ブログをご覧のみなさま、こんにちは!
「全身全霊!受験生の応援部員!2年生合格ナビゲーター とよでぃ」です。
前回の投稿で、大学時代応援部だったことを紹介しましたが、
かずさの予想通り、お酒の飲み方は応援部時代に培われました笑
(でも、昔の方が相当酒癖悪かったんですよ。今は大分マシになった方)
いよいよ、2次筆記試験まで1週間ですね。
これまで受験ノウハウを色々と書いてきましたが、もうここまで来たら、
あとは気合です!
そうです、気合。
「…なにこの脳ミソ筋肉野郎、ちゃんと受験ノウハウ伝えろや!」
って思ったそこのあなた!
なんやかんや、最後の最後は気合です。
私個人としては、
この2次筆記試験、気合で乗り切ったと思っています。
事例Ⅲ・Ⅳで残り時間3分で殴り書いた解答があったから、合格出来たと思っています。
本番で、
本当に何を書いたらいいのか分からない、
ああマジでどうしようまた1年間勉強するのか、
いつ終わるんだこの受験ループ
…って相当テンパった私の実体験を基にして
今回のタイトル「苦し紛れの粘りの極意」をお伝えしたいと思います。
強く言いたい。
どんなに苦しくても、
最後の最後まで、粘ってください。
何が何でも解答用紙を埋めてください。
…でもここで1つ注意なのは、
ただ闇雲に文章を書いて埋めるのは望ましくありません。
最後の最後、解答用紙を埋める際のポイントは以下の2つ。
【粘りの極意➀】与件文の言葉を盛り込む
【粘りの極意②】複数の要素を箇条書きする
それぞれに関して、詳しくご紹介していきます。
【粘りの極意➀】与件文の言葉を盛り込む
このふぞろいブログをご覧のみなさまは、
ほぼ間違いなく「ふぞろいな合格答案」シリーズを使って
2次試験の勉強をされていると思います。
改めて過去問の解答キーワードをご覧ください。そして与件文と見比べてください。
多くの解答キーワードは、与件文に書かれているものではないでしょうか?
中には書かれていないものもあるとは思いますが、
得点の高いキーワードは与件文に書かれているものが多いのです。
※少しふぞろいの内情をご紹介しますと、1点や2点など低い点数の解答キーワードに関しては、再現答案に書かれていた絶対数が少ないが一定数あるがために、点数を付加したに過ぎないものもあります。その多くは与件文には書かれておらず、よくありがちな知識を受験生が盛り込んだものであったりします。
ふぞろいで再現答案の分析した経験から、
与件文から引っ張ってくることが出来る誰でも書ける解答要素が、
得点が高いと考えています。
ではここで具体例を基にご紹介致します。
平成29年度事例Ⅳ 第4問
(設問1)親会社D社単体の事業活動における当年度の損益状況を、30字以内で説明せよ。なお、子会社からの配当は考慮しないこと。
…昨年試験当日、これを見て
「はぁぁぁ?分かるかぁぁぁぁぁ!( ゚Д゚)」って思いました。
連結財務諸表なんてこれまで出題されたことないし、
そこから親会社の状況がどうとか、どう分解して読み解くなんて全く知りませんでした。
で、苦し紛れで書いた私の解答は…
とよでぃ解答
「減損損失と工場閉鎖関連損失により、当期純利益は小さくなっている」
…あとから考えれば、「小さくなっている」って表現何なの?って思いますね。
相当テンパっていたことは間違いないです。
ただこの解答、ふぞろい流採点では7点中5点!!
しっかり得点できているんです。
「減損損失」と「工場閉鎖関連損失」はしっかり記載があって、
損益計算書の下の部分に記載があります。
実際の記載を示しますと、
「営業外収支は受取利息・配当金、営業外費用は支払利息、特別損失は減損損失および工場閉鎖関連損失である。また、法人税等には法人税等調整額が含まれている。」とあります。
正直何書いていいか分からなかったので、特別損失の額も大きいこともあり、
「減損損失」「工場閉鎖関連損失」をとりあえず解答に盛り込んだ形です。
そう、「書いてあったことを書いてみた」といった対応です。
もう1つ具体例を挙げましょう。
前回の投稿でも紹介しました、平成29年事例Ⅲ 第4問です。
設問文「C社社長は、今後大きな設備投資や人員増をせずに、高付加価値なCNC木工加工機事業を進めたいと思っている。これを実現するためには、製品やサービスについてどのような方策が考えられるか。140字以内で述べよ」
…「今後大きな設備投資や人員増をせずに」と見た瞬間に、
「じゃあどうすんじゃいボケぇぇぇ!!!(゚Д゚)」と心の中で叫んでいました。
前回の投稿「事例Ⅲの解き方(事例Ⅲ分析リーダーの見解)では、
「事例Ⅲとは何たるか」を偉そうに語っておりますが、
1年前の私は単なる1受験生であったわけで、
それなりに出題形式の違いに発狂するがごとく、相当テンパっていたのです。
(事例Ⅲ以降は、過呼吸に近い状態でした)
この第4問はどうすればいいかよく分からず、
放置したまま相当時間が過ぎていきます。
終了3分前まで全て空欄状態で、そこから殴り書いたというのが実際の対応です。
で、書いた解答は(前回もお示ししましたが)
「方策は、①顧客から改良ニーズを収集し、新製品開発や製品改良に活用する、②メンテナンスなどのアフターサービスを設ける、③メンテナンス方法の指導サービスを実施する、④プログラム作成方法の指導サービスを行う、である。以上により、事業の高付加価値化を図る。」
でもこの解答、ふぞろい流採点では、30点中26点!!
