最後まで走り抜ける

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こんにちは

ノリで合格してみたらええやん!独学ストレート合格ナビゲーターのさっきーです(^^)/

先日、ナイキオレゴンプロジェクトに所属する大迫傑選手がフルマラソンで2時間5分50秒の日本新記録を樹立しました。今年の東京マラソンでHondaの設楽悠太選手が日本新を出し、同年にまた日本新!5分台というインパクトもさりながら、前半のスロー展開から後半のスピードアップというレース展開への対応は圧巻でした。最後の最後まで勝ちにこだわったレースというのはこういうものか、と思いましたね。

さて、たくじの記事みたいな出だしになりましたが二次試験まであと2週間を切りました。いよいよ「直前期」ということになるでしょうか。一次試験の受験日からすると2か月が経過。受験生それぞれの環境下で必死の努力をしてきていることと思います。

ということで今回は、「直前期」=ラストスパートをどう描くか、についてお話しします。テクニカルな話よりも半ば精神論に近い記事を書くことが多いさっきーですが、今回もそんな感じです。

焦点をあてたいのは事例Ⅳ。
試験当日は泣いても笑っても最後の科目。事例Ⅰ~Ⅲをトップギアで走り続けた後にやってくる最後の科目です。受験生の中には会計士や税理士、財務会計大好きっ子は結構います。そんな確実に点を取ってくる猛者もいる中で、アナタだけが息を切らしている場合ではありません。

事例Ⅳで驚愕の98点をたたき出したまーくん曰く、事例Ⅳは「唯一、満点を狙える科目」です。
そんなん無理やで…と思われた方、そんな気持ちではまだ本番を迎える準備が足りていませんよ!

NPV等、投資判断の問題を解くとき、あなたなりの「下書き」は決まっていますか?解くときによって書き方が変わったり、一部の数字しか書いてなかったり、ということはないですか?いつも解けずに解法だけ見て満足していませんか?

「唯一満点を取れる科目」、それは超難問を解けるようになれ、という事ではありません。連結や200%定率法等、イレギュラーな問題は毎年ありますが、必要なのは例外への対応力ではなく、出だしが肝心です。

満点は厳しくとも、事例Ⅳは解ける解けないのゼロサムゲームではなく、部分点が付いてきます。例外的な問題で大問がすべて構成されることはあり得ず、必ず頻出論点を主軸にした問題構成です。足掛かりはいつもの自分なりの下書きで固め、あくまでターゲットは満点を取りにいく気持ちでいきましょう。1点を削り出すための下書きが大事なのです。

昨年、連結の問題が出たとき、さっきーはパニック状態になりました。パニック状態になった結果、「染めもの」のことが書かれてるのになぜか「染色体」が思い浮かんで「あれ?D社は医療系の企業だっけ?」みたいな思考に陥り、、、最悪の状態でした。そして最悪は続き、投資判断の問題でも大失点をしてしまうという、、、。

そんな中でも合格したことは本当に幸運だったのですが、せめてその中でも投資判断の問題できちんと下書きが書けたらな…と、未だに思います。

この失敗を分析したとき、一番の要因はどこにあったか?それは、「連結」という知らない論点が出てきたことではなく、勉強の際にきちんと下書きを書いて解答する、自分なりのクセを身に付けてこなかったことだと思うのです。

経営指標の問題等は解いてて楽しいため、勉強中はそっちばっかりに頭を使って、投資判断の問題はそこそこに流していました。最近、さっきーは別の勉強で財務会計の問題をよく解くのですが、今になって下書きの重要性を痛感します。

解いてきた問題集をもう一度総復習してみてください。後ろから解いてみるのもいいでしょう。頭の中で解き方がパッとイメージできますか?そしてすぐシャーペンに計算過程を書き出すこと(下書き)はできますか?残りの期間、新しい問題を解くよりも総ざらいをしましょう。

昨年の試験、大阪では台風直撃という最悪の環境下でした。そして事例Ⅰはよくわからない「リスク」の問題が問われ、事例Ⅲは定番のSWOT分析の問題が出題されず、そして事例Ⅳ…。今年は今年でどうなるかわかりません。それでも最後まで勝負に徹してください。

当たり前ですが、勉強していてできていないことは、本番でもできません。残りあと少し、最後の最後まで勝ちにこだわったあなたのレースを応援しています。

さて次回は、Mr.ブラック!?事例Ⅱチームリーダーまっすーが登場!ご期待ください♪

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