権限委譲、コミュニケーションの頭文字。
イメージとして、次のような感じです。
先にメモをするための表を作っておくことで、メモする器ができ、作業化し易くなります。
表を準備したことでのメリットとして、80分という短い時間の中で各設問を整理していくのに役立ちました。
以前は、各設問文の空白部分にメモを取るようにしていたのですが、スペースが足らなくなることや、メモの標準化がしにくいことから、作業化し易い方法として、改善していった結果、問題用紙の白紙部分に表を書く方法にたどり着きました。
メモの取り方は、みなさんそれぞれだと思います。ほっしーは、そうしてたんだーくらいで、見ていただければと思います。ちょっと興味が沸いた方は、試してみるのもアリだと思います。
与件読みを進めつつ、次の事を行いました。使った筆記用具は次の通り
・フリクションボール 0.5mm 青
・フリクションライト こすると消える蛍光ペン 5色 黄色、ピンク、緑、青、オレンジ
与件文を読み進めながら、次の①~⑥の作業を並行して行います。
①SWOT分析 (フリクションボール 青)
与件文を読みつつ、これが強みだ!弱みだ!機会だ!脅威だ!という部分に下線を引きます。工夫した点は、S、W、O、Tを下線の下に記入する際、それぞれの記号が極力縦に一直線に並ぶようにしたことです。左側の列が「S」、左から2番目の列が「W」、左から3番目の列が「O」、最後の列が「T」としました。予定した通りに下線が引けなく、例外もでますが、パッと見で、どこに「S」強みが書いてあるかなど、分かりやすくなり、後の整理の作業化が行いやすくなります。
この縦に並べる方法にたどり着く前は下線の始まりにSなどの記号をメモしていました。メモしたSやOを見付けるのに多少時間が掛かっていたことと、確認漏れが生じやすかったことが課題でした。縦に並べる方法に切り替えたところ、見付ける時間の短縮と、確認漏れが少なくなったように思います。
②時制の言葉に〇で囲む (フリクションボール 青)
時制を表す言葉に〇を付けていきます。後で見返したとき、どの時期のことを説明しているのか、パッと見でわかりやすくなり、整理していく時間の短縮に繋がったと思います。設問の制約条件で、時期のことに触れているなら特に注意深く時制を外さない取り組みが求められます。見付け易さは重要です。
③逆説的な接続詞に▽付け(フリクションボール 青)
「しかし」などの接続詞に▽を付けます。話が変わる部分でそのあと重要なことを述べていることが多いため、整理していく際に、重要な場所の目安になります。
④事例毎の対比させたい大事なワードに□で囲む(フリクションボール 青)
事例Ⅰなら、部署の対比などの記載があったら、部署を□で囲む など。後で整理する際、対比させたい部分がすぐに見付かります。
⑤設問との関連付け(フリクションライト 5色)
与件文を読み進める中で設問と関連のある部分が出てきたら、次の色で文字を塗ります。
第1問 黄色
第2問 ピンク
第3問 緑
第4問 青
(第5問 オレンジ)
設問との関連付けが、色で識別出来るので、整理していくのに役立ちました。フリクションライトを使う理由は、すでに色づけしていても、読んでいるうちに別の設問に結び付くと思ったとき、消せるからです。
与件文への色づけは、練習を重ねていくとスムーズにできるようになります。同じ部分を、別の設問でも使いそうなところは、二色の線になります。復習する際にも、対応付けが適切だったか、見直しが行い易いと感じました。
ただ、ペンの持ち変えなど、手間が増えることにもなります。ストレスに感じるようでしたら、この方法は合わないかもしれません。
⑥思い付いたキーワードを余白にメモ(フリクションボール 青)
与件文を読み進める中で、ふぞろいな合格答案などで出てくるキーワードが浮かんだら、余白にメモします。
イメージとしてはこんな感じです。
本試験中にメモしたものなので、多少異なっている部分もあるかと思いますがご愛敬で。
あとは、5の余白に作成した設問毎に作成した表へ記入を進め、解答を整理していきます。
メモの取り方は人それぞれ。ふぞろいだと思います。80分の時間内に解答を安定して作成するために、なるべく作業化出来る部分を増やし、考えることに時間を使えるように工夫してきました。今回紹介してきたほっしー流のメモの取り方は、整理することを作業化する手段の一例です。一部分でも取り入れてみようと思うことがあれば、パクッてみて下さい。
今はまだ、2次試験のことは後回しという方、気になったら、ほっしー流〇〇で書いてあったなぁと頭の片隅にでも残ってくれればと思います。思い立った時に読み返してもらえたら、うれしいです。
明日は、直感に身を任せた筋トレ人、もってぃの登場です。