字数は20字ほど余っていたので、微塵も自信はありませんでした。
解答の内容をよくよくご覧ください。
与件文に書かれている言葉を少し変えて方策っぽくして、
ただただ盛り込んだだけなのです。
実際「書いてあることを使ってそれっぽく書くしかないわー!」って思って対応しました。
でも結果、
事例Ⅲは得点開示結果は78点で、一番得点できました。
相当驚きました…。
この最後の3分の粘りが無かったら、合格していないでしょう。
続きまして、
【粘りの極意②】複数の要素を箇条書きする
「解答用紙を埋めなくてはいけない!」と思って解答を埋めると思いますが、
注意点としてやるべきでないことは、
文章をダラダラ書くこと。
たとえば、
「○○が△△のため■■が必要であり、▼▼に対して□□をして●●を実現することが方策である」
のような。某予備校演習問題の、模範解答みたいな解答ですね。
与件文に散らばっている要素をかき集めて、長々と論述するスタイル。
この対応は望ましくないと思います。
結局は1つのことを詳しく説明しているだけで、多面的ではなくリスクが高いと言えます。
書くことが分からないときの対応としては、箇条書きスタイルが望ましいと思います。
先程の事例Ⅲ第4問の私の解答を今一度ご覧ください。
「方策は、①~、②~・・・」となっています。
こうすることで
複数の要素を盛り込まれ、多面的な解答を作成することが出来るのです。
多面的な解答がなぜ良いかと申しますと、
大外しを防ぐリスクヘッジが出来ることと、
(あくまで結果論ですが)複数の要素が盛り込まれていることにより、
得点が積みあがるのです。
ここでもう1つ具体例をお示しします。
平成29年度事例Ⅳ 第4問
(設問3)「関連会社を子会社化することによって、経営上、どのような影響があるか、財務指標への影響以外で、あなたが重要であると考えることについて、60字以内で説明せよ。」
私とよでぃの解答は
「責任権限が明確化されることによって、意思決定が迅速化される。事業の業界に特化し、独自の企業風土を醸成できる。」
箇条書きとまではいきませんでしたが、2つの論点を盛り込んでみたという対応です。
これもまた苦し紛れの対応でした。
「どっちかは得点多少なりとも入ってくるだろう」くらいの気持ちで殴り書きました。
でもこの解答、ふぞろい流採点では14点中14点!
(…これはこれで相当驚きなのですが…)
苦し紛れでも書いて良かった!!
箇条書きして複数要素を盛り込み、
「どれかは得点はいるんじゃないかなー」って気持ちで対応することが望ましいと、
実体験からそう思います。
結果的にどちらも加点要素で得点が積みあがったらしめたものです。
今回お示しした3問の解答は、
本当に本当にギリギリの状態で、苦し紛れで対応したものです。
でも、それがなかったら落ちていました。
リアルな実況中継は、
「ふぞろいな合格答案11」の再現答案のページをご覧ください↓↓
・事例Ⅲとよでぃ編:p222~223
・事例Ⅳとよでぃ編:p246~247
最後の最後まで、あきらめず解答用紙を埋めてください。
気合です。
気合で書き殴ってください。
その際、
【粘りの極意➀】与件文の言葉を盛り込む
【粘りの極意②】複数の要素を箇条書きする だけは強く意識してください!
その苦し紛れの対応が結果として、
あなたの答案を「合格答案」にするのです。
当日、不測の事態は起きる事でしょう。
でも、絶対にあきらめないで!(真◯みき風に)
あきらめずに合格を気合で掴み取ってください!!!
みなさまと口述対策セミナーでお会いできることを
楽しみにしています!!頑張ってきてください!!
明日の投稿は、我らが事務局長!オクムーです!
熱い漢、オクムーの2次試験前のラストメッセージにご期待ください!!